〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2011/11/02(水) ライフスタイル
10月の日本滞在はわずか1週間だったので、今は、帰ってきた翌日から時差ぼけに苦しむことなく、職場に出てきている。きのうだったか、人事部トップの秘書が退職するとニュースが流れた。私は、彼女のオフィスの前に座っているから、電話といった彼女の仕事ぶりに触れてきた。優秀な人だったと思う。電話口での対応なんか、へえ、プロはやっぱりこういう感じなんだ、と思ったことしばしばである。ああ、私にはできないな、と(笑)で、退職ニュースが流れてから、ちょこっとオフィスに顔を出して、これからどうするのか、と聞いた。アーカンソーに新しい家が買ってある、小さいけど、山の上の森の中にあって、湖まで歩いて10分、二年前に退職した夫が釣りを楽しめる、と笑った。ふ〜〜〜ん。日本のライフスタイルとはえらい違いだ。きっと退職後の家を何年もかけて探したのではあるまいか。夫婦そろって、退職を楽しみにしながら旅をして回る。。場所を問わず、望む家を探すのだろうか。それに比べて、日本人のライフスタイルは。。母のことを思うと、よけいに胸がふさぐ。。(悲)同じ家に50年以上住み続ける。。最後の最後まで抵抗するかのように、他人の手を拒否し、家にこだわりつづけたために手遅れになってしまった。同様のことを、90近い夫婦の世話をしている知人からも聞いた。家の中に尿の臭いが満ちても、ホームへの入居を拒むという。遠く離れて住む息子は、本人たちがそういうのなら、そうしてください、と言うそうな。それは、”本人たちの希望”という美名のもとの子の責任逃れである。親のことを本気でケアできるのは子供だけというのに、私も”責任逃れ”をしてしまった。もっと言えば、弱っていく親を見るのが怖かったのである。が、親の頑固さは、判断力を失っているくせに、いや、失っているからこそ、親という権威の尊厳を主張し、家にこだわり続ける。親が家にこだわったおかげで、誰が苦しむか。あとに残る子供たちである。私みたいに一人子なら問題は小さく、決断の責任はひとりでしょわねばならぬが、友達のところのように複数子供がいると、誰が親の面倒をみるのか、面倒を見てくれる代わりにもらう家やら土地やらといったお金との相互関係は、兄弟の人間関係をひずませるに違いない。いくら家をもらえると知っても、私だけがなんで面倒みなあかんの、という不満はすでに出ているという。病人の面倒をみる、病人が家にいるという圧迫感は、言葉に、お金に換えられるものではなかろう。”兄弟は他人の始まり”という諺?があったような。”家をもち、それにこだわってもろくなことがない。。それにひきかえアメリカ人は、”家”にこだわることなく、人生の節目を気軽に乗り越え、新しい生活をはじめようとする。一人になれば、気軽に老人ホームに入るに違いない。人間個人としての尊厳を守るか、それとも”家”やら財産、時間の記憶にこだわるか。。私も、母が住んでいた家の処分をそろそろ考えねばならぬ。ブルドーザーを雇って、つぶすだけとはようくわかっているのだが。。家がなくなれば、私も、あの家の記憶から自由になって、新しい人生をはじめられるかも知れぬ。あの家にいた自分には、いい思い出がないのである。(悲)でも母は言った、たかこがもう帰ってこないと思うと、寂しかった、たかこが帰ってくるのはこの家しかないから、ずっといなあかんと思ったと。(悲)ああ、親が守りたがる家と、その家から出ていった子とのギャップ。。(悲)そういえば、美智子皇后の実家の正田家の家を、確か地元商店街?の人たちが保存しようとしたがー金もうけのために???笑、皇后はつぶすことを望んだとか。皇后の覚悟のほどがわかるというものである。家を残される子供は、やっかいを引き受けるようなものだ。家は親がいてくれるからこその家であり、家を出た子供たちは新しく自分たちで、自分の家を築き上げていくものでなければならぬ。家をあげるから、親の面倒を見よ、と子に迫るのは、親のエゴにほかならぬ????家父長制とは、単に親のエゴをかっこよく言ったもの???(笑) 私も、そろそろ退職後の家探しでもしようかな。。。そのときが来たと自分で判断できるときに、その家を売って、老人ホームに入るーバターかサワークリームがべっとり載ったジャガイモだけは絶対拒否するぞ!!!(笑) 


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