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2008/11/16 二十六回目の月命日
2008/10/16 二十五回目の月命日..
2008/09/16 三回忌..
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2008/07/24 誕生日♪

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2006/11/30(木) 夢..
今朝は、どんよりとした空..そして寒い..急に雨が降って来た..私の心の中も、お天気と一緒だ..

今朝も、目覚ましが鳴る前に起きた..そして頭の中には元気がいた..やっぱり起こされているようだ。
もう一度寝たかったが、怒られそうなので素直に起きた..早く起きても、何もやる事がないんだけど..
真っ先にやる事は、元気のお水とご飯とお菓子の取り替え..毎日、新しい物をあげるようにしている。
今日は、ゆで卵もお供えした..死ぬ前日の夜も、その日の朝も、ご飯にかけた玉子を食べてくれた..
玉子が一番好きだったかも..玉子を舐めている時、食べている時の「美味しいね〜」って顔が大好き!

朝、ワン友さんからメールが来た..「元気の夢を見たよ〜」って..私の夢には、登場した事がない..
「元気サンタが登場して、本物のサンタクロースのように、優しい笑顔でプレゼントを渡していたよ」と..
私の夢にも、元気サンタが登場してくれないかな..そして、プレゼントの変わりに教えて欲しい事が..
元気の生まれ変わりのワンコが何処にいるのか..そっと教えて欲しいな..自分で探せって言うかもね。

孤独..今日も、何もしないで一日が終わる..私が生き返る事が出来るのはいつになるのだろうか?


   「去年の11月27日 暖かい日差しの中で」       「コロンママさんら頂いた ウマウマお菓子」

2006/11/29(水) 来たぁ〜
今朝は、元気に起こされたような..ぐうたらママを、自分が生きていた時の時間に「起きろ〜」って..

最近、目覚ましが鳴る前に起きた事がなかった..そんなに早く起きても、何にもする事がないから..
元気がいなくなって1ヶ月位は、元気が生きていた時と同じ時間に起きていた..オシッコさせなくちゃ..
体を拭いてあげなくちゃ..マッサージしてあげなくちゃ..ブラッシングしてあげなくちゃ..そう思った..
それまでの毎日の習慣が、頭から離れなかった..「そうだ..元気はいないんだ」と、最近やっと悟った。

早起きしたのに、また眠ってしまった..元気がせっかく起こしてくれたのに、ぐうたらは治らなかった..
彼が帰っている事にも、気づかなかった..もう一度、目覚めた時に、彼が床に転がって眠っていた..

9時半頃、玄関のチャイムが鳴った..「郵便局です」..ドアを開けると、ゆうパックを持った配達員が..
ワクワクしながら箱を開けると、ハピラブママさんに頼んでおいた、クリスマスバージョンの元気の姿があった。
コロンちゃん、シエルちゃん、元気の「トリオ ザ.サンタクロース」..元気だけの「2頭身元気サンタ」..
コロンちゃんと元気の異母兄弟に囲まれたシエルちゃん..おとぼけ顔の元気が、そこに立っていた..

去年のクリスマス用に作って貰った..たった1回しか着なかった、コスプレ用のサンタクロースバージョン..
今年のクリスマス用にも、着せるつもりだった..もう二度と、このサンタクロースの姿を見る事は出来ない。
久し振りにサンタクロースを出してみた..たった一回しか着ていないのに、元気の毛がたくさん付いていた
今年のクリスマスは、何にもしないけれど、このおとぼけ2頭身元気サンタクロースを見ながら過ごそう..

「こすけ どっと こむ」 http://www.coursek.com/の、「シニア倶楽部」に、元気を掲載して貰った..


     「おとぼけ2頭身 元気サンタ&コロンちゃん、シエルちゃん、元気 トリオ ザ.サンタクロース」

2006/11/28(火) 孤独..
昨夜からの雨が降り止まず..心寂しい雨音..心寂しい空..心寂しい一人ぼっちの空間..孤独..

娘や友人に、メールを入れても返信来ず..誰も相手にしてくれない..皆、私みたいな暇人じゃない。
メールを入れる相手も、話す相手もいない..この孤独感を、誰が救ってくれるのだろう..私自身?
心臓の持病が出そうになった..身支度しておいた方が良いかな..いつ発作が起きても良いように..
心臓自体は悪くない、交感神経のバランスが崩れると、呼吸困難の発作を起こす..ストレスが原因。

お昼ご飯にピラフを..玉子を割りかき混ぜた..そして後ろを振り返った..その場所に元気はいない。
途端に涙が溢れて来た..泣きながら、ピラフを作った..泣きながら、食べた..味など分からなかった。
食器に残ったかき混ぜた玉子..心空しくその食器を洗った..嬉しそうに舐めていた元気はいない..

愛犬の死に直面したのは、元気が初めてじゃない..幼い頃拾って来た子犬..住み着いた野良犬達
マルチーズ♂10歳、♀19歳..マルチーズが産んだ子犬..マルチーズが産んだ10匹の子犬達との別れ
生き別れた愛犬もいる..人生の岐路に立った時、どうしても飼えず友人に託したベアデットコリー..
自分の勝手で手放してしまったベアデットコリーに対して、謝罪の気持ちから6年間犬を飼わなかった..
そして、やっと巡り会えたのが元気だった..だから、先住犬達への気持ちも込めて大事に育てて来た。

それなのに、病気にしてしまった..痛くて、辛くて、苦しくて、不自由な生活を過ごさせてしまった..
シニアワンコとしての、静かな老後が待っていたはずなのに、犬生で一番辛い日々を送らせてしまった..
今頃は、先に逝ってしまった先住犬達と、私の事を言ってるのじゃないだろうか..恐いママだったねと..

今夜も星が見えなかった..何に語りかければ良いのだろうか..私の孤独を救うのは何なのだろうか..


      「冬のある日 娘とあのベンチにて」          「初冬の陽ざしが差し込むベンチ」

2006/11/27(月) 何だか..
今朝は、寝るのが遅かったせいなのか、体の調子が悪いせいなのか、なかなか起きられなかった..

彼が起きて来ても、私は布団の中..体も重いけれど、心も重かった..また、うつ状態が始まったかも
昨夜、元気にそっくりな「みにDog」をじっと見つめていた..元気が戻って来たような錯覚を覚えた..
見つめても、見つめても、じっと立っているだけ..会いたい、会いたい、本物の動く元気に会いたい..
そんなうつ状態の私を見て、彼が「買い物に行ってくるね」と、半ばあきれ顔で出かけてしまった..

去年の今日は、パパと一緒にお散歩へ出かけていた..写真を見ていたらその日の事を全て思い出した
木枯らしが吹いて寒かったけれど、そんな事はお構いなしにお散歩をしていた..寒いのは平気だった。
パパと一緒なのが嬉しくて、ほとんどカートに乗らずに歩いていた..でも、足の状態は一進一退だった。
マーキングをする時も、ほとんど左後ろ足は上がらなくなっていた..それでも必死で足を上げていた..
そんな元気が愛おしかった..♂としての威厳を必死で守ろうとしていた..とても縄張り意識が強かった

2日前に、8種混合ワクチンを打った..癌の疑いがあるワンコに、ワクチンを打つなと反対されていた。
医者にその旨を話し、抗体検査を望んだが、高いですよと軽くあしらわれた..とても面倒な顔をしていた
ワクチンを打たないのなら外に出さない事..心臓の悪いワンコが伝染病にかかったら治療が大変との事
そんな事を言われた..今でもワクチンを打った事を後悔している..癌を悪化させてしまったと思っている
ほとんどのワンコは、お散歩へ行く事で抗体が出来上がっているそうだ..無駄なワクチンをしているのだ。

彼のお休みが終わってしまった..これから、年末にかけて忙しくなる..また、一人ぼっちの夜が続く..


 「去年の11月27日 パパと一緒でご機嫌でした」       「この場所で、パパを見送りました」

2006/11/26(日) 再会..
昨夜は、遊歩道へ行った割に、何だか心が穏やかだった..少しは、気持ちが落ち着いて来たのかな。

午前中、コロンママさんから荷物が届いた..箱を開けると、ウマウマお菓子とお骨カバーが入っていた。
先日から頼んでおいた、お骨カバーが出来上がったのだ..コロンママさんオリジナルのお骨カバー..
お骨カバーなのに、何故か笑みがこぼれて来た..前面に、日替わり写真が入るポケットがついている..
そのポケットに、元気の写真が入っていた..これが良いかな?あれが良いかな?と選んだ写真達..
お骨カバーを前にして、感動してしまった..このお骨カバーなら、毎日色んな表情の元気に会える..

