〜ing〜アメリカつれづれ日記
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2020/11/24(火) びっくり、そしてあとに残すもの
びっくり1.朝起きて、びっくりした。今年の初雪である。2センチほどだった。朝7時前、日が空に現れる前は、大好きな蒼い雪の世界となる。またこの季節がやってきた。ドライブしない限り、大好きな世界。(笑)びっくり2.昨夜、日本からの放送で、「忘れられない患者」というテーマの脳外科医のドキュメンタリー番組があった。なぜだか知らないけれど、興味がわいて、わざわざ録画して、今日の午後見た。見てびっくり。脳外科医の「忘れられない患」者というのは、知っている大学の先生のご主人だった。20数年前に、日系人の収容所へのツアーバスでお会いした人だった。先生のご主人が1年ほどの闘病で亡くなられたとは聞いていたが、まさかテレビ番組にとりあげられるような闘病生活だったとは知らなかった。なぜ医者がその人を忘れられなかったか。自分の生き様を貫く骨のある人だったからだ。余命3ケ月と告げられるような状態となり、何がしたいか、と聞かれると、教壇に立ちたいと答えられたとか。立つために、手を尽くして戦い、そして逝った。自分の普段通りの生活をできるだけ続け、そして自分らしさを失わないことーそれが闘病の哲学だったとか。バスの中で会ったときは1歳ほどの赤ちゃんだった息子さんも今は大学院生。もっと父と時間を過ごしたかった、という言葉が印象的だった。きっとご主人は、病気だからと特別なことをすることなく、普段通りに息子さんと接していたのだろう。それでよかったのだ、と思う。親が子供に残したいものは単なる記憶ではない。思い出ではない。ほんとに子供に伝わる力をもち、子供の生きる力となるのは親の生き様そのものだからである。私も、父親とは何の話をすることもなく、あの家を出た。でも、父親が亡くなったあとに書いた文章が活字になったとき、その文章を母親に見せた。母親が泣きながら言った言葉を覚えている。お父さんとは何の話もしなかったのに、ようわかっとんやなあ。親子やなあ。。私の文章は、私が想像した父親の言葉で終わっているーもう僕のことは忘れたらいいんやで。生きていくことのほうが大事なんやから。 話はしなかったけれど、親の背中から私が自然に学んだ父親の生き様である。それでいい。それだけでいい。ぼけたら忘れてしまう(いや、ぼけなくても忘れてしまうこと多々あり笑)思い出より、自分が親から吸い込んだ生き様こそが自分が生きている証である。自分が生きた証としてあとに残すものー子供であり、才能あふれる人なら、ノーベル賞をもらうような仕事の業績。そして生き様。。番組を見たあと、先生にメールを書いた。ご主人の人生哲学と美学からエネルギーと勇気をもらいました、と。手術、がんばります、と。(笑)そういえば、もう一つ、びっくり。脳腫瘍の手術って、患者は話ができる状態で、医者は患者とコミュニケーションをはかりながら、言語、感情といった個性をつかさどる部位を傷つけないようにして、腫瘍をとりのぞいていくという。びっくり、びっくり。。その手術の高度さと医者の技量を考えると、骨に金属棒を突っ込む手術って何???あの医者、大丈夫だろうか、とまた心配になってきた。(笑)医者って、上から目線で、エラそうに患者に言う人が多いので、私みたいにあれこれ聞きたがる人間は嫌われる可能性高し。(すでに歯医者で、嫌われた経験あり。でもまあ、あの医者がやったインプラントは今のところ大丈夫そう。。笑)頭脳明晰な者同士として、先生のご主人と脳外科医はきっとうまがあって、お互いよく理解しあえたのだろう。よかった。私のあの医者は??? ああ、やっぱり心配、心配。。(笑)


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