ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2006年12月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新の絵日記ダイジェスト
2008/11/16 二十六回目の月命日
2008/10/16 二十五回目の月命日..
2008/09/16 三回忌..
2008/08/16 二十三回目の月命日
2008/07/24 誕生日♪

直接移動: 200811 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 月 

2006/12/31(日) いよいよ..
今年も、後何時間かで終わり..2006年は、私の生涯の中で、最も忘れられない年となってしまった..

決して明るい年明けではなかった..でも、元気の足の事以外は、それなりに楽しい日々を過ごしていた
過ぎて行く、日々の平和な時間..のんびりとお散歩したり、カートに乗せて買い物へ行ったりしていた。
家族やワン友さんと、カフェや公園に行ったり、ブリーダーさんへ行ったり、静岡のぎゅうちゃんちへ行ったり
スキー旅行に行ったり、関西旅行に行ったり、最後は近所のワン友さん達と、念願だったランへも行った

冬、枯れ葉舞う遊歩道..春、桜並木が美しい遊歩道..つつじ咲く遊歩道..夏、暗闇の遊歩道。
四季の移り変わりを感じながら、遊歩道をテクテクとのんびり歩いた..元気と一緒に四季を味わえた..
こんなにのんびりと、心優しく穏やかに過ごせたのは、神様が私にくれたご褒美だったのかもしれない..

去年の5月..15年間勤めた会社を辞めた..我が家に来てからの10年間、お留守番の日々だった..
朝、8時半から17時半まで..繁忙期の時は、夜中に帰る事もあった..それでも、よい子で待っていた。
元気との最後の1年3ヶ月..その10年間を埋めるかの如く、いつも側を離れなかった..密着していた。
密着した時間を過ごしすぎて、決して私の後を追わなかった元気が、後を追うようになってしまった..
それが、元気にとって、良かったのか、悪かったのか..幸せだったのか、不幸だったのか..分からない..
私は、毎日元気と一緒にいられて幸せだった..でも密着し過ぎて、お互いの心が分かりすぎてしまった
やっぱり、ワンコとは一定の距離をおいて接するべきだ..失った時の哀しみや寂しさが増大してしまう..

去年の今日は、年末恒例の買い出し日..朝早くから、お留守番をさせられて、元気は不機嫌だった。
でも、ナデナデしておだてれば、いつもの元気..お正月の支度をする前に、みんなでお昼寝タイム..
そんな事を思い出しながら、煮物やきんぴらを作っていた..煮物に入れる鶏肉を、元気用に分けていた
あ〜、そうだ..いないんだ..それじゃぁ、お雑煮に入れる鶏肉も、元気用に分けなくて良いんだ..
年越しそば..我が家では、おそばをルチンと言っていた..「元気、大好きなルチンだよ」と、お供えした。

彼は、ほとんど口を利かない..だから、私も口を利かない..そして時々、お互いに鼻水をすすっている
ふと、隣の部屋を覗くと、彼が元気の写真をじっと見つめていた..そして、やっぱり鼻水をすすっていた。
泣きたければ、泣けば良い..わめきたいなら、わめけば良い..寂しいのは、私だけじゃないよね..
部屋の空気が暗い..重い..「今日、ここに元気いないね」..今年も終わるのに何処へ行ったの?

今年も、たくさんの方々にお世話になりました..元気が、病気と闘っている時も、死んでしまった時も、
そして、今も..多くの方々の優しさ、励まし、協力が、どれほど私に力を与えてくれた事でしょう..
元気が病気と闘っている時に頂いた、掲示板への励ましのメッセージ、メールでの励ましのメッセージ..
毎日のように来てくれた、近所のワン友さん達..遠い所から、お見舞いに駆けつけてくれたワン友さん達
元気が天国へ逝った後、続々と送られて来たお花..中には、全く面識のない方々もいらっしゃいました
頂いたメッセージカードは、今でも元気が寝ていた脇に貼ってあります..私に、力を与えてくれたカード。
そして、今..元気がいなくなってしまっても、掲示板やメールに励ましのメッセージをくれるワン友さん達。
元気がいなくなってからも、元気に会いに来てくれるワン友さん達..私を励まし力になってくれています。

元気は、今年も楽しい思い出を、たくさん残してくれました..残された命を、懸命に生きてくれました..
いつでも、どんな時でも、痛くても、苦しくても、辛くても、元気の大きな目はキラキラと輝いていました..
大学病院の獣医さんが、奇跡の犬だと言っていました..西洋医学の観点では、考えられない命でした
生きたいと願う力が奇跡を生んだのだと思っています..奇跡が続いていたら、どんなに幸せだったでしょう

元気が結んでくれた縁で、ワン友さんがたくさん出来ました..遺してくれた縁を大切にしたいと思っています


「累ママさんからのお花」 「元気用門松セット」 「去年の12月31日 恐い寝顔の元気 食欲満点の元気」

2006/12/30(土) 贈り物..
今日は、いつもより、ちょっぴり早起き..お客様が来るので、部屋と顔を綺麗にしなければ恥ずかしい。

今日は累ママさんと累パパさん、累ちゃんが来てくれた..年末の忙しい最中に元気に会いに来てくれた
お正月バージョンの、お花を頂いた..来る度にお花を持って来てくれる..元気の周りはお花が一杯..
お花は、心を癒してくれる..そして、元気の周りを華やかにしてくれる..累ママさん、いつもありがとう..

今日の私は、累ちゃんのトリーマー..元気のシャンプーをしていた頃のように、支度をしてお風呂場へ〜
累ちゃんは、まさかシャンプーをされるとは思ってもいなかったらしく、お風呂場でオロオロしていた..
でも、直に慣れて来て、お利口さんでいてくれた..久し振りに、キャバリアの体を洗えて幸せ気分..♪
元気のシャンプーは大変だったけれど、累ちゃんは楽チンだった..そして、思わずおチンチンを探していた
長年の習慣..お腹を洗い出して、気がついた..累ちゃんが、♀だった事を..どおりでおチンチンがない

ドライヤーをかけるのが一仕事だった..隙あらば、私のお股から脱走を企てて、累ママさんの所へ〜
何度か脱走していたが、途中で諦めたのか、私のお股の中で、大人しくドライヤーの風を浴びていた..
でも、元気に比べれば、全然楽チンだった..元気の場合、シャンプーから仕上げまで、3時間位かかった
累ちゃん、綺麗に仕上がって、シュルシュルの被毛..haruさんのwan.ソープは、やっぱり素晴らしい〜♪

一休みしてから、累ママさん、累パパさん、累ちゃんとお買い物へ..パパと累ちゃんは車でお留守番..
こんな時間に、サティへ行くなんて、何ヶ月振りだろうか..それより、買い物自体に出かけてなかった..
ペットパラダイスに、何気なく寄った..累ちゃんに似合いそうな洋服が〜累ママさん、2枚お買いあげ..
累ママさんが、支払いをしている最中に、カウンターに置いてあるアルバムを何気なく手に取り覗いてみた
パラパラめくって行くと、そこにペットパラダイスの洋服を着た元気の姿が〜健康そうな元気が映っていた。
アルバムの中に写真が4枚..事情を話して、3枚だけ返して貰った..「元気に呼ばれたんだね〜」と..