今日は、ラッキーかあちゃまが、元気に会いに来てくれた..電車を乗り継いで、会いに来てくれた..
元気も私も、ラッキーかあちゃまに会えるのを、首を長〜くして待っていた..やっと会う事が出来た..

初めて会った時は、ラッキー君も一緒に来てくれた..7月の暑い日だった..元気も元気に生きていた。
前々日は大学病院へ、前日は近所の病院へ行ったばかりだったのに、ラッキー君をご機嫌で迎えていた
今も残る、ラッキー君が来てくれた時の写真の顔は、目がキラキラと輝いて、嬉しそうな表情をしている。
二度目に会ったのは、元気が天国へ逝ってしまった一週間後だった..元気な姿で再会させたかった..
会おうと約束していた日は、元気が天国へ逝ってしまった日だった..本当に残念..本当に無念..

今回は、ラッキーかあちゃまだけ..ラッキー君に会いたかったけれど、電車じゃ連れて来るのが大変..
ラッキーかあちゃま、彼、私の三人で、楽しく昼食を食べ、楽しく語らい、久し振りの再会に時間を忘れた
途中で、ルークママさんとルーク君も加わり、デザートのケーキを食べながら、楽しい時間を過ごした..

ラッキーかあちゃまから、元気にそっくりな「みにDog」と、クリスマスオーナメント、私用の靴下まで頂いた。
「みにDog」は、前回来た時に渡しておいた、元気の写真を元に「インディハウス」さんが制作してくれた。
元気にそっくりな顔、元気にそっくりな毛ぶき、元気にそっくりな被毛の配色..思わず抱きしめたくなった
元気の被毛が残っていたら、元気の被毛から作って貰えたのに..梳いた被毛を残しておけば良かった。

ラッキーかあちゃま..今日は来てくれてありがとう〜素敵な物まで頂いて..宝物として大事にします。


   「コロンママさんに作って貰ったお骨カバー」       「ラッキーかあちゃまに頂いた ミニ元気」

2006/11/25(土) 荒療治..
昨夜は、とても空気が澄んでいた..元気☆、コロン☆、ビル☆、チャマ☆..みんなの☆が光っていた。

元気☆の位置が、とても高くなって来た..窓辺に座り、寒さに震えながら、その☆に話しかけた..
「ママは寒いんだけど、元気は寒くないの?」..「夜は、☆になってママを守ってくれるんだよね」..
☆は、何も答えてくれない..ただ、キラキラと輝いているだけ..流れ星になって返事をして欲しいな。

今日も、快晴の空..陽だまりが私を呼んでいるような気がした..何だか、外へ行きたくてなって来た。
元気と歩いた遊歩道へ行ってみたくなった..彼と一緒なら、行けるような気がした..元気も連れて..
「遊歩道へ行こうか?」..「えっ!大丈夫なの?」..「そんなの行ってみなくちゃ分からないよ」..

遊歩道の入口に着いた..その場所で、元気の姿が目に浮かんだ..やっぱり、涙が溢れて来た..
どうしよう..先に進まなくては、来た意味がない..気力を振り絞り、元気とのお休み処まで進んだ。
以前、座っていた場所に腰をかけ、美味しそうな顔で、クッキーを食べていた元気を思い浮かべていた..
少し先のベンチに座り、煙草を一服..去年の今頃は、このベンチに座り、ポタージュスープを飲んでいた
そう..今日は、このポタージュスープを買いに来たのだ..少し先にある販売機のポタージュスープを..

思い出を噛みしめながら、販売機へ到着..ずいぶん来ない間に、販売機のメーカーが変わっていた..
ポタージュスープが無かった..その先の、高速下近くまで行かなくては..どんどん心が重くなって来た。
そこは、彼が仕事へ行く時に見送った場所..彼の姿を追って、見えなくなっても吠え続けていた場所。
彼も、あの時は辛かったって..あの吠える声が、今でも耳に残っている..その場所へ足を踏み入れた。
ポタージュスープを買って、しんみりとベンチに座っていた..二人共、無言のまま珈琲を飲み続けた..

その場所を後にして、遊歩道へ戻り、元気を一度だけ連れて行った事がある八百屋さんへ向かった。
八百屋さん前の歩道で、私が買い物をしてる間、カートの中でお行儀良く待っていてくれたっけ..
そんな事を思い出しながら、美味しそうなミカンを手にしていた..元気は、ミカンが大好きだった..

コンビニへ行った彼を、遊歩道の側にあるマンションの公園のベンチで待っていた..ここも思い出が一杯
遊歩道のベンチが塞がっている時は、ここのベンチを利用していた..いつも、ニコニコ笑っていたっけ..
遊歩道に、近所のワン友さんの姿を見つけた..元気が死んですぐに、お線香をあげに来てくれた人だ。
挨拶する私の顔を見て、「びっくりしましたよ..何てきつい場所にいるんだろうって..もう大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないけれど、今日は荒療治に来たんです」..「きつい事を..少しずつ、少しずつね」と..

気力を振り絞って、思い出深い遊歩道へ行って来た..元気も一緒に歩いていたかな?喜んでいたかな


「寒々とした入口」 「元気とのお休み処」 「生きてる元気と座りたかった」 「ポタージュスープ買ったよ」

2006/11/24(金) ☆..
昨夜は、いつの間にか眠ってしまった..真夜中に、寒いなぁ〜と思ったら、床に転がって眠っていた..

今年は、☆になるワンコや人が多い..ワンコは、知ってるだけでも、元気を含めて6匹が☆になった..
人は、ワン友さんの友人..ワン友さんのお義父さん、お義母さん..逝ってしまった人達に心が痛む。
それぞれが、それぞれの場所で、同じように悲しい思いをしている..場所は違っても、流す涙は同じだ。

今日は、雨も上がり、とても良いお天気だった..でも、吹いてくる風は冬の風..とても寒く感じた..
こんな寒い日でも、元気が元気な頃は、毎日のようにお散歩をしていた..これからは、元気の季節..
暑い季節は、すぐにへこたれていたけれど、寒い季節になれば、元気百倍..私を引っ張って歩いていた
色んな事を話しながら、お散歩をしていた..元気は、私が話す事に、体と目でちゃんと答えてくれた..
元気とお散歩へ行きたいなぁ〜元気と話がしたいなぁ〜無理なのは分かっているけれど、会いたいなぁ〜

今日も、仕事から帰る途中の彼に、お昼ご飯を買って来て貰った..いつまでも、彼に甘え放しだ..
夕食は、おでんが食べたいと言うので、甘えついでに買い物へも行って貰った..私の甘ったれは続く..
美味しそうなおでん種が入った袋の側に、小さな袋が置いてあった..中を覗くと、小さなトレーが..
「これは、何?」と聞くと、「元気用のクリスマストレーだよ..これにお菓子を乗せてあげようね」..
小さな、クリスマストレー..彼の元気への気持ちが、この小さなトレーに一杯詰まっているような気がした

彼は、今日から3連休..月曜日の夕方まで一緒に過ごせる..元気もパパが一緒で嬉しいだろうな。


    「彼が買って来てくれた クリスマストレー」       「去年の11月23日 サティ1F スタバにて」

2006/11/23(木) 寒い..
今日はどんよりとした曇り空..寒いなと思ったら、旭川は雪の中に埋もれていた..実家は大丈夫かな

昨夜、真夜中にお遍路さんの番組を見てしまった..最近、NHKのドラマでもお遍路さんを放映している
色んな人生を背負って、四国巡礼の旅を続けている..亡くなった人の魂を弔う為に巡礼を続ける人。
自分を見つける為に巡礼を続ける人..私も、行ってみたくなった..父母と元気の魂を弔う巡礼に..

今日は、あまりにも寒いので、初めてストーブをつけた..暖かい光が、寂しい心の中まで照らしてくれる。
元気がいなくなって、初めての冬が来る..心の中に、木枯らしが吹いて行く..寒い.. 心が寒い。
元気がいるだけで暖かかった..パソコンを始めると、側にあるフワフワ布団の上でお昼寝をしていた..
私も、疲れると一緒にお昼寝をしていた..元気と場所取り争いをした..いつも私が譲っていたけど..

