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2006/11/25(土)
荒療治..
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昨夜は、とても空気が澄んでいた..元気☆、コロン☆、ビル☆、チャマ☆..みんなの☆が光っていた。
元気☆の位置が、とても高くなって来た..窓辺に座り、寒さに震えながら、その☆に話しかけた.. 「ママは寒いんだけど、元気は寒くないの?」..「夜は、☆になってママを守ってくれるんだよね」.. ☆は、何も答えてくれない..ただ、キラキラと輝いているだけ..流れ星になって返事をして欲しいな。
今日も、快晴の空..陽だまりが私を呼んでいるような気がした..何だか、外へ行きたくてなって来た。 元気と歩いた遊歩道へ行ってみたくなった..彼と一緒なら、行けるような気がした..元気も連れて.. 「遊歩道へ行こうか?」..「えっ!大丈夫なの?」..「そんなの行ってみなくちゃ分からないよ」..
遊歩道の入口に着いた..その場所で、元気の姿が目に浮かんだ..やっぱり、涙が溢れて来た.. どうしよう..先に進まなくては、来た意味がない..気力を振り絞り、元気とのお休み処まで進んだ。 以前、座っていた場所に腰をかけ、美味しそうな顔で、クッキーを食べていた元気を思い浮かべていた.. 少し先のベンチに座り、煙草を一服..去年の今頃は、このベンチに座り、ポタージュスープを飲んでいた そう..今日は、このポタージュスープを買いに来たのだ..少し先にある販売機のポタージュスープを..
思い出を噛みしめながら、販売機へ到着..ずいぶん来ない間に、販売機のメーカーが変わっていた.. ポタージュスープが無かった..その先の、高速下近くまで行かなくては..どんどん心が重くなって来た。 そこは、彼が仕事へ行く時に見送った場所..彼の姿を追って、見えなくなっても吠え続けていた場所。 彼も、あの時は辛かったって..あの吠える声が、今でも耳に残っている..その場所へ足を踏み入れた。 ポタージュスープを買って、しんみりとベンチに座っていた..二人共、無言のまま珈琲を飲み続けた..
その場所を後にして、遊歩道へ戻り、元気を一度だけ連れて行った事がある八百屋さんへ向かった。 八百屋さん前の歩道で、私が買い物をしてる間、カートの中でお行儀良く待っていてくれたっけ.. そんな事を思い出しながら、美味しそうなミカンを手にしていた..元気は、ミカンが大好きだった..
コンビニへ行った彼を、遊歩道の側にあるマンションの公園のベンチで待っていた..ここも思い出が一杯 遊歩道のベンチが塞がっている時は、ここのベンチを利用していた..いつも、ニコニコ笑っていたっけ.. 遊歩道に、近所のワン友さんの姿を見つけた..元気が死んですぐに、お線香をあげに来てくれた人だ。 挨拶する私の顔を見て、「びっくりしましたよ..何てきつい場所にいるんだろうって..もう大丈夫なの?」 「大丈夫じゃないけれど、今日は荒療治に来たんです」..「きつい事を..少しずつ、少しずつね」と..
気力を振り絞って、思い出深い遊歩道へ行って来た..元気も一緒に歩いていたかな?喜んでいたかな
「寒々とした入口」 「元気とのお休み処」 「生きてる元気と座りたかった」 「ポタージュスープ買ったよ」
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