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2012/07/31(火)
出戻り準備2
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何かと、こまごまとしたことがあるものだ。クレジットカードに自動的に請求されるYMCAの会費の支払いを止めること、職場の駐車料金の支払いを止めること。。。きのうは、無事に右目の処置が終わった。レーザー治療が簡単とは聞いていたが、医者もめんどくさがっていやがるほど簡単だった。(笑)医者は、左目の白内障の手術もいっしょにしたがったが、今回は断った。これで今回、アメリカに帰ってきた用件をすませたことになるけれど、やっぱり明日日本へ出戻り、とはなかなかいかず、こまごまとしたことを片付けている。それにしても、これでついに右目は、持ってうまれたものはみんな加工されたことになる。レンズは人工物、レンズを支えているカプセルは穴だらけ、眼球の中の体液?はみんな水になり、網膜を守っていたしょうし体も全部はがれ、手術のときに吸い上げられてしまったのだろう。視野に、黒い蚊が飛ぶこともなくなった。。。穴をあけるとは聞いていたが、穴は1個かと思っていたら、なんと医者はゲームセンターで射撃ごっこでもやってるかのように、クリック、クリック、クリック、クリック、クリック、クリック、クリック、クリック、とコンピュータ?のボタンを押し続けた。大西部のガンマンにやられた悪党みたいに、私の眼は穴だらけの模様。。。(笑悲)毎日、庭に出て、今度この庭を見るときは、どのくらい雑草だらけになってるだろう、と思うと悲しくなる。といって、すぐに帰ってくるよ、とも思いたくない。おとといだったか、隣の庭から幼女の声がした。あれ、あんな小さな人がこの辺にいたかな、と思い、振り向くと、隣の中東出身の教授が、にこにこ笑っている。このあいだ、そこでもぐらを見ましたよ、と言う。はい。あそこに大きな穴があって、としゃべっていると、ついこのあいだ新婚さんだったはずの奥さんが幼女を抱いている。ありゃあ。。。今、いくつですか。2歳。。。ええ、奥さんが妊娠している姿は一度もみませんでしたよ。。2年間、隣人とまったく接触がなかった証拠だ。それとも、イスラム教の人は、妊娠中は外に出ないのかなあ。。今度、私が庭でゆっくり時間を過ごせるようになったときは、もうこの女の子は幼稚園にでも行ってるかも??? 時間だけは絶対に止められない。それも、絶対に後戻りできない。それが今たまらなく悲しい。。テレビで、原発事故のあった双葉町の人々の姿を映していた。今だに多くの人が、高校の教室に、たたみを敷いて暮らしていると知って驚いた。前を向いて生きるしかない、と人々は口にはするけれど。。。必死で、自分たちに言い聞かせているのがよくわかる。テレビカメラに向かって、しゃべらなくていいよ。。沈黙にこめられた気持ちがわからなくてどうする。。言葉にするとすべて嘘になる。私は黙って、ただ庭を眺めだけだ。来年の今頃は、どこで、どんな気持ちでいるだろうか。
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