何気なく、チャンネルを替えたら「千の風になって」の詩を歌うシーンだった..何と言う偶然だろうか..
この曲を聴きながら、元気を想っていた..涙が止めどなく流れて来た..風、空、光、雪、鳥、星..

私のお墓の前で、泣かないで下さい..そこに私はいません..眠ってなんかいません..
千の風になって、千の風になって、あの大きな空を、吹き渡っています..
秋には、光になって畑に降り注ぎ、冬にはダイヤのようにきらめく雪になる..
朝は、鳥になってあなたを目覚めさせる..夜は、星になってあなたを見守る..
私のお墓の前で、泣かないで下さい..そこに私はいません..死んでなんかいません..
千の風になって、千の風になって、あの大きな空を、吹き渡っています..

ルークママさんから、シクラメンとワンコのサンタさんを頂いた..いつも、気にかけてくれてありがとう。


       「ルークママさんからの頂き物」        「去年の11月22日 暖かい光とフワフワ布団」

2006/11/22(水) やっと..
今朝も、目を覚ましたら、あの日の事が浮かんで来た..薄情だった私を、怒っているのだろうか..?

ただ震えているだけで、何にもしてあげなかった..何にも言えなかった..11年間の感謝の言葉さえ..
力尽きた体を撫でてあげなかった..「ありがとう」の言葉も言えなかった..ただ、震えているだけだった。
目の前に横たわっている元気を、直視出来なかった..元気が死んでしまった事を、認めたくなかった..
彼と娘に問うてみた..「元気は私を怒っているのかな」..二人共、「元気はそんな子じゃないよ」と..
元気は優しいワンコだった..優しい目で見つめてくれた..だから、私の心を分かっているかもしれない。

やっと、娘が遊びに来てくれた..私が頼んでいた本が在庫切れなので..と買って来てくれなかった..
楽しみにしていたのに..「千の風になって」と言う詩集..哀しみを抱く人に読んで欲しいと言う詩集..
本を読みたいなんて思ったのは、何年振りだろう..私が、人の力で立ち直れるなんて思わないけれど
読んでみる価値はあるかな..心を癒せる物があれば何でも受け入れてみよう..藁にもすがる思い?

この本の代わりに、「ドック○ァン キャバリア特集」を、買って来てくれた..表紙のキャバを見て???
キャバリアの容姿も、すっかり変わってしまった..新しいキャバリアを迎える自信が、無くなってしまった。
彼も、娘も、この際だから他の犬種にしようかなんて言いだす始末..E.スプリンガーがいいなだって..
E.スプリンガーは、元気を飼う前に欲しいなと思ったワンコ..新しいキャバリアか、E.スプリンガーか..
新しいキャバリアを飼うなら、元気のブリーダーさんに託すしかない..早く良い返事が来ないかなぁ〜

夕食は、バーミアンからご馳走セットを配達してもらった..久し振りに楽しい時間を過ごす事が出来た。
テレビを見ながら、お喋りをして、食後にケーキを食べて..あんなに笑ったのは、本当に久し振りだった。
元気に私の笑い声が聞こえたかな..元気も側で笑っていたかな..元気も楽しい時間を過ごしたかな

携帯の待ち受け画面を、元気の動画に変えた..携帯を開く度に、元気が走っている..そして、ワン!


    「公園の木々も赤く染まってしまった」        「去年も同じように染まっていたのかな?」

2006/11/21(火) 弱い..
真夜中に、息苦しさで目が覚めた..つけっ放しだったテレビを消して寝ようとしたが、息苦しさは続いた。

長い間続いていた咳も、やっと峠を越したようだ..1ヶ月以上続いたので、すっかり体が衰弱してしまった
動かないから食欲が湧かない..食べないから栄養が取れない..栄養を取れないから抵抗力が弱い。
悪循環が続いてしまった..去年の今頃は、毎日元気とお散歩へ行ってたので、風邪など引かなかった
元気がいなくなって、心も体も弱くなってしまった..元気もお空の上から、こんな私を心配しているかな

今朝は、快晴の空だった..抜けるような青空..気分が良かったので、久し振りで丁寧に掃除をした。
私一人しかいないのだから、そんなに汚れてないはずなのに、部屋の隅には結構ほこりが溜まっていた。
元気が元気だった頃は、部屋の隅に抜け毛が溜まっていた..毎日掃除をしても、抜け毛が落ちていた
今は、人間の抜け毛が落ちているだけ..あんなに邪魔だった元気の抜け毛が、今は愛おしく感じられる

HAC和歌山さんから、注文品が届いた..箱の中に、来年のカレンダーとキャバステッカーが入っていた。


   「元気へのお供え物 大好きなクッキー等」      「ちゃんちゃんこを着てお散歩していました」

2006/11/20(月) 温かい..
冷たい雨が降り止まず..もう、冬が近いんだなと思うが、心の中の季節は、あの日で止まったままだ..

今朝は、彼が先に起きていた..昨夜は、死んだように眠っていたで、寝不足は解消されたみたいだ..
私が起きると、昨夜の事を謝って来た..1度目は、知らん顔ぷり..2度目に、気にしないでと言った。
昼食に、昨夜予定していたお鍋を食べた..フーフー言いながら食べるお鍋は、とっても美味しかったぁ〜
久し振りに、身も心も温かくなった..やっぱり、美味しいねぇ〜と言いながら食べる食事は美味しいな。

昼間上がった雨が、夕方再び降り出した..雨の中を、彼が仕事に出かけた..単車じゃ寒いだろうな。
出かける前には、必ず頭を撫でてくれる..元気の介護を始めた時から、ずっとその行為が続いている..
そして、ベランダから見送る私に二度手を振ってくれる..彼の手が、頑張れよっと言ってるような気がする
週6日一人ぼっちの夜を過ごす..一人ぼっちの夕食..話す相手もいない..傍らにいた元気もいない
心の底から、寂しいよ〜と叫びたい..あんなに忙しかった夜が、今は何もする事がなくなってしまった..

私が立ち直るのは、新しいワンコを飼う事なのだろうか..本当に元気が巡り会わせてくれるのだろうか?


     「kaznさんから頂いた、果物とお花」      「去年の11月19日 平穏な時間を過ごしていた」

2006/11/19(日) 外出..
最近、ずっと気がかりな事があった..彼が帰って来たので、一緒に行ってもらう事にした..

気かがりな事..最近、娘から連絡が来なくなってしまった..何度もメールや電話を入れたが返答なし
今までも、こんな事が何度かあったが、今回は音信不通の期間が長過ぎ..娘の身に何かあったのでは
娘の部屋に着いて、郵便ポストを見たら、溢れんばかりの郵便物..ポストが壊れそうな位溜まっていた
不安を抱きながら、「ピンポン、ピンポン、ピンポン」..私だと言う合図の早押しでチャイムを鳴らした。

ドアが少しだけ開いた..そこには、照れ笑いをした娘の姿があった..ほっとしたら、涙がこぼれて来た。
「どうして、連絡をくれないの?お爺ちゃんも死んで、お婆ちゃんも死んで、元気もいなくなっちゃって」..
「この上、あなたに何かあったら、私も死んじゃうからね」..「ごめんね..そんな事を言わないで」..
メソメソ泣いてる私に必死で謝っていた..娘は、元気がいなくなってから、寄りつかなくなってしまった。
我が家へ来ると、元気を思い出して辛くなるのだろう..それにしても、私の誕生日位来ても良いだろう。
郵便受けが満杯だったのは、娘のだらしなさが原因..「個人情報盗まれるぞ」と、お灸を据えて来た。

外に出たついでに、ケーヨーD2へ向かった..以前、キャバリア柄のホットカーペットが売っていたから..
売り場を見渡しても、キャバ柄のはなかった..やっぱり、あの時買っておけば良かった..がっかり..
クリスマス用品売り場で、ちっちゃなクリスマスツリーを見つけた..ちっちゃくても、それなりに点滅していた。
今年は、ベランダのイルミネーションも、窓辺のイルミネーションも、室内のイルミネーションもしない..
とても、そんな気持ちにはなれない..せめて、元気の祭壇の側にだけ置こうと思って購入して来た..

