〜ing〜アメリカつれづれ日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2013年9月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新の絵日記ダイジェスト
2024/03/16 3ケ月
2024/03/09 いろいろ
2024/03/05 雑感
2024/03/01 自由
2024/02/29 とうとう

直接移動: 20243 2 1 月  202312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 1 月  202212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  202112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  202012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 月 

2013/09/16(月) めぐってきた季節
とうとう秋が来た。もう半そでのTシャツでうろうろすることはできない。軽い長袖の重ね着が気持ちのいい季節になった。ちょうど去年の10月の日本みたいに。久しぶりに庭に出て、草抜きをした。そろそろ冬支度をせねばならない。土をいじくっていて、ああ、去年のこんな季節に、母の車椅子を押して、ホームの外に出たなあ、と思い出す。風がゆっくりと流れ、陽がゆっくりと注ぎ、顔を空に向けて、静かに目を閉じれば、ああ、至福の時間だ、このまま空気に溶けてしまいたい、と思える季節である。あれから1年、母は消えた。ボランティアをして、年をとることが実感としてわかるようになった。年をとれば、死ぬ。必ず死ぬのである。頭ではわかっていても、お年寄りといっしょに時間を過ごすことなく人生を送った人間には、受け入れがたい現実だった。1年経って、少しは受け入れられるようになった気がする。そして、毎年、この季節になれば、車椅子に乗って、気持ちよさそうに顔を空に向けていた母の顔を思い出すのだろう。感謝の季節である。去年の10月が、人生で一番満ち溢れた、母娘らしい時間がすごせた時間だった。与えられたことに感謝せねば、とつぶやきながら、雑草をひきぬき、マルチを土にかける。また来年もがんばってね、と。日本からは、台風で樹齢800年の大木が倒れたとニュースに流れていた。自然には絶対に勝てない。人間も自然の一部である。絶対に死からは逃れられない。自然を受け入れることー花鳥風月をめでて、わが身を自然に任せることー今、一番幸せな季節の中にいる。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.