1階の食料品売り場へ移動した..「わぁ〜人が一杯」..買い物が出来るかどうか、不安になって来た
そんな不安な心を抱いた私に、累ママさんが優しく付き添ってくれた..メモ書きまで、チェックしてくれた。
普段でも、人混みでは買い物が出来ないのに、累ママさんがいてくれたお陰で無事に買う事が出来た。
家まで送ってくれて、重い袋を持って部屋の前まで来てくれた..本当に甘え放し..優しい心に感謝。
来月の再会を約束して、お別れした..累ママさん、累パパさん、累ちゃん..今日は、ありがとう!!

元気からの、3つの贈り物..1つ目は、パパが無事に着いた事と、お正月が4日までお休みになった事。
2つ目は、累ママさん、累パパさん、累ちゃんが来てくれた事..そして、累ちゃんを洗わせて貰った事..
3つ目は、ペットパラダイスで、元気の写真を見つけた事..ママを、アルバムに導いてくれたんだね..
昨日、一人ぼっちが寂しくて、ずっ〜と泣いていたのを見ていたんだね..いつもママを守ってくれている..
生きている時も、いつもママを守ってくれていたよね..元気の視線は、いつもママを向いていたもんね..

アトリエ K.136さんから注文品が届いた..お正月バージョンのタイル写真、アクリル楯、ラウンドマグカップ


「去年の12月30日 パパとまったり」 「残されていた写真」 「タイル写真&アクリル楯」 「ラウンドマグカップ」

2006/12/29(金) 寒っ..
昨夜の☆は、とっても綺麗だった..元気☆も、他の☆達も、澄んだ夜空に、キラキラと輝いていた..

寒さに震えながら、元気☆に語りかけた..ただ、最近☆の位置が高くなって来たので、首が痛くなる..
本当に、そこにいるのかな..パパの隣に座って、パパを守っているのかな..それとも、ママの側かな..?
病気から解放されているのなら、どこにいても良い..でも、パパとママとお姉ちゃんの事は、忘れないでね

去年の今日は、大掃除をする前に、元気とお散歩へ出かけた..お散歩より、車に乗りたそうにしていた
ドライブが大好きな元気は、駐車場に着くと後部座席のドアの前で、いつも「早くドアを開けてよ〜」と
その度に、「パパと一緒に行こうね」..そう言い聞かせてから、カートに乗せてお散歩へ向かった..
年末の遊歩道には、誰もいなかった..それはそうだろう..忙しい最中にお散歩をしてる人なんかいない
彼が仕事でいない我が家には、年末の慌ただしさなど関係なかった..のんびりと、お散歩を楽しんだ。

去年と同じように、彼が仕事に出かけた..帰省ラッシュの中へ突入していくのだろうか..大変だろうな。
去年は元気がいたから、彼がいなくても、そんなに寂しくなかった..でも、今年は本当に一人ぼっち..
彼が出かけてから、ずっと涙が止まらない..泣きやもうと思っても、次から次へと涙があふれて来る..

人生の中で、こんなに胸が張り裂けそうな寂しさを味わった事があっただろうか..例えようのない寂しさ
こうして、日記を書いていても、涙は止まる事を知らない..この胸の空虚さをどう埋めたら良いのだろう。
頭が真っ白になって来た..誰か助けて..私をこの空間から救って..元気、ママを助けて..お願い!

これは、私に科せられた罰?..元気を救えなかった罪?..どうすれば良いの?何をすれば良いの?
元気が死んだ日に、何も出来ずに震えながら泣いていた台所の隅で、同じようにうずくまって泣いていた
涙は、止めどなく溢れ流れ落ちて来る..心の想いを洗い流すように、止めどなく溢れ流れ落ちて来る。
この涙は、きっと私の後悔の想いだ..してあげられなかった事と、しなければ良かった事への後悔の想い
今更、どんなに泣いても、どんなに後悔しても、元気は戻って来ない..大切な家族を失ってしまった..

元気が、泣いている私を助けてくれたかもしれない..明日、ワン友さんご夫婦が来てくれる事になった。


       「去年の12月29日 駐車場でカート待ちの元気 何だか、顔が威張りん坊の元気」

2006/12/28(木) お散歩..
今日も、布団を出たのは10時過ぎだった..毎日、8時間以上眠っている..何で起きられないのかな?

窓を開けると、外はポカポカ良いお天気..窓辺で珈琲を飲んでいたら、「ママ、お散歩へ行こうよ〜」
そんな声が聞こえて来た..生きていれば、冬のポカポカ陽気の中をお散歩したら、喜んだろうなぁ〜
いつもの掃除をして、洗濯をして、化粧をして、バナナを食べ、アミノ酸を飲んで、一人でお散歩へ〜
家を出る前に、ルークママさんへメールを..「一人で偉い!ガンバレ!何かあったらSOSを頂戴ね」と..

激励されて、元気との散歩道を歩き出した..前の公園で、元気が大好きだった野良猫が日向ぼっこを
そっと近づいて、「あのね、君の事を大好きだった元気が死んじゃったんだよ」と、野良猫に話しかけた..
野良猫は、逃げる素振りも見せず、じっと私の話を聞いてくれた..猫ちゃん話を聞いてくれてありがとう

坂道を下りて、我が家の駐車場の前へ..この場所は元気の大事な縄張り..ここへ来ると涙が溢れる
鼻水をすすりながら、遊歩道の方へ歩き出した..狭い角を曲がると、ここでよく車を避けていたっけ..
そんな事を思い出しながら、遊歩道の入口へ..側の販売機で紅茶を買ったら、涙が止まらなくなった。
いつも、ここの販売機で飲み物を買って、少し先にあるベンチで休憩をした..今日もそのベンチに座った
ベンチに座り、涙を拭きながら、煙草を一服..陽ざしはとても暖かだったが、木枯らしが身に応えた..

しばらくベンチに座り、ボーッとしていたが、あまりの風の強さに負け、遊歩道の先を目指して歩き出した。
バックに入れた元気の写真に語りかけながら歩く姿はおかしな人に見えただろうな..でも、気にしない。
高速近くの最終地点に着いた..ここで、ルークママさんにメールを入れた..「今から向かう」と返信が〜
日向ぼっこをしながら、ルークママさんを待った..上を見上げると、桜の木につぼみが出来始めていた。
美しい桜の季節に、元気とこのベンチに座り、こんな日が来るとも知らずに、のんびり桜を見ていたっけ..

ルークママさんが到着したので、我が家の秘密の場所へ案内する事にした..ちょっと遠いけど頑張ろう。
何しろずっと歩いていない..家の中をフラフラしてるだけの毎日..足腰の筋肉は完全に萎えてしまった
野を越え、丘を越え?..我が家の大好きな秘密の場所は遠い..でも、ルーク君はルンルンご機嫌。
元気も秘密の場所までの道程を、いつもご機嫌で歩いていたっけ..あそこへ行けば、解放して貰える。
そんな場所なのだ..いつ行っても誰もいない..人間もワンコもいない..プライベートドックラン状態..

