|
2015/02/01(日)
ああ、びっくりした
|
|
|
大雪の日である。一日中、どこへも行かなかった。道は雪かき車が来ているかどうかわからないし、ブリザードの様を呈していて、視界が悪そうだったので、一日家にいた。洞窟暮らしは快適。(笑)大学は明日休みだそうな。で、テレビをぼおっと見ていて、びっくりした。これほどまでのご近所さんがテレビに映し出されたのは初めて。ぱっと出た最初の絵で、あれえ、これ、うちとこやん。神戸ではなく、区のレベルである。淡路島にかかっている橋を見る角度から、これ、うちとこやん、となったのである。真山仁という小説家のインタビュー番組である。「はげたか」は好きだったので、ええ、あの人、同じ区に住んでたの、と思ってたら、そのうち、うちの最寄のJRの駅前の細い路地まで映し出されるではないか。げえ、ここまでテレビに映ったことはないんじゃないの。小説家は、なんと私が毎日のぼる駅の階段のところに立って話をしている。あの人、おんなじ町内に住んでるの、とすごく懐かしくなって、で、思い切って飛行機の切符を買ってしまった。(笑)震災のとき、プロの写真やさんのとなりのおじさんが映したゆがんだ線路の絵もテレビに出た。おじさん、すごい。おじさんの作品は記録として残されている。ああ、びっくりした。これを望郷の念と人は呼ぶのだろうか。わからぬ。まだ答えは見つかっていない。ただとなりのおじさんが、朝コーヒーを入れてくれて、コーヒーはいったよ、と門まで呼びにきてくれる、あの時間が楽しみ。。近所とのつきあいは、親は一切しなかった。私はその空気を吸い込んで成長した。過去を探しているわけでは決してない。それでも、これは望郷? やっぱりわからない。(悲)
|
|
|