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2006/10/12(木) 一日目〜思い出の地へ
重い心を引きずりながら布団に入った..なかなか眠る事が出来ない..不安な気持ちになって来た。

4時に目覚ましが鳴った..ほんの少ししか眠っていなかったが、お弁当作りの為に布団から這い出た。
旅行へ行く時には、必ず手作りのお弁当を持参していた..その習慣を、変える事は出来なかった..
お弁当を作ってる間、布団の中で寝た振りをしていた元気..支度が終わる頃、おもむろに起きていた。
そして、ご飯を食べてから、お出かけモードに突入していた..その楽しかった光景を忘れたくない..

ルークママさんを迎えに行き荷物を積んでから、娘を迎えに行った..その顔は、どこか寂しげだった。
旅行の時は、いつも元気が一緒だったのだから無理もない..でも、その事を口に出そうとはしなかった。
久し振りの関越道..元気が一緒だったのは、エマちゃんとブリーダーさんへ会いに行った時だった..
待ち合わせをした「嵐山P」の前に差しかかった時、思わず顔を背けてた..そして、思い出していた。
Pの公園のベンチに座り、うどんを食べながら、エマちゃんとまりさんの到着を待っていたっけ..

花園インターで下車し、花園の道の駅へ..ここで、お弁当を食べるのが恒例だった..
花園JAで野菜を購入してから、去年と同じベンチでお弁当を食べる事にした..懐かしさがこみ上げた。
懐かしさは、悲しみと寂しさに変わっていった..ここに、元気が座っていたっけ..涙が溢れて来た..
元気の写真をテーブルの上に置いて、「今年もここへ来たよ..一緒にお弁当を食べようね」って..
ルーク君と娘が、芝生の上を走っていた..去年も同じ芝生の上を、元気と一緒に走っていたっけ..

お弁当を食べた後、元気のブリーダーさん宅へ向かった..今年の春は、エマちゃんと一緒だった。
ブリーダーさんには、元気の死を伝えてあった..「良い子だったのに、本当に残念だったね」..
元気と言う名前は、ブリーダーさんが付けた名前だった..元気と言う名前が、ぴったりの子犬だった。
元気と出会った時の光景が目に浮かんで来た..初めて会った私達の元へ、元気に走り寄って来た..
物怖じせず、愛嬌たっぷりの子犬だった..帰りの車中で、大股開きで眠っていた、そんな子犬だった。

ブリーダーさん宅を後にして、254号線を走り、下仁田の道の駅を目指した..ここも思い出の場所だ。
去年と同じ秋晴れの空..去年と同じ美味しいソフトクリーム..去年と違うのは元気がいない事..
去年は、日差しが暑くて車の中で食べたっけ..ソフトクリームが大好きで、美味しそうに食べていた。

下仁田軽井沢線で、軽井沢を目指した..去年より紅葉が進んでいた..同じ場所の写真を撮った。
軽井沢インターからの道に合流して、風越公園に向かった..去年は、駐車場でお昼ご飯を食べた。
駐車場の片隅に座り、去年の出来事を思い出していた..私達と元気は、完全にパニくっていたっけ..

大好きな「塩沢タリアセン」に、寄ってる時間がないので、美しく輝く紅葉の写真を撮って来た。
そのまま、「Miss.Annablla」がある通りへ..ここに寄る時間もないので、建物の写真を撮って来た。
「Miss.Annablla」は、とてもお上品なカフェ..ここで、二人と一匹はお上品に時間を過ごしたっけ..

ここから、「スリードックベーカリー」を目指した..ここは、軽井沢へ来ると必ず立ち寄るカフェだ。
可愛いキャバが描かれたマグカップが目に止まった..思わず手に取って、抱きしめてしまった..
スタッフの方に、元気の事を話したら、「これをお供えしてあげて下さい」と、クッキーを袋に入れてくれた。
外のテーブルに座って、ハーブティーを注文した..そして、元気の写真をテーブルに置いてあげた..
きっと、一緒に思い出の場所に来てるだろう..そんな気がしてならなかった..ずっと気配を感じていた。

白糸の滝を抜けて、北軽井沢にある「黒○緑化」を目指した..ここにはペットメモリアル事業部がある。
元気の骨を入れる、可愛い置物を見に行く為だった..現物を見て、あまりの大きさに購入を諦めた。
そして、いつものマーケットに寄って、いつものお味噌とケチャプを買って、珈琲工房須田へ向かった。
ここは、私達のお気に入りの珈琲シッョプ..北軽井沢へ来ると、必ず立ち寄って珈琲を買って行く。
ワンコ用ケーキを、口一杯にほおばって、美味しそうに食べていた..そんな姿が、テラスに見えた..

北軽井沢を後にして、嬬恋の「チョコラ」を目指した..ここも、長い間お世話になっていたペンション。
ツールド嬬恋に参加する時に、泊まっていた定宿だった..元気は、チョコラのママさんが大好きだった。
いつも、最上級の挨拶を交わしていた..だから、チョコラのママさんも元気をとても可愛がってくれた。
去年の秋は、チョコラに一泊した..お客は、私達だけだったので、のんびりした夜を過ごしていた。
チョコラのママさんが、元気の写真を抱いて泣いていた..「元気ちゃんの為に、泣いちゃ駄目だよ」..
と言いながら、目を真っ赤にしていた..そして、元気の写真を天に向けて「元気ちゃん、嬬恋だよ」と..

キャベツ畑を走り始めた頃には、陽も落ちかけていた..ここで迷ったら、どこにいるか分からなくなる。
必死で、記憶をたどりながら、道を間違えないよにと走り続けて、無事に国道へ合流する事が出来た。
鳥居峠を抜け、暗闇の中を必死で菅平を目指した..体力も限界の頃に、やっとチロルの光が見えた。
いつもの空気..いつもの部屋..いつものベット..変わっていたのは、元気がいない事だけだった。
リビングにショパンが流れていた..他にお客さんがいたので、涙が出そうになるのを必死でこらえた..

元気は、たくさんの思い出を残してくれた..どこへ行っても、元気の楽しそうな笑顔がついて来る。


   「花園の道の駅」  「スリードックベーカリー」  「チョコラのママとパパ」  「チロルのデザート」


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