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2006年11月
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2006/11/01(水) 11月か..
11月か..時間が経つのは早い..元気が逝ってしまったあの日は、青い空が綺麗な暑い日だった。

昨夜も、あの星が見えた..星に話しかけた..「ママを恨んでない?ママを嫌いになってない?」..
星は何も答えてくれない..これは、自己満足なんだ..そう思っても、星に話しかけている自分がいた。
秋も深まり、星の位置が変わって来た..窓辺に座り、空を見上げていると首が痛い..もう晩秋なんだ

コナママさんに買って来て貰った薬を寝る前に飲んだら、咳が出なかった..これで安眠出来ると思った。
朝方やっぱり咳き込んでしまった..その時脳裏に、足の皮膚が落ちて来た日の、元気の顔が浮かんだ。
戸惑った顔をしていた..違和感のある顔をしていた..右後ろ足に力を込めてガンガンと動かしていた。
その時私は、「そんなに力を込めて動かさないで..皮膚が落っこっちゃうよ〜お願いだから止めて〜」..
悲痛な声で、元気に向かってそう叫んだ..元気は、私の言う事を聞いて、それをすぐに止めてくれた。
痛かったんだろうな..辛かったんだろうな..恐かったんだろうな..不安だったんだろうな....
でも、不安と恐怖で震えながら泣いている私の姿を見て、心配かけちゃいけないなと思ったんだろう..
ごめんね、元気..あの時、恐い思いをしたのは元気なのに、ママは恐くて何にもしてあげられなかった。

一日中、あの日の事が消えない..忘れたくても、忘れられない..壮絶な死に方をした元気の姿を..
彼が帰って来たので、あの日の事を問うてみた..「皮膚が取れて、痛かったのかな?辛かったのかな?」
「消毒している時は、痛そうにはしてなかった..壊死してしまった皮膚だから、痛みは感じなかったかも」
元気が口を聞けたら、何て言っていたのだろう..「ママ〜痛いよ、恐いよ、助けてよ、死にたくないよ」
そう言ってたかもしれない..病気と闘いながら懸命に生きて来た元気は、最後まで一生懸命だった..

↓の写真は、去年の11月1日の写真..左後ろ足の膝のお皿は、外れたままで骨の周りも腫れていた。
お皿が外れた場所は、骨が薄くなりかけていた..それでも、心配するような悪い病気ではないと..
私は、長年元気を診て来た主治医を信じていた..だから、他の病院へ連れて行こうとは思わなかった
この時、他の病院へ行っていたら、詳しい検査をしていたら、元気の命は救われたかもしれない..
今日、ネットである事を検索していたら、「10人の医者より1本のブラシ」と言う文字が飛び込んで来た。
皮膚病のワンコを、10人の医者に診せたが、結局良い結果は得られず、病状は悪化するばかりだった。
何の説明もなく、ステロイドの注射を続ける獣医達..たかが皮膚病と、投げやりな治療をする獣医達。
元気の主治医もそうだった..詳しい検査もせずに、座骨神経痛だろうと..そして注射ばかりしていた。
誤診をして、命を救わなかった主治医が、今でも平然と患者達を診ている..次の犠牲者は誰だろう?

もうすぐ、四十九日..残された人の心が、癒される目安だそうだ..でも、私の心は癒されていない..


    「治る事を信じて、病院へ通いました」        「病院近くの水車公園、ここが好きでした」


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