今年の春..桜が散った頃に、コンビニでおにぎりを買って、彼と一緒に、この秘密の場所へ出かけた..
ここで走り回っていた頃とは違い、元気はカートの中だった..それでも、とても楽しそうな顔をしていた..
時々カートから下りて、桜が散った汚い地面の上で、ニンヤリ笑っていた..その顔を見た私達もニンヤリ

この秘密の場所を、リードから開放されたルーク君が楽しそうに走り回っていた..その姿に元気を重ねた
崖をよじ登り脱走を企てた元気..慌てて、元気を呼び戻す娘..その姿は、ビデオに残されている..
そんな事を思いだしながら、ルーク君の姿を見つめていた..鳩を追いかけて、ワンワン吠えるルーク君..
久し振りに、ルーク君と走ってみた..息が切れた〜でも、楽しそうに私を追いかけるルーク君に癒された

やっと、この場所へ来る事が出来た..でも..まだ、階段を降りて、下の公園へ行く気持ちにはなれない


  「公園のニャンコ」 「販売機から見た遊歩道入口」 「桜の木の下のベンチ」 「我が家の秘密の場所」

2006/12/27(水) ありがとう..
昨日の土砂降りの雨が嘘のような青空だった..爽やかな青空なのに、私の身体はすっきりしない..

昨日は、ほとんど一日中泣いていた..泣いても、泣いても、泣いても、泣いても、涙は止まらなかった。
元気のいない、寂しいクリスマスイヴも終わり、クリスマスも終わり、心の中に空虚さが漂って来た..
今年のクリスマスは、元気もいないし、娘も来なかった..友人宅の、お鍋パーティを優先してみたいだ。
元気が生きていれば、我が家の方を優先していただろう..元気がいなければ、来る必然性もないだろう
今年のクリスマスプレゼント..彼からも、娘からも、誰からも貰わなかった..本当に寂しいクリスマス..

今日は、コロンママさんと長電話..実に2時間半も喋っていた..ソフトバンク同士は無料で気楽だ..
コロンちゃんの思い出や、元気の思い出を..そして元気の共通の思い出を..二人で笑いながら話した
コロンちゃんも元気も、精一杯生きた..最後まで、生きる事を諦めなかった..誉めてあげなくちゃね..
でも、飼い主の私達の弱気な心を、敏感に感じ取ったのではないだろうか..もう、楽になろうかなって
自分達も楽になるし、ママ達も楽になるだろう..だから、もう頑張らなくていいかな..そう思ったのでは
確かに、介護が始まってから、寝不足が重なり疲労困憊になっていた..楽になりたいと思ってしまった。
その心を、感じ取ってしまったのだろうか..だから、サプリも、漢方薬も、拒絶し始めたのだろうか..?
もっと、自分自身を奮い立たせ、元気に「頑張れ」とハッパをかけていれば、生きてくれたのだろうか..?

江原さんの「天国からの手紙」..江原さんは動物の事は分からないのかな..元気の気持ちが知りたい
私達と暮らして幸せだったのか..病気の事で私を恨んでいないのか..今、どこにいるのか..知りたい。
そして、私の気持ちを伝えたい..元気と暮らした11年間、とっても幸せだったよ..沢山の愛をありがとう

コロンママさんから、「あの子からのグッバイ」と言う本が送られて来た..ショップのお客さんからの贈り物..
コロンちゃんや、元気と同じように天国へ旅立っていた、キャバリアの「リロちゃん」のママさんから頂いた。
リロちゃんのママさんとは全く面識がない..それなのに、この本を元気ちゃんのママに贈って下さいって..
哀しみの心を抱えているのに、私の事まで気遣ってくれるなんて..本当に心から感謝しています..
コロンママさんが、「この本を読むと泣くよ..」と言うので、まだ読んではいない..心の準備が必要だ..

クウカイママさんから、北陸の美味しい物が送られて来た..私の我がままに、応えてくれてありがとう..


     「リロちゃんのママさんから頂いた本」         「クウカイママさんから頂いた北陸の味」

2006/12/26(火) 土砂降り..
起きられない..8時にメールが来て確認したのに、また眠ってしまった..次に目を覚ましたら10時過ぎ

外は、土砂降りの雨..ゴミを捨てる為にベランダへ出たら、とても冷たい雨だった..寒くて震えた..
雨に濡れながら、ふと思い出した..こんな雨でも、元気はベランダでオシッコやウンPをしていたっけ..
晩年、重い左後ろ足を引きずりながら、懸命にオシッコやウンPをしていたっけ..その後ろ姿が浮かんだ。
元気は、頑張り屋だったよね..どんなに辛くても、どんなに苦しくても、決してくじけたりしなかった..
ママも元気の頑張りを見習わなくちゃいけないね..こんなにいじけ虫で、メソメソ生きていちゃいけないね

去年の今日は、レントゲン検査と血液検査を受ける為に、病院へ行った..どちらも普通の検査だった。
前回のレントゲン検査で、膝のお皿がかなりの位置にずれていたのが分かっていたが、放置されていた。
それでも、詳しい検査もせず、治療も施されなかった..それなのに、この時はまだ主治医を信じていた。
最初に診察時に、膝のお皿の異常を発見していたら、元気の足も命も救われていた可能性があった。
本当は、鍼の先生に紹介して頂いた病院で検査をする予定だったが予約時に電話口で言われた事が
納得出来なくて断ってしまった..この時、この病院で検査をしていれば、元気の命は救えたのだろうか

この日の、血液検査も全く異常なしだったが、今振り返ってみると精密な血液検査をした訳じゃなかった
レントゲン倹素の結果を、大学病院で判断して貰うと言っていたが、その結果が来たのは半月後だった
レントゲンに映った元気の足は、骨の中の空洞化が進み、膝のお皿も外れたまま足の周りも腫れていた
足は多少腫れているが悪い病気ではないと..足の付け根を触り、リンパは腫れてないと断言していた。
ビッコを引くのは座骨神経の圧迫からでしょう..膝の曲がらなくなってしまった足なのにそう診断していた

元気は小さい頃から通っていたこの病院が大好きだった..名前を呼ばれる前に診察室へ入って行った
診察台の上で、いつも大人しく治療を受けていた..でも、最後の頃は主治医を嫌うようになっていた。
私の思いが分かったのか、主治医の事を信頼出来なくなっていたのか..不思議な行動を取るように..
主治医が、診察室から元気の名前を呼んでも、知らんぷり..しつこく呼ばれると渋々中へ入って行った
診察台に乗って、主治医が元気の体を触り出すと、嫌がって私の腕の中に顔を隠すようになってしまった
動物は、人間の感情に敏感に反応する..主治医と私が、診察室で言い争うのを何度も聞いていた。

私は、主治医を絶対に許さない..10年以上、信頼して通っていたのに、元気と私の信頼を裏切った。
私が生きている限り、主治医が獣医を続けている限り、怨念が解ける事はない..真夜中のメールとして
主治医が、元気のお骨の前で、自分の誤診を認め謝罪するまで、真夜中の怨念のメールは続いて行く
自分が獣医として、何をするべきだったのか..自分は獣医として、何をして来たのか..反省するべきだ
そして、もう一度、今の獣医学を勉強し直し、獣医である前に一人の人間としての、心を磨くべきだ..

彼の実家から、お米やお餅が送られて来た..お餅がちゃんと切ってあった..私に対する気遣いかな?


       「去年の12月26日 パパとお別れの挨拶中 病院の待合室でお疲れのご様子」

2006/12/25(月) 今夜は..
昨夜は、空が曇ってしまい、☆が見えなくなってしまった..でも、見えないから側にいてくれたのかな?