私は、小さい時からクリスマスが大好きだった..父が本物のモミの木を山から切り出して来てくれた。
そのモミの木に、母と一緒に飾り付けをしていた..クリスマスの朝、枕元にプレゼントが入った靴下が..
それは、私が実家を出るまで続いていた..だから、今でもクリスマスが大好き..でも今年は祝えない。

夕食はお鍋にしようって、張り切って材料を買った..昼食が遅かったので、夕食は遅めにしようって..
でも、夕方彼が眠ってしまった..一睡もしていなかったから、眠くなるのは分かっていたのだけれど..
待っても、待っても起きなかった..起こすのが可哀想なので、元気の布団の上でじっと待っていた..
お腹が空いたので、バナナを1本食べた..何だか、悲しくなって来た..バナナを食べながら泣いていた。
突然、彼が起きて来た..時計を見たら、23時を過ぎていた..結局、夕食を食べないで眠りについた。
久し振りに、家庭らしい雰囲気が味わえるかと思ったけれど、彼がいても寂しい時間を過ごしてしまった。

なおたさんから、静岡のお菓子が届いた..明日から、入院だと言うのに..なおたさん、頑張ってね!


    「なおたさんから頂いた静岡のお菓子」     「元気の為に買った、ちっちゃいクリスマスツリー」

2006/11/18(土) 引きずる心..
昨夜は、ショックのあまり、泣きながら眠ってしまった..泣いても、泣いても、涙は枯れる事がない..

テレビの画面に写った足の悪いワンコ..飼い主の不注意で足が不自由になって歩けなくなってしまった。
いつもその事を後悔しながら、生きていると言う旦那さんが、ワンコを抱きしめながら泣いていた..
気持ちが痛いほど分かる..後悔するなと言われても、その気持ちをうち消す事など容易く出来ない..
ワンコのマッサージを懸命に施していた..かつての自分の姿を見ているようだった..お願いだから治って
そんな気持ちでマッサージを施していた..浮腫んでいた足も、マッサージを施すと浮腫が取れて来る。
このまま、浮腫まないで欲しい..そう願いながら、毎日マッサージを施していた..きっと同じ思いだろう。

全く歩けなかったワンコが、車椅子をつけて歩いていたら、顔が生き生きしていた..嬉しいんだろうな..
元気も自分の足で歩きたかったろうな..いつもカートの上から、「歩きたいよ〜」と言う顔をしていた。
お散歩へ行っても、転んだら大変だからと歩かせなかった..外を歩いたのは、あの玄関前が最後だった
歩かせないから骨が固まってしまった..歩かせないから血流が悪くなってしまった..みんな私のせいだ。

今日は、コナママさんとコナちゃんが遊びに来てくれた..手作りの人間用チーズケーキとお花を頂いた。
久し振りに、一緒に昼食を..コナちゃんは、少し聞き分けが良くなって来て、お利口さんになったかな?
元気の吠える姿が写っているDVDを見ていたら、鼻を鳴らしながら、テレビの周りを必死で探していた..
「そんな所を探してもいないよ..元気は何処?」と言うと、元気の祭壇のある部屋へ飛んで行った..
やっぱり、コナちゃんにとって、元気のいる場所は祭壇のある部屋なんだ..ここで寝てたんだもん..ね。

夕方近くに、ルークママさんとルーク君も遊びに来てくれた..久し振りに、3人と2匹が揃った..
コナちゃんとルーク君は、元気の祭壇の前で、仲良くお供え物を食べて、山羊さんミルクを飲んでいた。
ルーク君は、昼間のお散歩で女の子を追いかけ回してお疲れのようで、コナちゃんと遊ぼうとしなかった。
平和な時間が過ぎて行った..ここに元気がいたら、もっと楽しかっただろうな..そんな事を想っていた。

心の悲しみ、寂しさ、辛さは、失った者にしか分からない..それを理解できるのは、自分が失った時だ。


 「2回目の月命日..月日が経てば、元気が生きていた事も、死んだ事も忘れられてしまうのだろう」

2006/11/17(金) あ〜ぁ..
今朝は、なかなか起きられなかった..彼が帰って来てるのに、迎える事も出来なかった..何故って?

寝不足もあるけれど、昨日ランで冷えたのかもしれない..そして、ルーク君と走り過ぎたのかもしれない。
久し振りに歩いて、久し振りに走って、私の体は悲鳴をあげてしまった..あ〜ぁ、本当に情けないな..
元気とのお散歩で鍛えた足腰も、すっかり萎えてしまった..あれっぽっちの運動で、足腰の筋肉が痛い。
今日も、ランへ行く予定だったが、お天気が悪いのと、私の体調が悪いので、中止となってしまった..

今日も買い物へ行って貰った..未だに買い物すら行けない..いつまで、こんな生活を続ける気なのか
自分が情けない..こんなに弱い人間だったのだろうか..何があっても自分の力で這い上がって来た。
それなのに、今度ばかりは這い上がる気力もない..毎日々、メソメソしている情けない自分しかいない

偶然見てしまった..心の中に封印していたあの場所を..二度と見たくなかったあの場所を見てしまった
あの景色、あの建物..脳裏に焼き付いていたあの場所を..どうして、チャンネルを替えてしまったのか
最後の望みを掛けて行った大学病院..最善の治療方法を見つけて貰う為に行った大学病院..
元気が最後に歩いた玄関前..不安そうな顔で待っていた待合室..元気と一緒に入った診察室..
麻酔から覚めて、疲れた顔でカートに乗せられて帰って来た待合室..希望と憔悴が交錯した駐車場。
全てを思い出してしまった..元気の表情の一つ々を思い出してしまった..私が一番後悔している事を

夜空に輝く星に向かって..「元気、ママを助けて..元気、ママを救って..」..そう呟いていた..


    「元気兄貴も一緒に走ったのかな?」        「元気と同い年のイブちゃん 13Kgです」

2006/11/16(木) 月命日..
今日は、元気の2回目の月命日..元気が逝ってしまったあの日から、2ヶ月も経ってしまった..

暑かったあの日..美しい初秋の青空が広がっていた..今は晩秋..今日も、青空が広がっていた..
月命日のお花が届いた..大好きなお花屋さんと、1年間の契約を結んだので、定期的に届けてくれる。
痛んでしまったお花の整理をして、新しいお花を祭壇に供えた..とても、寂しくもの悲しかった..
窓辺に座り、青空を見上げていたら、涙がこぼれて来た..止めどなく流れる涙..止まらない涙..

どうして、あの日に逝ってしまったんだろう..手厚い介護をしていたら、もっと生きられたかもしれない。
私は元気が生きて行く為に何をしてあげたのだろう..元気の生きる力を奪ってしまった事だらけ..
大学病院へ連れて行った事が、ほんの少しの自由を奪ってしまった..元気の生きる力を奪ってしまった
元気の生きる力を信じて、それまでと同じように過ごせば良かった..私が元気の命を短くしてしまった。

どんなに後悔しても戻って来ない..まん丸の澄んだ瞳、キラキラ輝く瞳、やんちゃな瞳、無邪気な瞳、
得意げな瞳、私を見つめる優しい眼差し、可愛い寝顔、晩年の美しい寝顔、野生の名残の遠吠え、
飼い主思いの優しい心、優しい気遣い..目を見つめれば、言葉など最小限の必要性で良かった..
長くて美しい被毛が自慢だった..ツルツルのシュルシュルで、毛玉などほとんど出来た事がなかった..
親バカと言われようが、元気は自慢のキャバリアだった..もう一度見たいなぁ〜あの欽ちゃん走りを..

落ち込んでいたら、ルークママんからメールが入った..「お天気が良いから、城北公園へ行こうよ」..
「涙が止まらないの..きっと何かが起きるよ..元気が行くなと言ってるんだから行きたくないよ」..
「何にも起きないよ..元気が守ってくれるから大丈夫だよ..ルークと一緒に元気も走らせてあげようよ」
そう言う訳で、ルークママさんの運転で、城北公園まで出かけた..公園のベンチでお昼を食べてから、
ドックランへ向かった..ルーク君は、待ちきれないとばかりに、私達をランまでぐいぐい引っ張って行った。
ルーク君は、大きな犬が大好きで、金魚のフンのようにくっついていたが、あまり相手にして貰えなかった。
そんな姿が、元気と重なった..元気も大きな犬が大好きだった..そして、乗っかっては怒られていた。
それでもひるまずに、大きな犬の後を追いかけていた..今も虹の橋で、大きな犬を追いかけているかな。

ランでキャバリアと会った..1匹は犬見知り、人見知り..1匹は、我感知せずのマイペース型..
2匹共、今時のキャバだった..帰りがけ、遠くにキャバリアの姿が見えた..急いで駆け寄って行った。
「イブちゃん」と言うそのキャバリアは、元気と同い年だった..ずんぐり、むっくり、ぼってり、私好みの体型。
顔も、詰まっていて、お目目もくりくり..昨日、切ったばかりだと言う被毛は、ウェーブがかかっていた。
穏和な顔をした「イブちゃん」は、しつこくなで回す私に嫌な顔も素振りも見せずに、付き合ってくれた..

