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2015/01/28(水)
とうとう
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また山を越えた。60である。きのうは気分が悪かった。新年と同じで、淡々と時間が過ぎることはわかっていた。60になったからといって、きのうと何かが変わっているわけではない。(悲)あと何年あるかなあ、とそればかり。父親は67で亡くなった。早かったなあ、とは思うけれど、見事な死に方だったから、すごくうれしかっただろうな、とも思う。今、他国の政府を悩ませながら生きるような、ああいう生の時間は最悪、最低である。これからは、紛争地域に入るときは、つかまったらさっさと死ねるように、毒カプセルをもって入るようにと、日本政府も呼びかけるべきである。昔は、生きて虜囚の辱めを受けるな、と国に言われて、死んだ人がいっぱいいたのである。ほんとにかわいそうに。で、そう国民に言ってのけた張本人は、敗戦後、自殺に失敗してるのである。ああ、みっともない。できるものなら、死刑囚を解放することなく、ヨルダンのパイロットが無事に解放されますように。日本人は、無事に解放されたら、日本に帰らずに現地の紛争地で、トレードマークのように言われる「女性・子供たちへの優しい視線」でもって、現地のために貢献するべきだろう。ジャーナリストといった、無責任の塊のくせにエラそうな肩書きで、国を出たり入ったりしてるだけの眼でおセンチなレポートをしても、誰のためにも何の役にも立たない、ということを肝に銘じるべきである。と、一人ぶつぶつ言いながら、60の山を越えた私はまた洞窟にこもる。時々、洞窟を出て、道のごみ拾いをする。おセンチな中東レポートより、よっぽど役に立ってると思うけれど。(笑)
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