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2006/11/07(火)
風..
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風が、公園の色づいた木々を揺らし、我が家のベランダまで落ち葉を運んで来る..もの悲しい晩秋..
ベランダには、まだ夏の花が咲いている..元気が逝ってしまったあの日から、ずっと咲き続けている.. 公園の揺れる木々を見ながら、元気の事を想う..何故、あんなに急いで逝ってしまったのだろう.. 久し振りに、ショパンが聴きたくなった..今の私の心の想いが、ショパンの旋律から奏でられる.. ショパンを聴きながら、元気の写真に語りかけていた..「ママ、もう生きて行く自信がないよ..」 元気の側へ行きたい..虹の橋のたもとで、私の事を待っているであろう元気の元へ..迎えに来て..
朝食も取らず、昼食も取らず、窓辺に座り、秋の風を楽しんだ..落ち葉の転がる音が聞こえた.. 秋晴れの青い空..優しい太陽の光..ベランダに干した、主のいなくなった布団が寂しげだった.. 私が今すべき事は何なのか?..笑う事?外に出る事?自分に戻る事?生きる事?..自分に問うた
ピカさんから、焼き物の元気が届いた..壊れないようにそっと箱から出した..可愛い元気がそこにいた。 そして、箱の一番上に写真があった..昨年の12月、ピカさん宅で楽しい時間を過ごした時の物だった。 昼間のランで遊び疲れて、パパのお股で眠ってしまった..この時、既に左後ろ足は病魔に冒されていた 最後の長距離旅行のつもりで、関西旅行へ連れて行った..長い移動にも関わらず、とても元気だった この可愛い笑顔に、11年間癒されて来た..病気が悪化してからも、この寝顔が変わる事はなかった..
ピカさん、娘さん..楽しかった思い出と共に、可愛い元気を贈ってくれて、ありがとうございました。
「ちゃんと素敵な首輪もしています」 「娘さんの使い捨てカメラに残されていた写真」
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