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2010/06/26(土)
警察の役割
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数日雨が降り続いたので、地面がゆるんでいる、これは植え替えにぴったりだ、と思って、大きなホスタの植え替えをした。つかれた〜〜〜。植えて5年ぐらいは経ってたのだろうか。大きくなって、隣の植木を圧迫していたので動かそうとしたのだが、根がきっちり張ってしまっていて、地面の土がやわらかだろうが、びくともしない。でも、長期的に見たら、どうしても動かさなくなければならなくなっていたから、やるしかない、と全身、汗まみれ、泥まみれになって動かした。動かすだけで、2時間はかかった。つかれた〜〜〜。翌日、全身が痛かった。それで、きのうはぶらぶらと、植え替えの欲を出さないようにして、庭を歩いていたら、どこから来たのやら、大きなゴールデンリトリーバが迷いこんでいるではないか。で、救いは非常にフレンドリーだったことだが、こりゃ、どうしたものか。隣の犬がわんわんほえるわ、私のほうも、人なつこくにおいをかぎにこられて、ちょっとめんどくさくなって、どこから来たのよ、と日本語でわめいていたら、隣のおっさんが出てきた。「この犬がどこの家のか知ってますか」と聞くと、知らん、という。首にタグがついているか、と聞くから、見るとついていた。でも、ひとなつっこく寄ってくる犬を押えることができず。おっさんは、さすが二匹も犬を飼ってるだけあって、扱いが上手だ。呼ぶと、犬はあっさりおっさんの方に行った。で、おっさんがどうするかと見ていたら、まず、犬にこれでも飲んどけ、といって水をいっぱい与え、次に携帯で、あの人のところに犬はいたよな、とか言いながら、近所の人のところに電話をかけた。違うらしかった。で、次に、なんと警察に電話したという。へえ、迷い犬の世話まで警察はするのか。警官も暇だったのか、すぐにやってきた。で、二人で、ガレージに入ってごそごそ。。。すると、まもなく、自転車に乗って、若いアメリカ人がやってきた。「このぼんくらめが」みたいなことをぶつぶつ。。自転車でやってくるぐらいだから、近所の人らしかった。会ったことなし。(笑)で、まもなく、大柄な兄ちゃんが小さな自転車に乗り、犬はその横をてくてくして、二人帰っていった。その後ろ姿がマンガちっくで愉快だった。(笑)パトカーもすぐに消えた。今日、学んだこと。。こっちの人は、けっこう平気で警察を呼ぶらしい。日本にいたころ、野良犬の処理で、警察が出動なんて聞いたことがない。野良犬が自分の庭をうろうろしたら、まず警察、ということか。そういえば、娘も高校生のとき、友だちの家のパーティで大勢集まり、うるさい、と近所の人に警察に通報されて、飲酒でぱくられ、ぶた箱行きになったとか??(親が知らないのが、みそである。笑)お金を持って、払い出しに行ったのは友達と聞いている。(笑)18歳以上は大人として扱われるけれど、飲酒は21歳以上ということで、そのあいだに落ちたら、新聞沙汰になるという不公平度で、娘の名前も新聞記事のリストの中に。それをまた、ごていねいに読む人がいるようで(知っている名前はないか、と思ってみるのだろう)、あんたの娘の名前が載っているよ、と記事を持ってきてくれた上司がいた。ああ、あの上司の上を私はけっとばしたんだった。(笑)と、記憶は連鎖する。高校生のパーティでも警察である。日本では、近所の人間にいやがらせされても、被害者が病気になるほどまで、警察はほったらかし???無言電話3000回とか、ニュースに流れてなかったっけ。。確かに、ここには交番はなく、道順を教えてくれ、などと警官に聞いたりしたら、それは警察の仕事ではない、と怒られそうだが、犬の世話までしてくれるとは。。。要するに、アメリカの警察の仕事は、公の安全を守る、の一点張りということ??? それは、市民を”助ける”というよりは、市民生活の”管理”である。ああ、何年アメリカにいても、へええ、と思うことがあとを絶たぬ。。。それほどまで、社会が違うということである。
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