〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2017/07/03(月) 百字帳
いつかこの家を去らねばならないので、時間を見て、また寝られないときに片づけをしている。きのうは、百字帳を何冊か見つけた。開いてみると、娘が小学生のときに練習させた漢字がいっぱい並んでいた。意味もわからずに書きなぐっていたのだろう。見ていると、かわいそうになってきた。そのときに使っていた小学国語の本も残っている。開くと、98年何月と日付もところどころに書いてあった。毎週国語と算数、をやってたから、読んだところまでを日付を入れてたのだろう。98年といえば、娘が11か12のときだ。かわいそうに。親ばかだったなあ。(笑)日本語ができたら、仕事に役立つ、ぐらいに思ってたのかもしれぬ。でも、中学生になって、泣いて、自分が何を読んでるのかさっぱりわからん、と言い出して、それできれいにやめた。親ばか終わり。。私も腹を決めたのである。子供にまかそう、と。(笑)あれから20年。娘は日本語を使う仕事にはつけないが、一人前になった。何ももう心配することはない。百字帳のおかげかどうか、私が普通にしゃべる日本語は理解できるし、ひらがなだけでカードを書いても問題はない。これでよかったのだ、とつくづく思う。何事も、子供が自分が好きでやりはじめなければ意味はないのである。親に、せよ、と言われて子供が素直にするのは小学生まで。いや、親に言われてするようでは意味がない。自分の体が勝手に動いて、親にするな、と言われても体が勝手にしてしまうようなものじゃないと、ものにはならぬ。百字帳は、私のエゴの象徴のようなものだ。それでも、小さかった娘を思い出して、娘にとっては地獄へのスタンプ帳だっただろう国語の教科書は捨てられても、百字帳は捨てられなかった。あのときの小さかった娘は二度と戻ってこないから何か残しておきたいのである。でも、今から、あの娘が子供時代を過ごしたサウスダコタに出かけてくる。いやでいやでたまらなかったダコタを離れて20年近い時間が過ぎた。初めてである。自分がどんなに変わったか、を見てみたいのである。納得できたら、きっとあの百字帳を捨てられよう。捨てるために、もう一度ダコタへ行くのである。小さかった娘だけではない。私ももうあのダコタ時代に戻れるわけではない。戻りたくない。。。笑ーそれを確かめにダコタへ。。。時間は絶対にとまらないことを実感するために。百字帳にぎっしり並んだ、娘の鉛筆書きのむずかしい漢字に流れたあの時間をもう一度探すために。。そして、いまの私を確認するために。。帰ってきたら、百字帳を気持ちよくごみ箱に捨てられますように。 私の親ばか時代を気持ちよく受け入れられますように。


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