今朝、元気のお骨を持ったら、何だか軽く感じた..もしかしたら、コロンちゃんちへ飛んで行ったのかな?
昨夜、美味しそうな手作りケーキの写メールが来たから、慌てて食べに行ったのかもしれないなぁ〜
コロンちゃんと元気で仲良く、美味しい物を求めて、あっちへフラフラ、こっちへフラフラしていたのかな..
「写真の中のコロンの顔が、何だかキラキラしているよ〜」って、コロンママさんから写メールが来た..
きっと、コロンちゃんも元気も、お空にはいないんだ..泣き虫のママ達が心配で側で見守っているんだ..
お空になんか行かなくたっていいよ..ずっと、ママ達の側にいて、仲良く行ったり来たりしていていいよ〜

彼が仕事に出かけた..また、一人ぼっちの夜が来た..去年のクリスマスは、元気と一緒に過ごしていた
台所に立つ私の側で、「美味しい物、まだ出来ないの〜」..そんな顔で、立ったり座ったりしていた..
テーブルに並べた物を、一周しながら点検していた..でも、絶対に盗み食いをするような事はしなかった
去年は、手作りの唐揚げではなく、手抜きをして「モスバーガーのモスチキン」で、済ませてしまった..
その匂いが、たまらなかったらしく、いつもより熱心に点検をしていた..既に、よだれダラダラの顔だった。
支度が終わり、私達が座ると待ってましたとばかりに、大きな目をキラキラさせて、早く〜とせがんで来た。
パパのお膝の上で記念撮影..これが最後の記念写真となってしまった..楽しかった思い出と共に..

今夜は、ルークママさんとルーク君が、クリスマスケーキを取りに来てくれた..記念にと半分分けて頂いた
冷凍庫に保存してある、kaznさんが作ってくれた最後のお誕生日ケーキ、プレート、旗と共に保存した。
保存してあるケーキを見ていたら、お誕生日のケーキを前に、ニコニコ笑っていた顔が浮かんで来た..
あの笑顔は、まだまだ頑張るゾーっと言う笑顔だった..その頑張る気持ちを、笑顔を奪ってしまった..
ルークママさんが帰った後、一人ぼっちの部屋で思い切り泣いた..涙は止まる事なく流れ続けた..

コロむすさんが、コロンちゃんと元気の夢を見たと言う..我が家の前の畑で、二匹仲良く遊んでいたって


「パパのお膝で記念撮影 テーブルの上を点検中 ワンコ用ケーキ食べてくれたかな? X'mas仕様のお花」

2006/12/24(日) クリスマス.イブ
今朝も良いお天気だが寒い..布団から出られずにぐずぐずしていたら、彼が予定通り無事に帰宅した。

クリスマスイヴの夜も、クリスマスも一人ぼっちじゃない..元気が、私達にくれたプレゼントだと思う..
去年のクリスマスイヴは、彼が仕事だと思っていたが、急に帰って来たので、何も支度をしていなかった。
元気は、彼の帰宅が予定外だったせいか、帰って来た事をあまり歓迎もせず嬉しそうにもしていなかった
イヴの夜は、何のご馳走もなく普通に過ごしていた..元気は、知ってか知らずか少しご機嫌斜めだった
今年は、何もしないつもりだったが、イベント好きの元気の為に、少しだけクリスマスを味わう事にした..
姿は見えなくても、きっと私達の側でよだれを垂らしながら、「美味しい物早く頂戴」って座っているだろう

今日は、久し振りに長い時間台所に立っていた..そんなにたくさん作った訳ではないが、要領が悪い。
元気が大好きな、ゆで卵、ポテトフライ、ブロッコリー、ローストチキン..美味しそうな匂いが漂って来た。
元気な頃の元気は、ストーカーのように私の後をついて来た..今日は、作っていても張り合いがなかった
振り向くと、そこに元気がいた..お行儀良く、待っている元気がいた..今は振り向いても元気はいない
涙が溢れそうになった..大好きな物を作ったって、食べてくれる元気はいない..でも涙を堪えて作った

彼が取りに行ってくれたピザと、お子さま用のシャンメリーをグラスについで、元気の写真に向かって乾杯!
言葉を交わすと泣き出しそうになるので、しばらく無言の状態が続いた..「元気、大好きなケーキだよ」
一緒に、クリスマスを迎えたかったね..去年のクリスマスの時に、来年は無理かなと思っていたけれど、
それが現実となって、私達に突きつけられてしまった..ごめんね..元気だって一緒にいたかったよね..

ママがもっと早くから、別のお医者さんを探していれば、元気の左足も命も救われたかもしれないのに..
悔やんでも、悔やんでも、悔やみきれない..元気も悔しかったよね..ボクはもっと生きていたいよ〜
そう思っていたよね..左足が崩れて来た時に、右足をガンガンしながら、不思議そうな顔をしていたよね
左足がおかしいよ〜ママ、どうしてボクの足は崩れて行くの?どうして助けてくれないの?ママ〜助けて..
何も出来ないで、壁にもたれて震えているママを、そんな目で見つめていたよね..ごめんね..元気..
もう二度と、クリスマスもお正月も、この先の時間も一緒に過ごす事が出来ない..会いたいよ〜元気。

よだれダラダラの汚い顔で、大好きなケーキや大好きな物を食べてくれたのかな?..今度はお正月だね


  「去年の12月24日 煮干しを横目で狙っている元気 今年のケーキも横目で狙っていたのかな?」

2006/12/23(土) 百か日..
今朝は、あの日と同じように、雲一つない青空が広がっていた..あの日から、百日も経ってしまった..

今日は、とても寂しい..胸がえぐられるような寂しさだ..頭の中に、大学病院のワンシーンが蘇る..
何度も、その場面が出て来る..待合室に座る私達の前を、カートに乗せられた元気が横切って行った
「あっ元気だ」、ルークママさんとそう叫んだ時には、廊下の奥に消えていた..あの時呼び止めていれば
もしかしたら、腫れた足に針を刺す前だったかもしれない..もしかしたら、止められたかもしれない..
そんな思いが頭の中を駆けめぐって行く..気持ちの整理が全くつかないまま、百か日を迎えてしまった。

今、HPを続けようか、止めようか、迷っている..元気はいないし、新しい話題もないし、超〜暗いし..
元気の思い出をたどるばかり、そして私の心の想いを綴るだけの日記..面白みなど、どこにもないだろう
日記だって本当の心の奥底にある気持ちを書けないし、明るい話題など何にもない..そう迷いながらも
元気の成長記録は、途中で止まっているし、元気が頑張った最後の姿も、メモリアルとして作りたいし、
心はいつも揺れている..元気がこの世に生きていた証として、このHPは続けた方が良いのだろうか..

