〜ing〜アメリカつれづれ日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2013年2月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28    
最新の絵日記ダイジェスト
2019/09/15 いろいろ
2019/09/13 終活
2019/08/26 負け犬さんへ
2019/08/24 記憶
2019/08/20 時代の言葉

直接移動: 20199 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 月 

2013/02/25(月) グルメ患者
ケロは、グルメホスピス患者である。毎日、毎日、ツナを水にまぜてやっているが、水の量が当然味に関係するわけで、いろいろむずかしい。ちょっと水が多すぎて、味が薄くなっても食べない。もちろんツナが古くなっても食べない。そういうときは、どんなにツナを増やして味を濃くしても食べないから、ああ、ツナが古いんだな、と判断して、新しい缶をあける。新しいツナ缶は、あけたとたん、おいしそうな匂いのツナ水があふれでてくるから、人間でも食べたくなる。(笑)それをちょりとケロにやると、そりゃもう、うれしそうに、ぺろぺろ食べる。このピッキーなやつめ、とその正直さには腹立しく?も感じられるが(笑)、それにしても、もう残り少ない時間だと思うと、わずか1ドルのツナ缶、毎日でも新しい缶をあけてやりたいな、と思うけれど、残りものを食べねばならない人間としては、毎日、ツナサンドウィッチも食べられないではないか。と、なんやかんやと、頭を使いながらグルメケロとつきあっていると、やっぱり母のことを思い出す。口から食べられなくなって1年半、食べられないことを愚痴ったことは一度もなかった。それでも私が、ちょっとジュースでも買ってくるわ、と部屋を出かけに言うと、私のも買ってきて、と言ったことは何度かあった。やっぱり飲みたかったのかなあ。。とか思ったりもするけれど。。。このあいだ会った友達は、歯が悪くて、インプラントをするという。1万ドルもかかるそうな。。このごろは入歯なんてしないんだよ、みんなインプラントだよ、といわれて、総入れ歯だった母のことを思った。歯が1本悪くても、食べられない、何食べてもおいしくない、と友達は言った。総入れ歯だった母は、もう長いあいだ、おいしいと思いながら食べたものなどなかったのでは。。。(悲)身体のすべての部品の状況が、少しずつ時間をかけて、老いの最終局面に向かっていたのだ。何一つ自分を責めることはないのだ、が、やっと少しずつ納得できそうな気がするけれど。。。が、まだまだである。ケロにはできるだけのことをしてやろう。今日、久しぶりに抱き上げてみた。ものすごく軽くなってしまっていた。その軽さに、母の最期の着替えを見たときの驚きが甦った。いつもはパジャマで見えなかったけれど、2週間のブドウ糖だけの点滴で、骨と皮になってしまっていた。あれでは生きられない。が、母が骨と皮だけで、最後の最後まで生き切ったことは確かである。その強靭さに感謝。。(悲)母の強靭な生き様を思いだしながら、ケロの最後を看取るつもりだ。医者に連れていって、薬を入れるなんてことは絶対にしない。”早く楽にしてやろう”なんて、痛みでもがき苦しんでいるのならまだしも、死を凝視できない人間の弱さであり、言い訳である。誰も死にたくない、たとえ猫であっても。自殺する人間だって、ほんとは死にたくないのである。(悲)


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.