|
2012/03/26(月)
老い
|
|
|
やっと3月らしい気温に下がった。零下にまでは落ちなかったものの、5度以下である。寒い。きのうまでが、夏みたいに25度ぐらいまで上がっていたから、今日は寒い、寒いといい続けている。人間は、ただ重ね着をするだけど、気温に押されて必死でつぼみをつけ、花を咲かせようとしている桜ちゃんはどうなるのだろうか。もくれんなんて、もう花が終わろうとしているが、この寒さにどう対処するのだろう。ああ、こういうのは絶対によくない。そして、いよいよ配偶者が、庭の芝刈りをプロに頼むと言い出した。去年、無理をして、背中を痛めたから、今年はもういやだ、という。身体の健康のほうが大事だから、それでいいと思っているが、やっぱり老いが確実に迫っていると思うと悲しい。水をやり、お金を出して肥料をまいて、庭の草を伸ばして、それをまた必死で刈るのだからばかげているとは思っていたが、とうとう刈るの部分までお金を出さねばならなくなってきた。こうなってくると、庭なんてないほうがいい、である。(怒悲)。そういえば、シングルマザーの友達が、家を買おうと思うんだけど、庭のことをどう思うか、と聞いてきたことがあって、シングルマザーに庭は勧めない、とはっきり書いた。だいたい庭なんて、楽しむ余裕がなかったら、コストがかかるばっかりの無用の長物である。そういえば、カリフォルニアの若い金持ち夫婦は、月に1000ドル出して、メキシコ人に庭の世話をしてもらっていたが、あの二人の忙しさから想像するに、庭を楽しむ余裕はなさそうだった。ああ、きれいな庭って何、とつくづく思う。単なるステイタスシンボル??? 自分の身体のほうが気になる年になると、いよいよ庭の世話を楽しむということすらできなくなるのだ。それが、老いるということか。そのうち、庭の世話どころか雪かきもできぬ、で、何もかも管理会社がしてくれるコンドに入る、ということになるのかも知れぬ。迫ってくる自分たちの老いーできるものなら、いつまでも森の中にいたいと思ってるけど。。。そう、芝刈りをしなくていい森。私の神様ー木に囲まれた最後の時間。。森の中の一軒や。。狼に噛み付く赤頭巾ちゃんになれればいいなあ。顔中のしわを隠した赤頭巾ちゃん。狼も逃げていく赤頭巾ちゃん。。老いと死をぶっとばせる赤頭巾ちゃんの誕生。。(笑悲)
|
|
|