世間は、クリスマス前の連休..あちこちで、楽しいクリスマス前夜を、迎えているんだろうなぁ〜
人間達のクリスマスパーティ、ワンコ仲間のクリスマスパーティ..本当は、私もワン友さんに誘われていた。
遊びに行っていれば、楽しい時間を過ごせただろう..でも今日は元気の百か日..自分だけ楽しめない
こうして、一人ぼっちの時間を過ごしていると、自分だけが取り残されている気持ちが強くなって来る..
卑屈な気持ちが私の心を占めて来る..何で私だけ一人ぼっちなの..何で私には元気がいないの..
何で、誰も振り向いてくれないの..死んでしまった元気と私なんか、どうでもいいんだ..卑屈な心..
泣いても、泣いても、泣いても、泣いても..元気は帰って来ない..分かっているのに涙が止まらない。

仕事中の彼から、メールが来た..「明日は、一日お休みだよ..一緒にクリスマスを過ごせるよ」..と
「今日は、無性に寂しくて、朝から泣いてばかりいたの..今も、泣いているの」..と返信を入れた..
「その気持ち、分かるよ..ボクも、昨日の夜がそうだったから」..元気が、私達に何かを要求している。
食いしん坊だった元気が、クリスマスを察知して、ケーキとご馳走を食べたいと言ってるのかもしれない..
明日は、ケーキの他に、ご馳走を作ってあげようね..よだれを垂らしながら、私達の横に座っているよね

明日は、クリスマスイヴ..10年振りに迎える元気がいないクリスマスイヴ..どう過ごせば良いのだろう。


 「百日経ってしまった..空はあの日と同じ青い空だった..元気が生きていた事を忘れないで欲しい」

2006/12/22(金) 突然..
今朝も、起きられず..昨夜の午前様帰りで、疲れたみたいだ..体力なさ過ぎで、本当に情けない。

彼が、こたつの中で一寝入りしてから、買い物と支払いに行ってくれた..今日のお昼はお寿司だった..
お昼を食べていたら、玄関のチャイムがけたたましく鳴った..ドアを開けると、そこに友人の姿があった。
「いきなり、どうしたの?」..「今日は、お休みだから来たんだよ」..相変わらず、ぶっきらぼうな答え..
でも、その手には山芋とお総菜が..「家にあった物を持って来たんだよ」..言葉はきついが優しい友人

「明日は、元気の百か日なんだよ」..「そうなんだ..ちょうど良い日に来たね..元気が呼んだのかな」
そうかもしれない..元気は、彼女の家にお泊まりをした事がある..犬を飼う為の、予行練習だった。
朝、起きると元気の足音がして、ずっと側にいてくれて嬉しかったって..お散歩もとても楽しかったって..
元気と過ごした事で、犬を飼う勇気が出たって..自分の後を、ついて来てくれた元気が可愛かったと..

彼女が、涙を浮かべながら話し出した..先日来た時に、元気がいないんだと実感した事があった..
玄関のチャイムを鳴らすと、ドアが開く前から元気の気配を感じた..そして、ドアが開くと元気の姿が..
廊下まで出て行って、私に「廊下まで出なくていいの!」と怒られていた..そしてすごすごと部屋の中へ
部屋に入れば歓迎の嵐..それでいて、私達の邪魔はしなかった..いつも適度な距離を保っていた..
そして、帰る時は必ず玄関まで見送ってくれて、下からベランダを見上げると必ず私と元気の姿があった。
先日来た時に、元気のお迎えもお見送りもなく、下から見上げたベランダには、私の姿しか見えなかった
寂しかった..悲しかった..本当に、この世から元気がいなくなっちゃったんだ..その事を実感したと..

私が外出したくないのにはもう一つ理由がある..外出から帰って来た時にドアを開けた瞬間の静寂..
誰もいない部屋..暖かさがない部屋..何とも言えない寂しさを感じる..それを味わいたくない..
元気の足音、元気の気配、元気の息づかい、元気の温もり、元気の匂い..その全てを失ってしまった。
玄関のドアを開けると、「ママ〜お帰り、ボクお利口で待ってたよ〜今日のお土産は何?..早く、早く」
そんな顔をして小躍りしながら、尻尾フリフリで迎えてくれた..不自由になってからも気持ちは同じだった

コロンママさんから祭壇の布が、ピカさんから美味しそうなミカンが、鳥農園から鶏肉が送られて来た..


 「haruさんのワンコ&ママソープ コロンママさんからのお届け物 ピカさんからのミカン 鳥農園からの鶏肉」

2006/12/21(木) 生きる..
今朝は、7時に目を覚まし、8時に目を覚まし..次に目覚めた時には、10時半になっていた..駄目だ

起きても、何にもする事がないから、全く気力が湧かない..気持ちの中で、起きなくても良いって..
元気がいなくなって1ヶ月位は、ちゃんと7時に起きていた..いないのに、起きなくちゃ面倒見なくちゃって
今は、私を必要としている事は、何もない..これじゃあ、私は生きている価値さえないかもしれない..
私を必要としている元気を亡くしてしまった今..生きる張り合いも、目的も、気力も無くしてしまった..
毎日、部屋に引きこもったまま、だらだらと時間だけが過ぎて行く..あっと言う間に、暗闇が来る..

夕方、世田谷に住む友人が、「モデルルームを一緒に見て欲しい」と、迎えに来た..行くしかない..
世田谷のマンションは、もう売りに出したと言う..いつも、やる事が素早い..見に行く物件を買うらしい
世田谷には、たった2年住んでいただけ..その前の麻布にも2年、その前の板橋にも2年..飽きっぽい
その度に、何百万もかけて設計変更しているのに、勿体ないなと思うのだけれど、彼女は気にしていない
今度のマンションには、何年住む気なのだろう..場所的には、便利だけど、工場の音がやかましかった。
モデルルームを見て、とっとと契約をしてしまった..側で見ていた私は、その素早さに呆れ返ってしまった。

契約を終えて、彼女の友人宅へ向かった..補正下着を薦められたが、着ていて苦しいので要らない。
何たって、仕事を辞めてから、おしゃれに縁が無くなってしまったので、下着させ付けなくなってしまった..
友人宅で、夕食をご馳走になりながら、女三人のお喋りが永遠に続く..時計を見たら23時半だった。
結局、自宅へ戻ったのは、0時を回っていた..こんなに長い時間外出したのは、本当に久し振りだった
彼女が、引っ越しして来たら、こんな日が増えるだろうな..彼女の移転の理由は、世田谷は寂しいから

モデルルームから、ルークママさんにメールをしたら、「え〜!外出してるの?凄いじゃない!偉い」だって


「去年の12月21日 所沢航空公園のラン チーズ君と大きなワンコにご挨拶 ランを楽しそうに走る元気」

2006/12/20(水) こたつ..
昨夜の空は、元気☆の周りにたくさんの☆が輝いていた..「元気はそこにはいないよね」そう呟いていた

今朝、目を覚ましたら、彼がホットカーペットの上で、自分のコートをかけて、丸くなって眠っていた..
その姿は、とても寒そうだった..徹夜明けで、疲れ切っていたのだろう..羽毛の布団をかけてあげた..
いよいよ、こたつ布団を出さなくちゃいけない..本当は出したくない..元気がいないから出したくない。
こたつ布団を出すと、テーブルの下に潜って来る元気がいない..足を伸ばすと、そこに元気の体が..
もう、その感触を味わう事が出来ない..私達が、小さくなって遠慮しながら入っていた..こたつ..

