〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2012/12/12(水) ノーベル賞
きのう、おとといと、テレビは山中教授の授賞式やら晩餐会での様子とか、同じ絵をこれでもか、これでもか、と流していた。みんな自分のことのように喜んでいるのか。それとも、ただ暇???(笑)私が大きな印象を受けたのは、教授が「ノーベル賞は過去形です」と言い切ったことだ。すごいなあ。。ノーベル賞をうけたことがすごいのではなく、賞は過去だ、と言い切れる度量である。裏返せば、大事なのはあくまでも仕事の中身とということだ。シカゴやミシガン在住の日本人教授が受賞者となったとき、日本領事館の外交官は、日本人受賞をナショナリズムでとらえ、受賞は日本(人)の誇りだと言ってのけた。ばか。。(笑)私は、別に教授を誇りには思わない。しかしかれから学ぶべきなのは、将来・未来を見据えて、仕事に精進し続けよう、挑戦しつづけようとするその度量の大きさである。受賞には運も働こう。そんな一時的なものに迷わされることなく、自分の仕事に誇りをもち、ていねいに精進し続けるしかないと、教授のメッセージを読んだ。確かに、文学賞でももらえば、仕事につながっていくかもしれぬ。しかし、依頼原稿を書く苦しさもよく知っている。それよりも、書き続けていれば、どこかに到達するような気もするのである。それが何かはまだわからない。それは、教授が自分が発見することになる細胞の存在を知らなかったようなもの???(笑)人それぞれに与えられているもの、社会の居場所がある。山中教授の受賞が、ほかの物理やらの受賞より晴れ晴れしく感じられるのは、学者世界のみで理解されるものではなく、人々の日常に直接影響し、社会を、人間を変えられる医学だからだろう。ライターにもできることがあるのではないか、という思いは変わらない。大学の先生の集まりで言ったことがあるー先生方の知力を社会を変えることに使ってくださいよ、と。学者世界だけで生き、学者同士でどっちが正しいか、どんな立派な論文を書いたかを競うのではなく、社会を変えられる影響力と思想を誇りに思うべきなのではないのか。ノーベル賞は過去形ですー私にエネルギーをくれた教授に感謝。シカゴやらミシガン在住の日本人学者は何もくれなかったなあ。。受賞の価値なし。。(笑)それにしても、山中教授は、文化勲章を首からさげて、ノーベル賞を受け取ったそうな。日本政府は姑息だから、ノーベル賞受賞が決まってからあわてて文化勲章を授けることにしたと思われるが(確か大江健三郎はそれを蹴っ飛ばした)、教授はその姑息さを十二分に知りながら、式に臨んだと思われる。姑息さを逆手にとって、国にへつらってでも、ほしいもの。。研究費獲得である。将来の研究のために、その予算を確保するためには、ノーベル賞も文化勲章もすべてツールにでもしてやらねばなら
ぬことがある、そんなしたたかさを教授の姿から感じた。すごい。。。ノーベル賞よりもはるかにすごい。。(笑)わたしも、私のレベルでがんばろう。。。(笑)


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