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2010/05/07(金)
友達とベイビーシャワーと
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今、オフィスで、サプライズのベイビーシャワーをやっている。来月に初めての子供が生まれる女の上司がいるのである。30代前半だろうか。旦那やら両親もきている。両親は高給とりと聞いている。きのうからプレゼントを買いにいったり、今朝はまたそばロールを作ってもってきたりして、ほんとにほんとに疲れてしまった。(笑悲)今、プレゼントあけをやってるけれど、なにやらばかげた風に思えるので、自分の机に戻ってきて今、これを書いている。(笑)女の赤ちゃんだそうで、そりゃもう、袋をあけるたびに、満場から、おお、おお、かわいい、かわいい、の連発でうんざりしてしまった。そりゃ、小さくて、ピンク色で、あったかくて、かわいいでしょう。でも、そう思うのは大人だけ。それも、親と祖父母だけ。生まれた赤ちゃんは何とも思っていない。(笑)オフィスがおばちゃんばかりで、この、おお、おお、の連発にうんざりして、逃げてきたというわけだ。(笑)まあ、がんばってちょ。。生まれたら最後、逃げられない。(笑)それにしても私なんかは、どうして、こういう私的なことを、みんなでおお、おお、と祝う?のかさっぱりわからん。(笑)まあ、演技してる人もいっぱいいるかも、だけど。(笑)コンピュータの人が、壁に、白人の赤ちゃんの大きな顔写真を映しだしたときは、ちょっといやな気分がしたなああ。。ここにいる人の中には、こんな高給とりのために、なんで私たちが??と思っている人もいるかも、である。まあ、とにもかくにも、生まれてくる赤ちゃんには罪はなし、で私も参加したけれど、ああ、疲れた、疲れた。。。(笑)生まれてくるのも、生むのも、ある意味、簡単。。人生はそこから始まる。。で、昨日の夜、ロサンゼルス近郊の友達に久久しぶりに電話をした。ロサンゼルスへ行く用があるので、会えるかな、と思ったのである。数年前に肺がんがわかったと聞いてたけど、まさか再発しているとは思わなかった。今、キモをしているという。ショックだった。ダコタのプロジェクトで知り合って、それから20年近く、毎年年賀状を交換してきた人である。私が本を出すと、いつも喜んでくれて、数冊買ってくれた。1冊は手元においてくれるとしても、あとはどうするのかな、といつも不思議に思ってきた。きのうも、たかこさんのシカゴ・イリノイ本はもう何回も読みましたよ、といってくれた。そして、もう次の本が出たんですか、とも。。そう言ってくれる人がいるだけでうれしい。。だいたい、私が本を出したというと、自費出版したんですか、と聞く人が大半だもんな。。(悲笑)しばらく話をして、キモは6月はじめには終わっているはずだから、一度会って、ごはんでも食べようよ、という話になった。バークレーの友達が脳腫瘍で亡くなったときは、最後の日々のころ、私もバークレーにいたときがあった。でも会いにいけなかった。弱ってしまって、言ってることがわからないと聞いてたから、そんな姿を見るのが怖かったのである。インドで知り合ったドイツ人の友達が皮膚がんになって、余命6ヶ月といわれたと手紙が来たとき、会いにいってもいいか、と聞くと、もうこの姿は見せたくないから、こないでくれ、といわれた。ロサンゼルスの友達は、たばこを吸わないのに、肺がんになった。今年、会えたら15年ぶりかなあ。。会いましょう、と言ってくれる人に、言えるときに、会っておかねば。。嫉妬か何だか、私のことをごちゃごちゃ、たとえ嘘でも言いたがる人は多いかも、だけれど、私をまっすぐ認めてきてくれて、それをはっきり口にしてくれた人は少ない。そんなありがたい人にだけは、会ってお礼を言わなければ。。バークレーの友達も、ドイツ人の友達も、私のことを気持ちよく認めてくれた人たちなのに、私は、”最後”を逃げてしまった。必ず来る日々ー今度は引き受けよう。。新しいプロジェクトの仕事があって、シカゴでもやりたいと言う。よく話を聞けば、彼の友達で、ダコタで私も会ったかもの人が今シカゴにいるそうな。生きている限り、エネルギーはつながっていく。できるだけのことはさせて、いっしょにやって、エネルギーをまわそうよ、と声をかけた。前を見続けること。。ベイビーシャワー。。おめでたいことだ。また新しい人の、新しい時間が始まるのである。
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