〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2011/09/06(火) 事件あれこれ(笑)
日本から帰ってきて1週間。まだまだ午後は、6時間ぐらい平気で寝てしまう時差ぼけのど真ん中。夜中になればまた寝られるから、まあいいか。(笑)日本で電車に乗っていて、吊り広告で、「五体不満足」の乙武氏が「障害を笑えるのがほんとのバリアフリー」みたいな記事を書いたことを知って、むかっと来て(笑)、帰りの飛行機用にその記事が掲載されている週刊誌を買って読んで、この1週間、時差ボケ頭でその記事に反論する原稿を書いて、今日、無事に送りだした。反応があるのかないのか。。。”有名人”の”障害者”の乙武氏に反論するなんて、という反応があるかも??? (笑)それにしても、”一般的にはマイナスと考えられている身体的特徴”(記事より)を、バリアフリーという美名をかぶせて、当事者に自嘲させることを奨励するなんて、「ひまわりの会」とはまっこうから対立するコンセプトである。それこそ「35年間、差別にも偏見にもあったことがない恵まれた乙武氏」の”上から目線”の傲慢さではないのか、が私の主張である。(笑)「五体不満足」の乙武氏だからこそ、反論は許されない、みたいな無意識の社会的合意があるのなら、それこそ問題である。ふんだっ(笑) そういえば、ギネスブックに手紙を出して、もう1ヶ月になるが、これまた返事はないなあ。。。正論すぎて、返事ができないのだろうなあ。。正論が通らない社会・世界は腐っている!!!(笑)ローカルの事件といえば。。。去年、その前と、何度か私も参加したヒロシマ・ナガサキイベントである。今年は、大学の施設を使って、ポスター展が行われた。イベントを主催する牧師さんに、私が、広島市がやっている資料貸し出し制度を紹介したのである。まじめな牧師さんはどうやら資料貸し出しを申しこんだらしい。先月までポスター展が開かれた。と、そのポスター展に、「日本の虐殺」と題して、日本軍が殺した人間の数を並べたビラが張り出された。南京虐殺が何百万人、バターンがどうのこうの、パールハーバーがどうのこうの、とあって、広島と長崎での死者数なんてとるに足りない、という論法である。ほらほら来た、と思ったが、もっと面白いのは、このイベントには、大学の教授連がからんでいたことだ。英語学部の教授が詩を朗読したりしたらしい。で、こういうビラは侮辱だと、施設の管理をやってる部の教授ーこれは心理学学部のアジア系の教授らしいーも巻き込んで、直接現場で管理する人間にどういうことか、と尋ねたら、その人間は、このビラは侮辱ではない、と答えたらしい。おお、そうだろ、そうだろ、私が噛みついたアホ女と同じである。(笑)このレベルの人間は、問題を理解できないのである。もしかしたら、この現場の人間がビラを張ったのかも知れぬ。配偶者には、あんたも事の顛末に関わるか、と聞かれたが、スミソニアンでもできなかったことを、この大学でできるわけないよ、で逃げた。(笑)いつだったか、退役軍人たちの抗議で、スミソニアンでも原爆展示が中止になったことがある。戦争と国家、愛国心とナショナリズムという複雑かつ巨大なパワーポリティックスのはざまで、日本人は必死で自分の立ち位置を確認して、生きねばならないのがアメリカ生活である。しかも、敗戦国民である。負けた側の人間が勝者のごうまんさに、どう対処していくかーアメリカ生活では、ほんとの意味で気を抜くことができないというのが、マイノリティの姿である。乙武さんの、脳性マヒの人が自分の脳性マヒを笑えばいい式の自嘲推奨が社会のバリアーフリーにつながるなんて、脳天気すぎて話にならない。何を甘えた、腑抜けたこと、言ってるねん、ひっこめ!!! (笑)戦争と国家、愛国心とナショナリズムは、命を賭ける人間のintegrity, dignityを問うからむずかしい。私は、自分をカタワと呼びますよ、と、上から目線で、主流におもねる処世術と自嘲を薦め、自分は恵まれてきたを”売り”にする障害者に、人間としてのintegrity, dignityが理解できるのだろうか。(怒)


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