〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2013/02/21(木) とうとう始まった、わくわく(笑)
やっと、コミュニティのみんなが固唾をのんで見守る?事件が起きた。やったあ。。(笑)人種戦争である。ことの発端は、大学警察のトップが、去年の11月ごろから、出勤停止になっていた。といっても給料は払われる、という状態。黒人である。その人がきのうだったか、正式に大学から首にされた。で、もちろんその人は大学を訴えたのある。最初に出勤停止という懲罰的状況になったのは、どうやら部下の警察官が性犯罪をおかしたときに、その証人の供述調書を隠したから、らしい。で、大学が首にしたということは、その”隠した”行為の決定的証拠を握ったから、ということなのだろうが、黒人が大学側を訴えたということは、その”隠した”行為の決定的証拠を出せだの、その証拠の信憑性だのを問うのだろうし、そして何よりも、人種を持ち出してきたのである。というのも、ちょっと前に、大学所有の資材ーといってもくず鉄みたいなごみーを資材部が勝手に外部に売って、手に入れた金を自分たちのコーヒー代にしていた、という事件があった。これは刑事事件になる可能性もあったらしいのだがー横領??、これが外部に発覚すると、部のトップ(白人)がすぐに退職して、その後、うやむやになってしまった、という経緯があった。白人がそういうグレイなことをやっても、首にはならなかったのに、なんで黒人がやれば。。。という論法である。これでもう大学は二分されて、水面下で、非常にデリケートな大戦争が繰り広げられるに違いない。年収20万ドル以上のこの警察トップは、以前にも大学新聞でえらくたたかれていて、基本的に問題を抱えたグレイな人間だったのは確かかも知れぬ。一方、大学側には、学長の後ろに黒幕のほんとの実力者として、これまた黒人が配置してあるのだから、こういう状況になれば、その黒幕はどう動くのか非常に興味があるが、そういうことは絶対に表面に出ず、そのうち、警察トップに100万ドルが渡って、やめていった、といったニュースでも流れて、おお、大学側も弱みを握られてごねられたのか、と、部外者は勝手に推察するしかない可能性は大である。(笑)それまでは、みんな知らん顔をしながらも、手に汗を握って、成り行きを見守るに違いない。20万ドルもらっていたら、弁護士費用もかなり捻出できるだろうなあ。弁護士もごねがいがあるなあ。。(笑)このあたりがアメリカで生きる日常感覚である。だから、きのうラジオを聴いていたら、南アフリカの有名なスポーツ選手の殺人事件についても、弁護士だか専門家が出てきて、こういう罪の可能性があって、そのときはこういう罰になる、と実に具体的に事件の説明をしていた。一方、日本のNHKがこの事件を報じるときは、まるで番組「プロフェッショナル」のナレーターの口調と、お昼のワイドショーのレポーターのそれとをないまぜにしたような、深刻ぶったようでミーハー的な雰囲気を漂わせた口調で、混乱してます、人びとが集まっています、泣いていましたと、センチメンタリズムを先行させた表面的状況は伝えるが、この思考でいけば、論点がこう解決されるだろう、みたいな具体性はまったくない。だから見てても、自分の生活にまったく役に立たない。(笑)要するに、報道とは、ここでこんなことがありましたよ、を教える単なる物見遊山なのである。だから、同じことが繰り返され続ける。ほんとに問題を解決しようとするなら、たとえば鉄道で人身事故をやれば、残された家族にこれだけの費用がかかるということを報じるのが、報道の役割だろう。というわけで、とうとう大学で始まった人種戦争、システムをよく観察して、自分の生活、人生に役立てねばならぬ。大変、大変、といいながら、みんな固唾をのんで、面白がってさえいる。力のないアジア系の人間としては、夷をもって夷を制す、が起きればいいな、とは思っているけれど、この”夷”をコントロールできるのは、大学というシステムそのものだと思うけれど、それだけの力があるかなあ。。大学を動かしているのも、結局は人間だものなあ。(悲笑)


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