元気もランでワンコ達と遊んでいたかな..思い切り走っていたかな..元気なうちに連れて行きたかった。


  「ハピラブママさんに作って頂いた、元気のメモリアル..素敵に作って下さってありがとうございました」

2006/11/15(水) 再会..
今日も秋晴れの空だった..ブラインドの隙間から、朝の眩しい光が差し込んでいた..あっ!また寝坊。

kaznさんからメールが入った..お昼頃に、我が家へ来てくれると..8月1日に会って以来の再会だ。
あの日はアリスちゃんと元気のお誕生日会だった..kaznさん手作りのケーキで2歳と11歳のお祝いをした
アリスちゃんとの再会をとても喜んでいた..寄り添う事は出来なかったが、静かに見つめ合っていた。
kaznさん手作りのケーキを、美味しそうにほおばっていた..この姿がいつまでも続いて欲しいと願ったが、
これが最後のお誕生日会だろう..そう思った..だから、お誕生日のプレートを冷凍庫の中に保存した。

元気とアリスちゃんは、仲良しだった..いつも側に寄り添っていた..とても微笑ましい間柄だった。
一緒に遊ぶ事も、じゃれる事もしなかったが、いつの間にか寄り添っていた..そんな姿が好きだった..
6月28日にクランベリーモールで会った時は、元気の異変に気がついたのか、寂しそうに背中を向けていた

アリスちゃんは、家の中に入るなり、部屋のあちこちをウロウロしていた..元気を探しているようだった。
元気が寝ていた布団、クッションや枕の間に顔を突っ込んで匂いを嗅いでいた..やっぱり探していた..
元気が最後に使っていた、シミのついた枕の匂いをしばらく嗅いでいた..まだ、匂いが残っているんだ。
部屋の中にいないのが分かると、ベランダに出て空を見上げながら吠えだした..そこに元気がいたのかも
そんなアリスちゃんの姿を見て、涙がこぼれそうになった..元気もアリスちゃんに、会いたかっただろうな。

kaznさんは、家に引きこもっている私を、気晴らしに外へ連れ出そうとしてくれたが、気分が乗らなかった。
アリスちゃんの体をを触っていたら、毛玉を発見した..これは、取らなくちゃ..グルーミングを開始した。
少しずつ根気よく取ってあげれば元の美しい被毛になる..結局、毛量が多くて半分しか取れなかった。
う〜ん..残念..時間があれば、全身を綺麗にしてあげたのに..私は、意外と毛玉取りが好きなのだ

ルーク君が来た..アリスちゃんは、最初だけ「ウーッ」と言ってたけど、その後は仲良く遊んでいた..
元気の祭壇の前で、お菓子を食べて、山羊さんミルクを飲んで、アリスちゃんもルーク君もご機嫌だった。
kaznさんとアリスちゃんが帰った後は、預かったルーク君とお昼寝タイム..元気の側で眠ってしまった..

kaznさんから、お花と果物を頂いた..今日は、元気に会いに来てくれて、ありがとうございました。


   「元気の祭壇の前で戸惑うアリスちゃん」        「真ん中に元気がいたらと思ってしまう」

2006/11/14(火) 思い出3..
昨夜は、ご飯を作る気力がなかったので、あり合わせで済ませてしまった..これじゃ栄養が取れないな。

一時、元に戻りかけていた体重も、また減って来てしまったかも..昔みたいに食べないもんなぁ〜
動いていないから、お腹も空かないし、手足の筋肉も落ちて来ちゃったし、お肌にも張りがないし..
顔は、シワが増えて、頬がだら〜んとして来たし..お手入れを怠っていたツケが回って来ちゃったかな?

去年の伊豆旅行3日目..前の日の夕食は、金目鯛のシャブシャブだった..2人と1匹で寂しく食べた。
朝食は和食だった..ゴールデンの食事は、とても美味しくて豪華だった..ランキング的には1番かな..
ゴールデンを後にして、「下田水族館」へ向かった..私は、念願だったイルカに触れる事が出来た。
元気は、カートに乗ったまま、娘と大人しく私を見ていてくれた..その顔は、笑っているように見えた..
水槽を泳いでいる魚を間近に見てびっくりして、舌の色が真っ白になってしまったので慌てて外に出た。
石廊崎まで足を伸ばし、南伊豆の絶景を見て、猿のいる海岸まで行き、松崎から天城の山へ向かった

3日目は、無計画だったので、散々な目に遭ったが、それはそれで結構楽しかった..そう楽しかった..
元気と一緒なら、どこへ行っても、何をしても楽しかった..一緒に旅行が出来る嬉しさを噛みしめた..
今年の3月..もう一度、伊豆旅行へ行きたいと願ったが、同行してくれる人が誰もいなかった..
この時、無理をしてでも行っておけば良かった..もう二度と、元気と共にゴールデンへ行く事はない..

ハピラブママさんにお願いしていた品物が届いた..その素敵な物を抱きしめながら号泣してしまった。


    「南伊豆の絶景の前で..綺麗だった」       「バイオパークの観覧車で..楽しかった」

2006/11/13(月) 思い出2..
昨夜は、彼が作ってくれた夕食を食べ、少しだけ会話をして、元気のいる部屋へ引きこもってしまった。

彼も呆れているだろう..「哀しいのは、寂しいのは、辛いのは君だけじゃないよ」..そう言いたいだろう。
窓辺で、煙草を吸っている後ろ姿が、とても寂しそうだった..泣きたいのを我慢しているのだろう..
そう..私だけが悲しみを抱いて生きている訳じゃない..それは、彼を見ていれば、充分伝わって来る。
でも、今の私は自分の気持ちをコントロールする事が出来ない..もうしばらく、私に時間を下さい..

去年の伊豆旅行2日目..朝食を済ませ、玄関前で記念撮影をした..みんな楽しそうに笑っていた。
ペンションを出発して、カントリーコースで、散策を楽しんだ..元気も草の上を楽しそうに歩いていた。
そして、「伊豆バイオパーク」へ向かった..園内のバスに乗って動物を見たり、歩いて動物と触れ合ったり
観覧車に乗ったり、とても楽しい時間を過ごした..ぎゅうちゃんの野獣振りが、開花した日でもあった。
何をしていても、笑いが絶えなかった..初めて会ったメンバーなのに、こんなに楽しく過ごせるなんて..
名残り惜しかったが、バイオパークの駐車場で、再会を約束してお別れした..我が家は、もう一泊..

思い出ばかりを語る私は、未練がましいだろうな..自分でもそう思う..でも、忘れる事が出来ない..


   「ぎゃうちゃん アリスちゃん 元気 チーズ君」       「バイオパークの動物達に興味津々」

2006/11/12(日) 思い出1..
昨夜は、2週間振りの外出と、1ヶ月振りの運転で、疲れてしまったのだろうか..うたた寝をしてしまった。

夕食を終え、ホットカーペットの上で横になって、テレビを見ていたら、いつの間にか眠ってしまった..
やっと、居間で夕食を食べられるようになった..やっと、元気の側から離れて過ごせるようになった。
これでも、少し進歩したかなと思っている..元気が逝ってしまってから、ずっと側で食べていたから..

