〜ing〜アメリカつれづれ日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2011年3月
前の月 次の月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最新の絵日記ダイジェスト
2024/03/27
2024/03/20 久久しぶり
2024/03/16 3ケ月
2024/03/09 いろいろ
2024/03/05 雑感

直接移動: 20243 2 1 月  202312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 1 月  202212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  202112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  202012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 月 

2011/03/11(金) 津波
朝から、家に電話がかかってきた。職場で知っている人である。といって、従業員ではない。「たかこの家族は大丈夫か」。大丈夫だよ、地域が違うから、と。オフィスに出てくると、これまた声をかけてくれる人がいた。直の上司ーナンバーツーと、その下のこれまた頭のいい人と、それから隣のキュービクルにいるおばちゃんとー10年前の私の一番最初の上司である、おかしな評価表を書いたからそそくさと逃げ出した人笑ー、それから給料課の元上司、と。。たとえ外交辞令であったとしても、うれしいことだ。声をかけてくれた人で、誰が私のことを怖がっていないかがわかる。で、このメンツなら、私はオフィスでパーフェクトだ。。(笑)かわいそうに、給料課の元上司は(この人は、周りに誰もいないときを見計らって声をかけてくれる)髪がかなり薄くなってしまって、なにやら染めてすらいる。前はふさふさの金髪だったのに。。彼女もまたストレスかもなあ。。2年以上だもんなああ。。(悲)深夜にニュースが流れて、起きてしばらく見ていたから、今日は目がしょぼしょぼで仕事ができない。まあ、できなくても誰も困らない仕事だから最高だ!!(笑)停電でまっくらやみで、時間を過ごす恐怖を想像する。。夜明けがさぞ待ち遠しいことだろう。。犠牲者は気の毒だが、生き残った者はもっと大変だろう。ニュージーランドの地震のニュースは、もうどこかにすっとんでしまった。(悲)ハイチの地震もとっくの昔に。。でも、知っている、ニューオーリンズでハリケーンの犠牲となった地区は、いまだに、くずれた家の下に大きな車が突っ込んだままになっているのではないのか。。あれを見たのはいつごろだったのか。。娘が、ボランティアをしていたから訪ねた、今からもう7年ほど前???ハリケーンは10年前??? メディアはわいわいとうるさく、同じ情報と絵を流し続けている。画面を音で埋めねばならないからである。そういえば、サンフランシスコの地震のときは、崩れたベイブリッジの絵を見せるのに、日本のテレビは、葬送行進曲みたいなBGMつきだった。あほか、と腹立たしく思ったのを覚えている。あれから学んだのか、今回は、淡々と同じ写真を見せている。サンフランシスコの地震のときは、目の前で地面が割れるのを見、電車も止まってしまって、どうやって誰か知らぬ人の家にころがりこんだのか、もう覚えてもいない。現場にいる人間にとってはそんなものである。そういえば、あの夜、火事を見にいこうと道路に出て、いっしょにいた人はピストル強盗にもあったのだった。帰りは、誰かの家まで消防車に乗せてもらって帰った。ニュースの写真を見ることができるのは他者だけである。当事者にとっては、経験したことがすべてである。神戸の地震を知らない私は、神戸に帰っても、どこかもう神戸の人間のような気がしない。神戸を裏切ってしまったような気すらするのである。日々生きる人間は、ただただ地に足をつけて生きねばならぬ。時に、巨大な水に流され、風に吹き飛ばされ。。。生き残った者は、ただただ夜明けを待つだけだ。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.