圧縮袋に入っていた布団を出した..その袋の中に元気用の毛布が..ここに入っている事を忘れていた
冬になると、フカフカ布団の上にその毛布をかけておいた..いつもその上に乗って、お昼寝をしていた..
去年の今頃は、左後ろ足の膝が曲がらなくなっていたが、それでも布団の上にピョンと飛び乗っていた..
その度に、「元気、自分で乗っちゃ駄目だよ〜」..何度か注意をしたら、布団の前で待つようになった。
お座りをして、私をじっと見つめ「早く、布団に乗せて下さい」と要求していた..本当にお利口さんだった
そんな事を思い出しながら、その毛布と羊さんのクッションを元の袋に戻した..もう、使う事はないだろう

去年の今日は、初めての鍼治療の日だった..以前から、鍼治療の事は知っていたが、ためらっていた。
元気の体に鍼を刺すなんて、何かあったらどうしよう..そう思っていたが、藁にもすがる思いだった..
元気の体を触っていた先生が、「元気君の足は、変形が進んでいるので、鍼治療では治せません」と..
「多分、骨肉腫でしょう」..そう告げられた..骨肉腫の最も有効な治療方法は、足を切断する事..
10歳と言う年齢を考えると、切断と言う選択はしない方が良いと..だから、私は切断を選択しなかった
この時の選択が良かったのか悪かったのか、今も分からない..元気の命を長らえたのか、縮めたのか..
初めての鍼治療が不安な私をよそに、当の元気は全く恐れる事も逃げる事もなく、鍼治療を受けていた
もしかしたら、この時点で自分の逝く末を感じ取っていたのかもしれない..素直過ぎるのが不自然だった

2日に一度作る2人分のお弁当..一人寂しく食べる..以前のような暖かい空間で、食事をしたい..


 「去年の12月20日 初めての鍼治療、全く拒絶せず..こたつ布団と一緒に入っていた元気用毛布」

2006/12/19(火) 寒い..
心が寒い..暖めてくれる物は何もない..温もりのない部屋..温もりのない空気..心が寒い..

元気の毛の固まりが落ちていた..くしゃくしゃになった小さな固まり..急いで拾ったが温もりがない。
生きている温もりが欲しい..どんなにあがいても、どんなに叫んでも、どんなに泣いても帰って来ない。
それでも、元気の温もりを求める心..抱きしめると暖かい体..冷え切った心を体を癒してくれる..
求めても、求めても..私の前には、二度と現れない..私の前にあるのは、小さくなってしまったお骨..

元気の祭壇の前に座り、「どうして、ママを置いて逝ってしまったの?あんなに急いで逝ってしまったの」
「あんなに頑張って生きていたのに、どうしてあんなに呆気なく逝ってしまったの?ねぇ〜どうして?..」
私のせい..私のせい..元気の命が縮むような事ばかりして来た..私が、元気を殺してしまった..
私は、一生この事を背負って生きて行かなくちゃならない..私は、自分を許す事など絶対に出来ない

ショパンを聴きながら、泣くだけ泣いて..朝から食事もせずに、元気の祭壇がある部屋に引きこもり..
ちょっぴり前に進んでは、その倍逆戻り..なかなか気持ちの整理がつかない..自分の罪のせいだろうか
気持ちの整理をつけるのに、誰も助けてくれない..誰も頼ってはいけない..自分で解決するしかない

月命日..逝ってしまったのは9月16日の土曜日..そして三回目の月命日は12月16日の土曜日..
元気が逝ってしまった2時15分、空を見上げながら語りかけていた..すると、彼から電話がかかって来た
今、元気が逝ってしまった9月16日の2時15分に走っていた場所を偶然走っているんだよ..不思議だね
元気は、逝ってしまった明け方にも、パパに挨拶をしている..彼の前に太陽と虹になって別れを告げた
きっと今回も、「パパ..ボクはここにいるよ」と挨拶に来たのかもしれない..パパは元気に守られている。

元気が逝ってしまった日から、小バエが飛んでいる..いつも私の前を行ったり来たり..だから殺せない。


   「去年の12月16日 早くお散歩へ行こうよ光線発射..パパと一緒にルンルン気分でお散歩へ」

2006/12/18(月) 彼と..
元気の月命日に到着した、こすけさんからのクリスマスケーキ..やっぱり、元気が間に合わせたようだ。

今朝は、彼が先に起きて、珈琲を立ててくれた..珈琲が出来上がっても、私はまだ布団の中だった..
何だか、体がだるい..思うように体が動かない..もう一度寝ようと思ったが、彼との約束を思い出した。
一緒に買い物へ行こうと約束していたんだ..だから、彼は早起きしたんだ..無理をしても行かなくちゃ
やっとの思いで布団から這い出て、元気にご飯とお水とお線香を上げてから、身支度を整えて出かけた。

久し振りの○リンピック..仕事の最中に、良く買い物をしていたっけ..他より少し高いのが難点かな..
商品もあまり無いし、通常どこのお店でも使えるカードも使えない..だから、空いてて買い物はしやすい
日用品を買ってから、ワンコのお菓子のコーナーへ..生きてるうちに、もっと食べさせてあげれば良かった。
そう思ったら、涙が溢れて来た..晩年、ホームセンターで売ってるような物は、ほとんど与えてなかった。
それが良かったのか、悪かったのかは分からない..でも、少し食べ物に関してこだわり過ぎたかもしれない
人間が過敏になれば、ワンコも過敏になる..去年の夏頃までと同じ物を与えても良かったのではないか
元気が大好きだった物も、与えなくなってしまった..きっと食べたかっただろうな..ごめんね、元気..
最後の頃に、嬉しそうな顔をして食べていた、ドギーマンの「wan wan はちみつ in Bolo」を購入した..

ペット用品と隣接する植木コーナーに、クリスマス用品のバーゲンコーナーが..えっ!と言うほど安かった
ブリキで出来たロウソク立てが、何と200円だった..これは買い..何の考えもなしに買ってしまった..
どこに置けば良いのかなぁと考えていたら、私の目の前に、布で出来た小さな獅子舞と門松のセットが〜
元気の祭壇へ置くのにぴったりのサイズ..楽しいお正月は迎えられないけれど、せめてこれを飾ろう..
あっちへフラフラ、こっちへフラフラ..肝心の食料品売り場にたどり着いた時には疲れ果てていた..

彼がいても、買い物が出来ない..まだ、一人で買い物をするのは無理だ..もう少し、時間を下さい。


  「去年の12月16日 柿の葉寿司を買ったサービスエリア お蕎麦を食べた伊勢湾岸道サービスエリア」

2006/12/17(日) 外食..
昨日は、累ママさん達が帰った後、世田谷に住む旧友が、近くに来たからと連絡をくれ、食事に出かけた

近くで外食をするなんて、何ヶ月振りだろうか?..外に出たのですら、2週間振り位かもしれない..
「外には行きたくない」と言う私に、「下に着いたらクラクション鳴らすからね」と、強引に引っ張り出された。
珍しくお化粧をしていて良かった〜着替えを済ませ、外を覗いていたら、白い○ンツが坂を上がって来た
きっとあの車だと思ったら、案の定クラクションが鳴った..慌て外へ出ると、車がおニューに変わっていた。
乗り心地満点..安心して助手席に座っていられた..実は、私は後部座席にしか座れない人なのだ。

歯を白くして来たばかりなので、白い物しか食べられないと..そう言う訳で、近くのファミレスへ〜
椅子に座り気がついた..このファミレスは、元気を大学病院へ連れて行った時に入ったファミレスと同じだ
あの日の事を思い出した..CT撮影と、足の液体を取るのに時間がかかるからと、ファミレスで待っていた
約束の時間を過ぎても、なかなか連絡が来なかった..今頃何をしているのだろう..とても不安だった。
全身麻酔で死なないだろうか..針を刺して痛くないだろうか..もう一度、この手に抱く事が出来るのか
そんな不安な気持ちを抱きながら、ルークママさんと店の片隅で、大学病院からの連絡を待っていた..

