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2012/09/13(木)
映画館
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気晴らしに映画を見にいった。前回は元気な反骨の報道写真家。今日はアートの写真家のドキュメンタリーである。昔なかったアートビレッジという映画館で、なかなか商業ベースにのらない独立系の映画をいろいろ見せる映画館のようだ。商業映画館ではなく、ふつうの会議ホールのようなスペースーただ段差がついているーに、ふつうのパイプいすにクッションがおいてある。30人ほどあつまればいっぱいのようなこんな映画館ができて、観客が集まっているのも、日本が豊かになったということなんだろうなあ。。杉本博司というアート写真の芸術家が、「はじまりの記憶」と称して、人類のはじまりを想像し、それを形にしていく作品創造のプロセスや芸術家の哲学を紹介する映画だったのだが、気になったのはナレーションである。前回の報道写真家のときもそうだったが、なにやらみんながNHKの番組「プロフェッショナル」のナレーションをまねしているかのようで、いら立った。前回はともかくも、今回はアートなのだから、作品に語らせるべきのに、ナレーターがべらべらしゃべるのである。こちらはゆっくりと写真を見ていたいのにーなにせ、クリスティでオークションにかけられる作品は1つ1億円というから、こちらは映画で見るしかないというのに、ナレーターのしたり声の説明がうるさかった。それも、オリジナルな味があるならまだしも、テレビ番組のまねをする軽さ、臭さである。げっ、げっ、げっ。。本物が見たいなあ。。。それにしても、ニューヨークで活躍していた写真家から学んだことーやっぱり普遍性を追求すべきなのである。世界中どこへ行っても通用する本物を追求する。。。絶対にぶれないこと。そして一生勉強し続ける。才能の有無によって出る結果は大違いだけど、生きる姿勢の価値は誰にとっても同じである。ぶつぶつ思いながらも、やっぱり見てよかった。いい半日となった。感謝。
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