1年前の今日、伊豆旅行へ出かけた..なおたさん一家、チーズママさん一家、ヨッチさんと初めて会った
カフェで嫌な思いをしたけれど、その後行った「グランパル公園」で楽しく過ごしゴールデンへ向かった。
素敵な建物、くつろげるお部屋、美味しい料理、貸し切り露天風呂..どれも大満足のペンションだった
元気もバリバリに元気で、足が悪いなんて思えなかった..みんなと、とても楽しい時間を過ごしていた。
なおたさん手作りの、ワンコケーキを争って食べたり、私へのサプライズがあったりして笑いが絶えなかった。
この日の元気は、移動の疲れも見せずに、ずっとご機嫌だった..連れて来て良かったと心から思った。

今の現実なんて、想像も出来なかった..それは、私ばかりでなく、一緒だったみんなも同じ思いだろう。
楽しいねぇ〜って言う笑顔..美味しいねぇ〜って言う笑顔..そんな顔を、思いだすと涙が溢れて来た。
涙が止まらなくなり、そのままうつ状態になってしまった..部屋の隅で、抱き枕を抱きながら座っていた。
夕食を作る気にもなれず、しびれを切らした彼が台所に立ってくれた..その後ろ姿はどこか寂しげだった

このまま、どこまで落ちて行くのだろう..何だか、体も衰弱して来た..太陽を浴びてないせいだろうか。


   「グランパル公園 チーズ君と仲良しでした」      「なおたさん手作りケーキ 早く頂戴よ〜」

2006/11/11(土) 友..
昨夜、私の横で「ガサッ」と言う音がした..何か倒れたのではと、確認してみたが何も変わらなかった。

いったい、何の音だったのだろうか..最近、聞き覚えのない音がすると、ついキョロキョロしてしまう..
未だに、元気の面影を追い続けている..哀しい心..いつになったら、私の心は解き放されるのだろう。

お昼過ぎ、函館の友人から電話が入った..「今、大山から電車に乗ったよ」急いでサティーへ向かった。
サティー1階のスタバで待ち合わせ..少し待つと、懐かしい顔が手を振りながら、私の前に現れた..
2年振りの再会..思わず友人に抱きついてしまった..間近で顔を見ると、少し老けたような気がした。

スタバのテラスで珈琲を飲んでから、サティーで駅弁フェアーのお弁当を買って我が家へ向かった..
私が選んだ駅弁は、奈良県吉野口の「柿の葉寿司」..和歌山へ旅行に行った時は、必ず食べていた
今年の、春の旅行の時も有田サービスエリアで食べた..その時の事を思いだしながら、美味しく頂いた。
函館の友人にも、なかなか好評だった..函館は、魚介類が新鮮だから、こんな物はないと言っていた
友人宅の目の前の海で釣れたイカを、売りに来る行商のおばさん..イカソーメンが美味しかったなぁ〜

友人は、これから横浜へ行く用事があるからと、慌ただしく帰り支度を始めた..相変わらずせわしない
私の為に来た訳じゃないから、仕方がない..少しでも移動が楽なようにと、常盤台まで送って行った。
「じゃあ〜ね..元気でね」..こんな言葉を夏の日に言った記憶が..コロンママさんが帰る時だった..
元気のお見舞いに来てくれた日から3ヶ月も経ってしまった..あの日の嬉しそうな元気の顔を思いだした

元気が大好きだった「トラピスト.クッキー」をお土産に頂いた..「トラ」と言っただけで、小躍りしていた。
北海道へ帰る度に、一番最初に買っていた..我が家へ帰る道中で、元気の喜ぶ顔が目に浮かんだ。
今は、「トラ」と言っても、小躍りしながら喜ぶ姿を見られない..もう一度だけ、食べさせてあげたかった。

駐車場の横を歩いていたら、オシッコをしている元気の姿が浮かんだ..この場所は元気の縄張りだった


    「元気が大好きだったトラピスト.クッキー」        「励ましのカードと主のいない洋服」

2006/11/10(金) 暇..
何の変化もない毎日..退屈な毎日..陽が上がり、陽が沈む..地球は一定の時間を刻んで行く..

微妙な変化があると言えば、コロンママさんとある事で盛り上がっている位かな..昨日から長電話..
秘密の話しなので、ここでは書けないけれど、これが結構な盛り上がり..久し振りの楽しい話題..
テンションが上がって来たかも..ニコニコしていたらしく、彼が「今日は楽しそうな顔をしているね」と..

今日も、買い物と支払いに行ってくれた..レシートの金額を見てびっくりしたけど、仕方がないなぁ〜
「ボクが買い物をすると、こんな金額になってしまうんだよ」と、すまなそうな顔をしていた..
でも、今の私じゃもっと凄い金額になるかもしれない..だって、ず〜っと買い物へ行ってないんだから..
昼食を食べたら、彼は仮眠..帰って来ても、話す時間はほとんどない..彼がいても暇人なのだ..

明日は、函館の友人が来る予定..駅の近くまでお迎えに行くんだけど、ちゃんと歩けるかどうか不安..


  「去年の11月9日 リメイク.チャリンコジャージ 」       「11月9日 りっぱな尻尾をフリフリ」

2006/11/09(木) 蝶..
秋晴れの空..ベランダで佇む私の前を、モンシロチョウが飛んでいった..季節が逆戻りした気がした。

そう言えば、毎日ベランダに来ていたアゲハチョウ、真っ黒な蝶、大きな蜂を見かけなくなった..
蝶は嫌いだけど、花の蜜を吸っている時は、邪魔をしないようにしていた..彼らにも生きる権利はある。
彼らがたむろっていた花も、今はもうない..季節は晩秋..初夏に活動していた彼らも生きてはいない

公園の日だまりが、暖かそうだった..元気が大好きだったニャンコが、日向ぼっこをしている姿が..
ふと、行ってみたくなった..日だまりのベンチに座り、ニャンコと話をしたくなった..元気を覚えている?
お散歩へ行く途中で、姿を見つけると柵越しに挨拶してたよね〜君はニャーニャー、元気はピーピー..
決して交わる事はなかったけど、仲良しだったよね..本当はね、元気は君と遊びたかったんだよ..
いつもの場所に姿が見えないと、公園の中を必死で探していた..そんな姿を茂みの中から見てたよね
そんな話をしてみたかった..公園で暮らす野良猫だけど、人なつっこい猫..私の話を聞いてくれたかな

「ボク、忙しいんだよ〜ごめんね。そろそろ遊んでばかりいないでママのところに戻らなきゃならないからね」
なおたさんの所に現れた元気は、こう言って去って行ったと言う..私の所へ戻らなきゃって..?

もう寄り道しなくて良いから、早くパパとママの所へ戻って来てね..みんな首を長くして待ってるよ〜


     「秋晴れの空と、主のいない布団」         「去年の11月9日 何故かビックリ眼です」

2006/11/08(水) 星..
昨夜は、澄んだ空が広がっていた..月がとても綺麗だった..そして、あの星も一段と輝いていた。

累ママさんと約束をした..離れた場所からだけど、一緒に星と語ろうね..ゆっくり、星と話をしようね。
チャマちゃん☆..ビル君☆..コロンちゃん☆..元気☆..みんな、お空でキラキラ輝いていたよね..
月を挟んで光っていた、元気☆とコロン☆に話しかけた..お空から、ママ達の事を見ていてくれるの?
ママは、どうしたら泣くのを止める事が出来るの?どうしたら、笑えるようになれるの?元気、教えて..

一人窓辺で、空を見上げていたら、ルークママさんが夜のお散歩へやって来た..我が家が最終地点..
ルーク君は、いつものように、元気のお供えのお菓子を食べて、山羊さんミルクを飲んで、ご満悦だった。
お花を悪戯していたので、叱りつけた..「ごめんなさいは」と言うと、元気と同じような仕草で謝って来た
最近、本当に元気に似て来た..元気は私達に分からないけど、ルーク君に話をしていたのだろうか..

今日も、秋晴れの空だった..お散歩日和の天気は嫌いだ..もっと、生きていてくれたらと思ってしまう。
風もなく、日差し優しい空気の中へ、カートに乗せて連れて行ってあげたかった..そう思ってしまう..
お散歩へ行きたかったろうな..外の空気を吸いたかったろうな..草の匂いを嗅ぎたかったろうな..
外で気持ちよく、オシッコやウンPをしたかったろうな..仲良しだったお散歩友達と会いたかったろうな..
お休み処で、クッキーを食べたかったろうな..パパを迎えに行きたかったろうな..そんな思いが駆けめぐる

夕方、コナママさんが手作りの「さつまいもモチップ」を持って、遊びに来てくれた..お味はどうかな?
元気にあげる前につまみ食いを..予想していたより、美味しかった..元気にも食べさせてあげたかった
元気は、蒸かしたさつまいもやチップが大好きだった..食欲が落ちて来た頃も、喜んで食べてくれた。
コナママさんが、もっと早く手作りお菓子に目覚めてくれれば、美味しい物がたくさん食べられたのにね〜

ダスキンのお兄さんが、玄関で嬉しそうに迎えてくれた姿、玄関まで送ってくれた姿が忘れられないと..


 「去年の11月7日 伊豆旅行の前にシャンプー」    「11月8日 Kaznさん作のお気に入りスヌード」 

2006/11/07(火) 風..
風が、公園の色づいた木々を揺らし、我が家のベランダまで落ち葉を運んで来る..もの悲しい晩秋..

