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2013/11/06(水)
ほんとにわからない。。
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このごろテレビを見ていると、ホテルだか何だかの食品偽装の話がトップニュースにとりあげられている。確かに、外国産の牛肉が和牛となるのは、ちょっと問題ありかも、とか感じるが、えびの種類をごたごた言い、消費者の信頼を失った、とかごたごた言っているのがさっぱりわからない。(悲)一番大事なのは価格なのではないのか。どんなえびが高級なのか知らないが、高級な名前がついていたら、誰でもオーダーできる料理にはならない、というもんなんじゃないの???もし、適当な価格がついてたのなら、どんな立派な名前がついていても、ふん、これ、怪しいな、ぐらいに思いながら食べて、おいしかったら、ああ、よかった、ですむ程度のことじゃないの。。それを、消費者の信頼を裏切ったとか何とか大層に言って、偉い人とやらテレビカメラの前でぺこぺこしてるのがさっぱりわからない。だいたいどこかがごまかして、冷凍えびを何とかという立派な名前をつけて、それを誰にでも手の届く価格のメニューにつければ、資本主義の競争原理からいけば、ほかもせざるを得ないわけで、どおってことないではないか。それを、ここでもあった、ここでもあった、と、まるで天皇が実は女だった、的にやいのやいの言ってるのを聞いていると、ここにもあるよ、ここにもあるよ、とちくりまくっている人間たちの姑息さのほうが、よっぽど見苦しい。ニュースが騒ぐたびに、答えは一つだという腹立たしい思いにとらわれる。これは日本社会とその文化の問題である。ごまかして、うまく世渡りすればいいや、が、日本社会を牛耳る処世術だったんじゃないの。食品偽装でも、消費者を裏切ったどうのこうのという大層な問題じゃまったくない。どうせ、みんな思ってるよ、まあ、ちょっとほとぼりがさめるのを待とう、で、またそのうち同じことが始まる。くだらん、すべて時間の無駄。。。(怒)そうそう、イギリスの諜報機関もドイツを見張っていた、とニュースが流れていた。。どうせ、みんなどこかで、お互いさま、のパワーバランス感覚が働いているのが世の中である。ほんとに大事なことは、下から上へと、枠組みそのものを”変える”ためのエネルギーを、それぞれの人間が蓄積すること。。。メニューに載っていたえびの形容詞レベルで、ごちゃごちゃ言うことではない。ほんとに力のある人間は、そのえびを食べて、う〜〜〜ん、この味はメニューのえびの味ではない、何を使ってるのだ、と、レストランに抗議に行くことができるぐらい本物を見抜き、知っている人。。。それができない消費者は、しょせん払えるお金の額と自分の満足度のあいだのパワーバランスを楽しむだけでいいじゃないか。消費者を裏切った、とこれまた深刻ぶって、大層な言葉を吐いているのをいらいらしながら聞いていると、老子の言葉を思い出した、「知る者は言わず、言う者は知らず」なのである。
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