ファミレスで食事をした後、友人と我が家へ戻った..彼女は、病気になってからの元気を全く知らない
バリバリに元気で、やんちゃな頃の元気しか知らない..元気が弱って行った姿など想像出来ないだろう
玄関を開けた時に元気のお迎えがない..尻尾を、ちぎれんばかりに振ってお迎えに来てくれた姿がない
「寂しいねぇ〜」..そう呟いていた..元気がお迎えに来ないと言うのも、外に出たくない理由の一つ..
お互いに、積もりに積もった話を午前2時頃まで語らい、彼女は帰って行った..お互い独り身は寂しい

今日は、娘が遊びに来た..一時、来ない日々が続いていたが、先週に引き続いて、今週も来てくれた
頼んでおいた、弟へ贈るクリスマスカード、フリースの上下、うまかん棒..それと、元気へのお菓子..
昼食も、夕食も、手作りの物をご馳走した..食後のデザートは、娘が買って来てくれたケーキを..
休日の、和やかな時間が過ぎて行った..この空間に、元気がいてくれたら、どんなに幸せだったろう..

娘がポツンと、元気の祭壇の前に座っていた..元気は、娘にとっても、かけがえのない存在だった..
旅行やお出かけの時は、時間の許す限り一緒に行ってくれた..そして、いつも元気の面倒を見てくれた
元気が娘の言う事を聞かなくて、後部座席で文句を言ってる事もあった..そう言う時は、私が一喝..
シュンとした顔をして、小さくなっていた元気..そんなやり取りも、今は悲しい思い出となってしまった..
娘は、娘なりの想いがあるのだろう..私には見せない涙..でも、ポツンと座った後ろ姿が震えていた..

娘を見送る為にベランダへ〜空を見上げると、覆っていた雲が無くなっていて、たくさんの☆が輝いていた


「大好きな花屋のお花 ルークママさんからのお花 累ママさんからのお花とお菓子 こすけさんからのケーキ」 

2006/12/16(土) 月命日..
2時15分..窓辺に座り、空を見上げた..☆は出ていなかったけれど、空に向かって語りかけた..

元気..11年間、私達と一緒に過ごしてくれて、ありがとう..頑張って生きてくれて、ありがとう..
パパと、ママと、お姉ちゃんにたくさんの愛をありがとう.そして、ワンコ友達にもたくさんの愛をありがとう。
ママに遺してくれた、ワン友さん達と言う宝物をありがとう..元気がいたから、ママの宝物になりました。
心から、感謝しています..もう一度、生まれ変わって、パパとママの元へ帰って来るのを待っています..
私の左手の中から落ちて行った元気..「ふぅーっ」とため息をついて、この世と決別して行った元気..
逝ってしまった姿は、何の乱れもなく、生前の美しい姿のままだった..呼べば、再び目を開けそうだった。

午前中、ルークママさんがお線香を上げに来てくれた..ママが、足を痛めていたので会っていなかった。
クリスマス仕様の素敵なアレンジを頂いた..元気の祭壇の周りがパッと明るくなった..元気、嬉しいね。
元気を最後まで看取ってくれ、最後の世話も任せきりだった..優しい隣人に会えたのも元気がいたから
元気がルークママさんに、自分の事も私の事も託して行ったのだろう..もう少しだけ甘えても良いかな?

午後から、累ママさん親子と累ちゃんが元気に会いに来てくれた..11月の四十九日以来の再会だった
クリスマス仕様の素敵なお花と、サンタさんに入った美味しそうなお菓子を頂いた..元気、良かったね。
累ちゃんは、コロンママさんが作った天使の洋服を着ていた..女の子らしくて、とっても可愛らしかった。
お耳に毛玉が出来ていたので、私のお股の中で毛玉取りを始めた..久し振りの毛玉取り、嬉しかった。
毛玉を取られながらも、私の手の中でスヤスヤ眠り始めた..私に甘えてくれている幸せを感じていた..

しばらくすると、ルークママさんとルーク君を連れて遊びに来てくれた..ルーク君とも久し振りに会った..
累ちゃんと一緒に、大好きなクッキーを食べて、山羊さんミルクを飲んで、とっても上機嫌な様子だった。
元気が元気だった頃のビデオを見た..ルーク君は、元気が画面に出て来ると、食い入るように見ていた
「元気はどこ?探して来て」と言うと、玄関へダッシュして行って、「ここにいるよ」と、吠えまくっていた..
やっぱり、ルーク君にとって元気は特別な存在なんだ..ルーク君には、犬語で色んな事を教えたみたい
私達には分からない絆があるのだろう..元気の事を忘れないで欲しい..心の中に生きていて欲しい。

「こすけ どっと こむ」さんから、注文しておいたワンコ用のクリスマスケーキと、キャバオーナメントが届いた。
ケーキと一緒に、クリスマスカードが入っていた..カードを開けると、手書きの暖かいメッセージが..
「同梱のクッキーを元気君にお供えしてあげて下さい」..お会いした事のない人達の暖かい心が届く..
ところで、このクリスマスケーキが届いたのは、元気の月命日..初めての月命日にも同じ事があった..
偶然なのだろうか..それとも元気の仕業?..23日の百か日にも、クリスマス仕様のお花が偶然届く..

去年の今日は関西旅行から帰る日だった..高速のサービスエリアで買った柿の葉寿司が忘れられない
3泊4日の強行スケジュールだったけれど、元気はとっても元気だった..寒くても張り切って歩いていた..
伊勢湾岸道のサービスエリアに寄り、外のベンチで寒さに震えながらお蕎麦を食べた..でも、幸せだった
無事に関西旅行が出来た幸せを噛みしめていた..幸せな時間を継続出来たらどんなに良かっただろう
関西旅行の帰りに、静岡のなおたさん宅へ..暖かい気持ちと食事をご馳走になり、我が家へ戻った..

ルークママさん、いつも気にかけてくれてありがとう..累ママさん、遠くから会いに来てくれてありがとう..


   「3回目の月命日..暑かったあの日から、3ヶ月も経ってしまった..時は無情に過ぎて行く..」

2006/12/15(金) 思い出3..
今朝も起きられなかった..彼から「調子が良かったら、一緒に買い物へ行こうね」と誘われていたのに..

