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2006/10/11(水)
明日から..
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まだ、行くには早すぎると思ったが、元気と私達が大好きだった思い出の地、タボスへ出かける..
生後半年から、毎年5回位お世話になっていた「ペンション.チロル」..私達のセカンドハウスだ。 冬はスキー、春はレンゲツツジ、夏は避暑、秋は紅葉..どの季節に行っても、素晴らしい場所だ。 行く度にワンコ達と触れ合い、社会性を身につけて行った..元気は、どんなワンコでも仲良くなれた。 特に、大きなワンコが大好きだった..大きなワンコと一緒に走る姿は、私達を和ませてくれた。
泊まる部屋はいつも同じだ..チロルに到着すると勝手に階段を降りて、部屋の前で待っていた.. 自分の座る場所も、勝手に決めていた..ここが僕の場所だよって、いつも真っ先にそこに座っていた。 リビングでは、私達の食事が終わるまで、お行儀良く待っていてくれた..別に躾をした訳じゃない。 全て自分で学習してくれた..だから、カフェやペンションで、お行儀が悪いなんて事はなかった。
昨日から、少しずつ支度を始めた..荷物を詰めだして、元気の荷物を詰めなくて良い事に気づいた.. 元気専用の、リュックも出さなくて良いんだ..フードも、お菓子も、サプリも、薬も、お洋服も、ウンP袋も 愕然とした..私は、まだ元気の死を受け入れていない..一緒に行くつもりでいたのだろうか.. 急に涙がこみ上げて来た..支度を始めると、「あっ!お出かけだ」と、目を輝かせた元気がいない.. 元気の姿を探しても、何処にもいない..「元気〜お出かけだよ」と叫んでも、元気は何処にもいない.. 泣いても、泣いても、涙は止めどなく流れて来る..一緒にチロルへ行こうよ〜ダボスの丘で走ろうよ〜
本当は、骨の一部を持って行こうと思っていたが、彼に「骨の一部が欠けるのは嫌だ」と言われたので、 被毛の一部を持って行く事にした..草原にまくなり、地面に埋めるなり、チロルの地にいて欲しい。 そして、私達が行った時に、「パパ〜ママ〜お姉ちゃ〜ん、ボク待ってたよ〜」と、迎えて欲しい..
こんな状態で、無事にたどり着けるのだうか?行く先々に思い出の地が待っている..大丈夫だうか.. でもいい..思い切り泣いて来る..泣いて、泣いて、泣き明かし来る..誰も止めはしないだろう.. そして、少しでも強くなりたい..元気の死をしっかり受け止めて、これからを生きて行きたい.. いつまでもメソメソしていたら、一生懸命頑張って生きて来た、元気の気持ちに報いる事が出来ない。
チロルに集まるメンバーは、娘、ルークママさん、コロンママさん、コロンパパさん、コロむすさん..
「今年の2月19日..特注のウェアーとちゃんちゃんこを着て..これが最後のチロルでした」
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