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2016/12/14(水)
怖いということ
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華氏10度の極寒の季節がやってきた。それでも、ロックフォードまで出かけていった。映画「Allegiance」ー日系人強制収容がテーマの、ジョージたけい主演ーを見るためである。ミュージカルとは知らなかった。つまり、ブロードウェイの劇場での公演を録画しての映画である。こんな映画、初めてみた。よかった。観客はアジア系は私も含めて片手ぐらい。あと残りは白人男女。きのうだけ、それも夜1回だけの特別上映だった。あれだけの人が集まったのは上出来ではないか。むずかしいテーマをミュージカル仕立てにすることで、直接観客の心に届いていた。やっぱり音楽には力がある。あと、忠誠登録に関するあらゆる考え・気持ちを紹介することで、ストーリーに厚みがあった。家族の物語にラブストーリーもからませて、いい出来だったと思う。びっくりしたのは、昔、ニューヨークの劇場まで見に行った「ミスサイゴン」を演じたフィリピナのレア?サロンガが中年のおばさんになってたこと。(笑)それでも、歌声には迫力があってよかった。 アジア系の男性にミュージカルを演じられる人がいっぱいいることを知ったこと。びっくりびっくり。ジョージたけいは相変わらずユーモアをまじえながら、ストーリー展開をひきしめていた。頭のいい人である。久しぶりにいい時間を過ごして、夜10時、高速に乗ったものの、怖い、怖い。。知らない道だからとゆっくり走ってたら、後ろからでっかいでっかいトラックにいじわるされて怖い、怖い。車線は見えないし、出口はどれだか見えないし、で、ほうほうのていで家に戻ってきた。娘に、夜は運転するな、と言われた。はい、もうしません。(笑)で、思ったのである。「怖い」と自覚できるところが境界線だ、と。高齢者の運転で、高齢者が「怖い」と思うことなく、運転には自信がある、などと言い出したら、もう一線を超えてしまい、病気なのである。だから、運転を怖いと思わない高齢者の言うことなど絶対に聞いてはならぬ。すぐに運転免許をとりあげてもらわにゃ、何が起こるかわかったもんじゃない。というわけで、夜は運転できなくなって、行動範囲が狭まるのかもしれないが、夜が好きだったのは若いときだけである。今はもう、夜は早く寝たほうが、明日の朝、気持ちよく早く起きれていいぞ、としか思わない。行動範囲が狭まる、と考えるのも、もう病気の証拠だ。年をとるというのは、考え方が柔軟になるということかも???。。ああ、たのし。。。(笑)
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