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2018/08/26(日)
奇跡
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めったにないことが起きたら、ちゃんと書いておかねばならぬ。インド人経営のコピー屋へ行って、駐車場に車をとめたら、地面に、なにやら変がものが落ちている。よく見たら、とうもろこしの食べかすである。なんで、こんなものがこんなところに1本ひょっこり落ちてるねん、と腹立たしく思い、いつもの道具一式を出して拾った。やりだすと、袋いっぱいにしたくなって、そのあたりをちょこちょこ歩いて袋をいっぱいにして、私が文句言ってから店先に戻ってきたごみ箱に捨てた。無事にコピーを作って、お金を払おうとすると、インド人の店主が、あなたはいいことをしてくれた、だからコピーのお金はいらない、だって。ほんとにいいの、と私が念を押すように言うと、怒ったように、いい、いい、と手を振った。ありがと。。奇跡だ。といっても、コピー代は1ドルにもならなかったけれど。。それでも、ただにしてくれる気持ちがうれしい。。。(笑)奇跡2−そのコピー屋のあと、黒人地区回りで家に帰ろうとすると、でたでた、汚い、汚い。。まだ私がごみ拾いに出ていない大通りの、それも教会の芝生の上やら道にごみが大量に散らばっている。きたな。。あいつら。。と思うと腹が立って、教会の隣のガスステーションに車を止めて、ごみ拾いに出た。汚いことやって、だから警官にターゲットにされるんだよ、あっほ、とぶつぶつ言いながら拾っていると、こっちがアッホと言っているのを知らずに、若い黒人の女の子が私の顔を見て、ハローと言った。彼女なりの、サンキューなんだろう、と理解しながら、一応芝生の上と道はきれいにした。でも、ガスステーションと教会のあいだを仕切っている金網までは手をつけなかった。汚いおむつはころがってるし、金網だから、ごみをとめるのである。汚いけど、そこまでする必要なし、で私はひきあげた。それから1時間ほどして、またその道を通る必要があったので、出かけていくと、なんと金網のところがきれいになってるではないか。えええええ、私のあとで誰かが掃除したんだああ。。。奇跡だあああ。(笑)自分が何か、どんな小さなことでもいい、社会に働きかければ、必ず何か反応がある、エネルギーが回りだす。。ということを信じられるのがアメリカのいいところである。何かしようにも、すぐにぺてぃの上司の許可がいる、みたいな発想にそれほどとらわれなくてもいいのがアメリカである。自分がまず動くこと。。。いつもごみ拾いに行く映画館の回りは、たいていの場合きれいになった。人が変わりはじめている。それは確かである。ごみ拾いと笑うなかれ。。それだけでも生きてる理由かも。。(笑)
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