ベランダには、まだ夏の花が咲いている..元気が逝ってしまったあの日から、ずっと咲き続けている..
公園の揺れる木々を見ながら、元気の事を想う..何故、あんなに急いで逝ってしまったのだろう..
久し振りに、ショパンが聴きたくなった..今の私の心の想いが、ショパンの旋律から奏でられる..
ショパンを聴きながら、元気の写真に語りかけていた..「ママ、もう生きて行く自信がないよ..」
元気の側へ行きたい..虹の橋のたもとで、私の事を待っているであろう元気の元へ..迎えに来て..

朝食も取らず、昼食も取らず、窓辺に座り、秋の風を楽しんだ..落ち葉の転がる音が聞こえた..
秋晴れの青い空..優しい太陽の光..ベランダに干した、主のいなくなった布団が寂しげだった..
私が今すべき事は何なのか?..笑う事?外に出る事?自分に戻る事?生きる事?..自分に問うた

ピカさんから、焼き物の元気が届いた..壊れないようにそっと箱から出した..可愛い元気がそこにいた。
そして、箱の一番上に写真があった..昨年の12月、ピカさん宅で楽しい時間を過ごした時の物だった。
昼間のランで遊び疲れて、パパのお股で眠ってしまった..この時、既に左後ろ足は病魔に冒されていた
最後の長距離旅行のつもりで、関西旅行へ連れて行った..長い移動にも関わらず、とても元気だった
この可愛い笑顔に、11年間癒されて来た..病気が悪化してからも、この寝顔が変わる事はなかった..

ピカさん、娘さん..楽しかった思い出と共に、可愛い元気を贈ってくれて、ありがとうございました。


     「ちゃんと素敵な首輪もしています」       「娘さんの使い捨てカメラに残されていた写真」

2006/11/06(月) まだ..
昨夜は、月がとても綺麗だった..しばらくすると、月が隠れ星が現れた..たった一つだけ輝いていた。

月の写真を撮ってみたが、月の形が変わってしまう変な写真しか撮れなかった..今度は星に挑戦した。
なかなかピントが合わない..真っ暗な空を撮るのは至難の技だった..やっとの思いで、一枚だけ撮れた
でも、その写真に写ったのは、星なのか、ゴミなのか、分からない..私だけが分かっていれば良いか..

今日も、体の調子が悪い..仕事から帰って、一睡もしてない彼が、買い物と支払いに行ってくれた..
私は、いつになったら、以前の生活を取り戻せるのだろうか..このまま、引きこもりで終わるのだろうか..
外に出たい気持ちと、出たくない気持ちが、心の中で葛藤している..いつまでも甘えたままじゃいけない

私は、元気が病気になってから、卑屈になってしまった..特に、死んでからは一層酷くなってしまった..
自分の心が、コントロール出来ない..心の中に自分の思いを溜めて置く事が、出来なくなってしまった。
泣く事は出来ても、笑ったり、怒ったり、楽しんだり..喜怒哀楽が、上手く表現出来なくなってしまった。
社会との交わりも、極端に少なくなってしまった..気がつくと、ボーッと座っている事が多くなってしまった。
来る人を待つだけの生活..こんな生活がいつまで続くのだろうか..自分が変わらなきゃ何も変わらない

今日は、久し振りにお弁当を作ってあげた..無理しなくてもいいよと言っていたが、顔が嬉しそうだった。


         「去年の11月6日 コロンママさん作のファッションショーを楽しんでいました」

2006/11/05(日) お線香..
体の調子が悪いので、心の調子まで悪くなって来た..完全にうつ状態..何をしていても涙が溢れる。

急に、函館の友人の声が聞きたくなった..車で北海道へ帰る度に、旭川から8時間もかけて寄っていた
もう、2年も帰っていない..両親が相次いで死んでしまったので、帰る必要性が無くなってしまった..
泣くつもりで電話をしたのではない..受話器から聞こえて来る懐かしい声..「どうして泣いてるの?」
私は言葉が出なかった..ただ、嗚咽してるだけ..「さっちゃん..どうしたの?何があったの?」..
やっと、元気が死んだ事を伝えた..友人は、しばらくの間、言葉が無かった..「そう、死んじゃったの」

「泣いちゃ駄目..元気君が悲しむよ..笑ってなきゃ駄目..元気君は、さっちゃんといて幸せだったよ」
「最後の事が出来なかったとしても、元気君はさっちゃんの性格をちゃんと分かってるから、怒ってないよ」
「元気君は、たくさんの幸せを与えてくれたでしょう〜それが、元気君が11年間生きて来た証なんだよ」
泣きじゃくっている私に、彼女は優しく語りかけてくれた..心の中が、少し軽くなったような気がした。

泣く為に、電話をしたのではない..声が聞きたかったが、富良野のラベンダーのお線香も頼みたかった。
ようやくその旨を伝えると、11日から12日まで、用があって東京へ行くから、その時に持って来てくれると..
こんな偶然があるのだろうか..ずっと連絡をしてなかったのに、2年振りに我が家で再会出来きるなんて
彼女は以前東京に住んでいた..若い頃の元気な元気を知っている..元気が、私を導いたのかな?

咳もだいぶ治まって来た..久し振りに、きちんと食事を作った..でも、一人ぼっちの夕食は寂しい。


  「累ちゃんは元気と同じマックアダム犬舎出身」    「去年の11月5日 ソファーで安らかに爆睡中」

2006/11/04(土) 優しい..
朝から、体がだるかった..体温を測ると37度..咳は少し治まって来たが、体のだるさは取れない..

いつもの掃除と、お花の手入れを終え、薬を飲んで布団を被ってしまった..何もしたくなかった..
彼が、買い物に行ってくれた..そして、昼食にラーメンを作ってくれた..愛情一杯のラーメンだった。
ニンニクと野菜を炒めた物と、煮玉子とチャーシューとメンマも入っていた..とっても美味しかった。
以前は、料理などしない人だった..去年辺りから、私の具合が悪い時だけ、作ってくれるようになった。
元気の病気が悪化してからは、介護の手助けが出来ないからと、買い物や料理をしてくれるようになった
仕事へ出かける前に、お風呂の掃除もしてくれた..「お風呂に入ってから、寝るんだよ」と優しく言った。
元気がいなくなってから、以前よりもっと優しくなった..私は、そんな彼に甘えっきりで生きている。

3時過ぎに、コナママさんが遊びに来てくれた..勿論、コナちゃんも一緒だ..今日も、暴れん坊全開..
仕事に出かける前の彼と、じゃれ合っていた..彼は、コナちゃんと楽しそうに遊んでいた..
仕事に出かける彼を、コナママさんがコナちゃんを抱いて、私と一緒にベランダから見送ってくれた。
昨日、ゼブラへ行って来たそうだ..元気が最後にお出かけしたゼブラ..芝生の上でご機嫌だった..
その時、元気の左足を撫でながら泣いていた、ボーダーコリーの飼い主さんと偶然お会いしたそうだ..
元気の事を覚えていて、「亡くなった」と告げたら、泣いていたそうだ..元気が伝えて欲しかったのかも

少し遅れて、ルークママさんとルーク君が来てくれた..3人と2匹で、元気の一日遅れの四十九日を..
コナちゃんと、ルーク君はじゃれ合い..私達は、おしゃべりに夢中..楽しくて賑やかな四十九日..
こんな楽しい時間を持てるのも、元気が生きていたから..私達を結びつけてくれた元気がいたから..
「ルーク君のママ、コナちゃんのママ、ボクのママを守ってあげてね」..最後にそう頼んで逝ったのだろう..

夕方、雷を伴う雨が降って来た..「ゴロゴロ、ピシャーン」そう言うと、ルーク君が私のお股に避難..
そこへ、コナちゃんがちょっかいを出しに来ると、本気で怒っていた..そんなルーク君を、初めて見た。
元気も雷が大嫌いだった..「ゴロゴロ、ピシャーン」そう言うと、震えながら私のお股に避難して来た。
容姿は違うけれど、私のお股に元気がいるような気がした..やっぱり、ルーク君には元気が入っている?

