〜ing〜アメリカつれづれ日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2016年5月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新の絵日記ダイジェスト
2024/04/23 エネルギー
2024/04/14 4ケ月
2024/04/12 雑感
2024/04/08 いよいよ
2024/04/07 宇宙のエネルギー

直接移動: 20244 3 2 1 月  202312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 1 月  202212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  202112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  202012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 月 

2016/05/29(日) 真夜中のER(救急)
昨夜で、また人生観、人間観が変わってしまった。夕方、大雨・大風のストームが来て、写真好きの配偶者が、空模様を撮ろうと走って、玄関先のコンクリートの上ですべって、背中を強打。しばらくは元気だったのだが、映画「レべナント」を見ている途中で、どうも具合がおかしい、というので、病院の救急に行くことになった。このごろは映画を見ていても、すぐ寝てしまうのに、レべナントだけは寝るどころか、目をぱっちりあけて、必死で見ていた。大好きな監督だし、テーマに木がいっぱい出てくるし、寝ている暇なぞなかった。と、救急行である。行って、人がけっこう来ているのでびっくり。夜11時すぎだった。1時間ぐらいまたされて、やっと処置室に連れていかれて、それからがびっくりびっくり。。阿鼻叫喚がスペースいっぱいに絶え間なく響き渡った。地獄からの声というのはあれである。女だった。でも、若くはなく、が、あれだけの狂声を大声で張り上げ続けられるというのは、まあ40か50代だろう。思えば、病院の入り口に立っている男がいて、そのうち警官がやってきて、男が警官に、アルコールのことは知らなかった、どうのこうのと言いながら、中に入っていった。案の定である。ドラッグの禁断症状が出ているのである。ヘルプミー、ヘルプミーとどなり続けるかと思えば、ものすごい怒声で、ぎゃああぎゃあああとうなり、怒鳴り続ける。これはもう人間ではない。獣、動物である。ドアからのぞくと、警官が二人立っていた。処置室に入ったのが12時で、出たのが2時前だったが、その2時間ものあいだ、阿鼻叫喚が続き、こちらもだんだん腹が立ってきて、死ね、お前みたいなのはどうせ役に立たん、ちょっと薬の量を増やして、そのまま死んだほうがよっぽど楽だろう、回りの人間も重荷を下ろせて、ほっとするよ、と、恐ろしいことを考えてしまった。(悲)どんなおばはんが、どんな顔をして、うなり、わめき、怒鳴り、奇声をあげ、聞く人間を恐怖に陥れているのか、見てみたい気もしたが、やっぱりこれは映画ではないんだ、と思うと、ぞっとした。ヘルプミー、と大声で獣のようにうなり、狂人のようにどなりあげていたのは、薬がほしいということだろう。もうああなると、社会復帰はとうてい無理だろう。ああ、こういうことか、と心底納得した。それにしても、医療関係者も警官も見慣れている光景なんだろうけれど、初めて聞いた私は本気で地獄にいる気がした。誰もいつか生き地獄に突き落とされる、と思って、生まれてくるわけではない。それにしても、あれだけ獣のようになってわめき、叫び、怒鳴り、悪態をつく地獄絵は、裏返せば、薬を使うと、それほどまでの高揚感に得られるということなんだろうか。。ああ、生きていくのは大変なんだよ。一つ一つ積み重ねていくのみ。必死で生き抜いたディカプリオを見て、地獄絵をかいま聞いたあとの今日は、元気いっぱいだった。よかったよかった。。ああ、配偶者の傷は。。知らん。(笑)救急の請求書はいくらぐらいだろうか。ああ、それが心配。。(笑)


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.