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2013/01/06(日)
見知らぬ町
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気晴らしに、見知らぬ町に降り立った。岡山市の犬養毅記念館に足を運んだのである。めったに神戸から西に向かうことはないのだが、新幹線に乗って30分ほどのところに、日常からかけ離れたのんびりした風景が広がっていた。ほっとした。まだまだ母のことを思うと、心がふさぐ。17年ものあいだ、一人暮らしさせた親不孝をどうやってこれから背負うのか。。。背負わねばならぬ。私の十字架である。犬養毅の美しい生家がきれいに残されている。広い畳の間を歩きまわっていると、子供のころ訪ねた母の実家を思い出した。大きな家だった。茶室まであったらしい。今ごろ、記憶が記憶を呼んで息苦しくなる。母親とはものすごい存在だった。友達は呪縛と呼んだ。そうかもしれぬ。亡くなったからこそ、呪縛はさらに強くなっていくかのようだ。どうやってこの呪縛とこれから向き合っていけばいいのだろうか。まだ答えは見いだせず。(悲)
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