夕食を作る時に、玉子を割った..そして、かき混ぜた後、いつもの癖で後ろを振り向いてしまった..
振り向いても、その場所に元気はいない..元気は、玉子が大好きだった..どこにいても飛んで来た。
貰えるまで、私の後ろでお行儀良く待っていた..寝たきりの時も、布団の上で目を輝かせて待っていた。
元気が生きていた頃の癖が抜けない..トイレのドアも、お風呂場のドアも、きちんと閉められない..
元気の動向を耳と目で確かめる為に..すぐに飛んで行けるように..きちんと閉めた事がなかった。
今も、元気が生きていた時と同じような行動をする自分がいる..いつになったら、解き放されるのだう..

昨夜も、咳が酷くて、呼吸困難になりかけた..せっかく作った夕ご飯も、ほとんど食べられなかった..


 「累ママさんからのお花」 「クウカイママさんからのお花」 「大好きなお花屋さん」 「元同僚からのお花」

2006/11/03(金) 四十九日..
昨夜、ベランダに白い2本の後ろ足が見えた..あっ!と思ったら、すーっと洗濯機の方へ消えて行った。

ちょうど、ルーク君が来ていたので、てっきりルーク君だと思っていた..でも、ルーク君ではなかった。
ルーク君は、元気の祭壇がある部屋にいた..「今ね、ベランダに白い後ろ足が歩いて行ったよ」..
「え〜っ!もしかして、元気が来たの?」..目の錯覚ではない..確かに、目の前を歩いて行った。
四十九日を前にして、もしかしたらお別れを言いに来たのかもしれない..そうは思いたくないけど..

午前中、以前勤めていた会社の同僚達が、お線香をあげに来てくれた..大好きな虹色スミレを頂いた
元気は、この同僚達が大好きだった..逝ってしまった朝も、冷たくなった元気に会いに来てくれた。
二人一緒に会いに来てくれたから、きっと喜んでいただろう..「会いに来てくれて、ありがとう」って..

今日は、累ママさんが、娘さんと、息子さんと、累ちゃんを連れて、遠くから元気に会いに来てくれた..
累ママさんとは、長野の旅行の帰りに、累ちゃんと元気のブリーダーさん宅で、初めてお会いした..
その時の累ちゃんは、私を拒絶していたが、今日はすっかりうち解けてくれて、マッサージまでさせてくれた。
久し振りに触るキャバリアの感触..元気と同じマックの血が流れてるだけあって、骨格がしっかりしていた
累ちゃんは、大人しく見えたが、慣れて来ると遊び好きのキャバちゃんだった..楽しい時間が過ごせた。
累ママさん、遠くから元気に会いに来てくれて、ありがとうございました..ご厚意に心から感謝しています

元気の感触が懐かしくなった..もう、触りたくても触れない..シュルシュルした体を触りたくなった..
どうして、あんなに急に逝ってしまったのだろう..余命は分かっていたけれど、心の準備が出来てなかった
宣告されていた余命より、2ヶ月も早く逝ってしまった..何がいけなかったのだろう..今も分からない..
四十九日を迎えたからと言って、私の心が癒された訳じゃない..今も、元気の面影を追い続けている。
もう一度、あの日に戻りたい..あの日に戻って、私がしてあげなかった事をしてあげたい..ねぇ〜元気。

累ママさんから、お花を頂いた..クウカイママさんから、お花が贈られて来た..ありがとうございました。


  「あっと言う間に四十九日を迎えました..未だに、元気の死を受け入れられない自分がいます」

2006/11/02(木) 嬉しい〜
連夜の咳で眠れず、ちょっと寝不足気味..でも、咳止めの薬と喉スプレーで、少し楽になって来た..

今日は、どんよりとした曇り空..こんな日は、心も体もどんより..どんな天気でも、どんよりかな?
起きてもやる事がないんだから、大人しく布団に入っていれば良いのに、私の性格上それも出来ない..
掃除とお花の手入れを終わらせ、パソに向かい写真選び..写真が多すぎて、選ぶのが大変だった。
秘密の物を作って貰う..開けてびっくり玉手箱?..そんな訳ないか..でも、素敵な物が出来そうだ。

夕方、コナママさんが遊びに来てくれた..ベランダから見ていたら、まっしぐらに我が家へ向かって来た。
道を替えても、コナママさんをぐいぐい引っ張って、我が家へ向かって来るそうだ..元気はいないのに..
コナママさんのデジカメに不思議な物が写っていた..写真の端に真っ白な物が..破れた感じかな..
そして、コナちゃんが座っていたソファーから、放物線を描きながら、点々と浮遊する白っぽい丸い玉が..
元気が死んでから、私の写真にも不思議な光や、不気味な物が映し出される..何を意味してるの?

元気にと..手作りのチーズケーキを頂いた..生きているうちに食べさせたかったね〜と二人で呟く..
食べさせたかったけれど、今だってきっと喜んでくれる..コナママさんの優しさを、元気は分かっている。
それから、もう一つの頂き物..ももママさんからの贈り物..「トートバック」が出来上がって来た..
袋を開けると、そこには元気に走る元気の姿が〜やっぱり、元気は走ってる姿が一番元気らしいかも♪

明日は、四十九日..あっと言う間だった..元気は、明日を境に、私の元を離れて行くのだろうか?


     「ももママさんから頂いたトートバック」         「コナママさん手作りのチーズケーキ」

2006/11/01(水) 11月か..
11月か..時間が経つのは早い..元気が逝ってしまったあの日は、青い空が綺麗な暑い日だった。

昨夜も、あの星が見えた..星に話しかけた..「ママを恨んでない?ママを嫌いになってない?」..
星は何も答えてくれない..これは、自己満足なんだ..そう思っても、星に話しかけている自分がいた。
秋も深まり、星の位置が変わって来た..窓辺に座り、空を見上げていると首が痛い..もう晩秋なんだ

コナママさんに買って来て貰った薬を寝る前に飲んだら、咳が出なかった..これで安眠出来ると思った。
朝方やっぱり咳き込んでしまった..その時脳裏に、足の皮膚が落ちて来た日の、元気の顔が浮かんだ。
戸惑った顔をしていた..違和感のある顔をしていた..右後ろ足に力を込めてガンガンと動かしていた。
その時私は、「そんなに力を込めて動かさないで..皮膚が落っこっちゃうよ〜お願いだから止めて〜」..
悲痛な声で、元気に向かってそう叫んだ..元気は、私の言う事を聞いて、それをすぐに止めてくれた。
痛かったんだろうな..辛かったんだろうな..恐かったんだろうな..不安だったんだろうな....
でも、不安と恐怖で震えながら泣いている私の姿を見て、心配かけちゃいけないなと思ったんだろう..
ごめんね、元気..あの時、恐い思いをしたのは元気なのに、ママは恐くて何にもしてあげられなかった。

一日中、あの日の事が消えない..忘れたくても、忘れられない..壮絶な死に方をした元気の姿を..
彼が帰って来たので、あの日の事を問うてみた..「皮膚が取れて、痛かったのかな?辛かったのかな?」
「消毒している時は、痛そうにはしてなかった..壊死してしまった皮膚だから、痛みは感じなかったかも」
元気が口を聞けたら、何て言っていたのだろう..「ママ〜痛いよ、恐いよ、助けてよ、死にたくないよ」
そう言ってたかもしれない..病気と闘いながら懸命に生きて来た元気は、最後まで一生懸命だった..

↓の写真は、去年の11月1日の写真..左後ろ足の膝のお皿は、外れたままで骨の周りも腫れていた。
お皿が外れた場所は、骨が薄くなりかけていた..それでも、心配するような悪い病気ではないと..
私は、長年元気を診て来た主治医を信じていた..だから、他の病院へ連れて行こうとは思わなかった
この時、他の病院へ行っていたら、詳しい検査をしていたら、元気の命は救われたかもしれない..
今日、ネットである事を検索していたら、「10人の医者より1本のブラシ」と言う文字が飛び込んで来た。
皮膚病のワンコを、10人の医者に診せたが、結局良い結果は得られず、病状は悪化するばかりだった。
何の説明もなく、ステロイドの注射を続ける獣医達..たかが皮膚病と、投げやりな治療をする獣医達。
元気の主治医もそうだった..詳しい検査もせずに、座骨神経痛だろうと..そして注射ばかりしていた。
誤診をして、命を救わなかった主治医が、今でも平然と患者達を診ている..次の犠牲者は誰だろう?

もうすぐ、四十九日..残された人の心が、癒される目安だそうだ..でも、私の心は癒されていない..


    「治る事を信じて、病院へ通いました」        「病院近くの水車公園、ここが好きでした」


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