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2014/11/07(金)
変化
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シカゴのおかげで民主党の牙城のようだったイリノイ州に、共和党の知事が誕生した。配偶者の大学の同級生だそうな。向こうは大金もちで、配偶者は貧乏だったから、大学時代に友人同士だったというわけではないが、やっぱり同級生というのは特別な意味があるようで、あいつには絶対に入れん、と言いながら、配偶者は投票所に出かけて行った。で、普通の人なら、同級生をちらつかせて、知事とコンタクトをとろうとするかも、だが、今まで知らん顔してたのに、そんなこと、できん、で、武士は食わねど高楊枝的態度ーこれは世界共通なのかも。(笑)配偶者の大学はシカゴクラブみたいなのを持っている。さぞかし当選が決まった日は大騒ぎしたんだろうなあ。配偶者は、一度もクラブの集まりには出かけていってない。あんな金持ちばっかりのところに出かけていって、どうするねん、ということらしい。娘もそれでえらい目に会った。アイビーリーグなんて、ろくなことがないのである。日本では、頭がいい、の部分だけが注目されるかも、だが、アメリカの階級制度を思い知らされるところである。(怒)それはそうと、娘のいとこ、つまり配偶者の妹の息子は今年の秋からハーバードである。親はお金のことばっかり言ってるとか。ああ、いやだ、いやだ。親の期待とお金という投資の現実と子供の将来ーこの相関関係だけは予測不能である。というわけで、大学で苦労した娘は、今日、無事にオレゴンに出発した。丸2年間、シカゴでいっしょに太鼓をやって、楽しい時間を過ごしただけに、いなくなったのはさびしいけれど、子供が親の家から出られないようになっても困るわけで、子の旅立ちを見送るのが親の務めと言い聞かせて、1週間毎日引っ越しを手伝って、やっと平穏な時間が戻ってきた。明日から、また自分の老後を考えながら、ていねいに生きていこう。
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