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2010/09/23(木)
すごいー器の大きさ
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日本からのニュースで、最近、これはすごい、と感心したことが一つだけある。郵便不正事件で逮捕された厚生省の局長だった女の人である。無罪が確定して、いろいろ記者会見に出ていたが、一度だって涙は流さず、警察やら検察といった組織に対して、感情的に非難することもなく、今度は検察官が証拠隠滅の罪でつかまったことを尋ねられても、あくまでも大局的な立場にたってうけとめ、冷静な対応で乗り切った。すごい。。これが優秀な官僚というものか、と突きつけられた感じがした。これに比べると。。やっぱりマスコミなんて、ブンヤ、記者ゴロとバカにされるはずだよな。(笑)この人がつかまったとき、そりゃもう、東大出のエリートが地に堕ちた、という感じで、騒いだ、騒いだ。。。ところで、この東大出の犯罪者というのが、世間が好きな構図らしい。(笑)ずいぶん前、神戸で酒鬼薔薇事件が起きたときも、地元にいる母親なんかは、お父さんは東大出なんやて、と、えらくしたり顔で”喜んで”いたからだ(事実は、違っていたと思う)。世間は、東大出た人間が犯罪を起こすなり、犯罪者の親となると、ざまあみろ、みたいな気になって、常日頃感じている鬱憤をはらすものらしい。小さい、小さい。。で、その小ささを煽るのがマスコミだから、マスコミも小さい、小さい、小さい人間に、マスコミみたいな権力をもたすと、腐る、腐る。。それが今の日本社会かも知れぬ。。。それにしても、今回の元局長の対応、態度は、賞賛に値すると、文句いいの私でも心から納得した。やっぱり、さすが東大出たエリート官僚である!!!(笑)そう思うと、これまた昔、イラクかどっかで、日本の若者が3人ほどゲリラにつかまったとき、その中の一人の母親が出てきて、日本政府を感情的に非難した。「人間一人の命が救えなくて、何が自衛隊イラク派遣ですか。」みたいな感じで。。ああ、これではたたかれるよな、と思ったら、あんのじょうだった。。。というわけで、ほんとの意味で勝つためには、やっぱり怒らないこと。。。(笑)超瞬間湯沸し機の私の、人生最後の挑戦かも??? といって、誰に勝つの??? もう戦う相手は、何も誰も残ってないような気がする。。。年をとったということだ。(笑)
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