朝方、元気の夢を見た..元気は自分の祭壇の前に、ちょこんと横になって私の方を見て笑っていた..
クリスマス模様の洋服を着て、得意そうな顔をしていた..写真を撮ろうとすると、姿が薄くなってしまった
そして、とうとうシルエットだけになってしまった..一体、何が言いたくて、夢に出て来たのだろうか..?
クリスマス模様の洋服を着ていたと言う事は、「ママ〜クリスマスを楽しもうね」と言うメッセージなのかな..
元気は、イベントが大好きだった..イベント事に、楽しい思いが出来るし、美味しい物も食べられるから
毎年、点灯しているクリスマスツリー..今年は、点灯しないつもりだったけれど、今日からつけてあげよう。

去年の今日は、マミーさんとHAC和歌山へ出かけた..元気のフードやサブリを取り寄せていたショップ..
いつでも、親切に相談に乗っててれる優しい店長さんがいる..店長さんのお陰で、元気の命は長らえた
元気の顔を見て、ビッコを引いている以外は、とっても健康そうに見えると、太鼓判を押してくれた..
嬉しかった..元気の命はまだ先がある..当分元気と一緒にいられる..店長さんのお陰だと感謝した

HAC和歌山の隣にあるカフェへ寄った..1年前にも行った事があった..元気の事を覚えていてくれた。
1年前に、一度だけ行っただけなのに、元気の顔を見た瞬間「あっ!元気君ですね」と..嬉しかった!
そのカフェを後にして、ドックカフェエマへ向かった..ランチを食べながら、初めて会うピカさんを待っていた。
ランチを食べ終わった頃、ピカさんとタータンちゃん、K太君がやって来た..初めは照れくさかったけれど、
すぐにうち解け合えた..ランへ移動して、元気も楽しそうに走っていた..足が悪いなんて感じなかった。

ランで走っている姿は、ビデオに残っているし、私の携帯の動画にも残っている..待ち受け画面として..
携帯を開ける度に、「元気〜おいで」と言う私の声で、元気良く私に駆け寄り、「ワン!」と答えてくれる。
毎朝、この動画の中の元気に向かい、おはよう〜と挨拶している..まるで生きているように答えてくれる

夕食は、ピカさんのお家で、美味しいお鍋をご馳走になった..暖かい気持ちがこもったお鍋だった..
元気は、K太君にあおられて、小さくなっていたっけ..タータンちゃんが、そんな元気をかばってくれた..
きっと、元気が病気だと言う事を感じていたのだろう..優しいタータンちゃんに守られて、幸せだったね..
夕食をたらふくご馳走になった挙げ句に、両手一杯のお土産を頂いて、マミーさん宅まで送って貰った..
彼も、元気も、遊び疲れたのか、寄り添うように眠ってしまった..そんな姿を見て幸せを感じていた..

明日は元気の3回目の月命日..丁度、土曜日と重なった..逝ってしまった2時15分に空を見上げよう


     「ランで楽しそうに走っていた元気..ピカさんに頂いたイチゴのスヌード..イチゴ大王?」

2006/12/14(木) 思い出2..
今日も、なかなか起きられなかった..体がだるい..心が憂鬱..生きる気力も湧かない..駄目だ..

自分を許せない、してあげなかった事が多すぎて、しなければ良かった事が多すぎて、後悔の想いばかり
私が自分を許さない限り、この先で立ち直れる事は決してない..心に重荷を抱いて生きて行くのだ..
死んだ者が望むのは、私が自分自身を許す事..そう言われても、今の私は自分を許す事が出来ない

去年の今日は、コロンちゃんの散歩道を歩いた..シエルちゃんと元気は、相変わらずラブラブだった..
お散歩から戻って、コロンちゃんのお墓参りに出かけた..生きて会えなかった異母兄弟のコロンちゃん..
春に会いに来ていれば、生きて会う事が出来たのに..コロンちゃんに、元気を守ってとお願いしていた。
お世話になったコロンママさん御一家に別れを告げ、マミーさん御一家が住んでいる和歌山へ向かった。

マミーさんと会ったのは、春のダボス以来だった..あの時の元気は、病気の影もなくとっても元気だった。
マミーさんのお家は、少し迷ったが、それでも間違いなく到着した..素敵な街並みが続く場所だった..
カーリーちゃんとは、久し振り..リズちゃんとは、初めてのご対面だった..元気は、ウーッてしたかも..
元気用に敷いていた毛布を、カーリーちゃんに取られちゃって、元気は部屋の隅っこでいじけていた..
元気な頃の元気だったら、取り返しに行ったのだろうけれど、病気だと認識していて弱気だったのだろう
カーリーちゃんと元気は、一緒にソファーに座っていてもお尻を向けたまま、一度も顔を合わせなかった..
美味しいお鍋をご馳走になって、2階で寝かせて貰った..私達の為に、新しい布団を用意してくれた。

なおたさんからお届け物が..暖かい靴下と、暖かい飲み物と、可愛いタオルと、元気のお菓子を頂いた


  「シエルちゃんと元気は、お散歩中もラブラブ..カーリーちゃんに毛布を取られて、いじけ虫の元気」

2006/12/13(水) 思い出1..
昨夜は、布団を被っても胸に圧迫感があって、なかなか眠れなかった..元気の場所を空けたからかな

今朝は、青空が広がっていた..植木に引っかかっている元気の被毛が、風になびいて気持ち良さそう〜
きっと、私のパジャマから、外れたのだろう..取っても、取っても、繊維の奥深くから被毛が取れる..
彼いわく..「多分、その毛は一生取れないよ..洗っても、洗っても、そのパジャマには毛が付いてるよ」
それはそれでいい..元気が元気な頃は、うっとうしい存在だった抜け毛も、今は貴重な元気の遺品..

去年の今日は、初めての関西旅行へ出発した日だった..長野から岐阜の山越えのコースを選んだ..
12月には珍しい大雪だった..いつもは、雪などない国道なのに、雪を蹴散らし必死で走って行った..
佐久市の交差点で、信号無視で捕まった時、元気は警察官に向かって、抗議の雄叫びをあげていた。
和田峠を抜け、木曽福島を抜け、岐阜を抜け、やっと伊勢湾岸道へ..そんな道中でも元気だった。
私達と一緒に旅行に行ける喜びを全身で表していた..だから、元気のテンションは下がる事がなかった

13時間以上かけて、大阪のコロンママさん宅の前へ..何と、ママのお家には地図片手に一発で着いた
建物の前にママがお迎えに来てくれた..元気は、当然のような顔で、建物の中に先頭で入って行った。
え〜っ!..三人で絶句..誰もこの建物だと教えていない..それなのに、当然のように入って行った。
そして、オートロックの自動ドアの前で、「何してるの?早く開けておくれよ〜」..そんな顔で立っていた。
EVにもほとんど乗った事がなかったのに、何のためらいもなく乗り込んで行った..元気は本当に不思議

シエルちゃんと元気が仲良く出来るかどうか心配していたが、会ったその瞬間からラブラブな仲になっていた
見つめ合うシエルちゃんと元気、寄り添うシエルちゃんと元気、真夜中までラブラブ光線が飛び交っていた
コロンちゃんが、こんな光景を見たら、やきもちを焼くのではと心配になった..どこがで見ていたかも..
元気は、ピンクちゃんにも興味津々..後を追いかけては逃げられていた..元気は猫も大好きだった..

コロンママさんお手製の絶品たこ焼きを食べて、大阪の味を満喫..忘れられないたこ焼きとなった..
ワンコ用のたこ焼きも作って貰って、シエルちゃんも元気も大はしゃぎで食べていた..美味しかったよね。
楽しさを、嬉しさを、全身で表現する元気を見ていて、コロンママさんちへ連れて来て良かったと思った..

2005年12月13日..コロンちゃんと元気が結んでくれた縁..この日から遠距離の付き合いが始まった。


  「見つめ合い、寄り添う、シエルちゃと元気..こんな姿を見て、生きていてくれる幸せを感じていた」

2006/12/12(火) 冬物..
昨夜は、☆が綺麗に輝いていた..お月様が側にいなくなったからかな..でも、今朝はどんより曇り空。

冬物のパシャマを出した..そのパジャマに、元気の毛がたくさん付いていた..からみつくように付いていた
見える範囲の毛を、必死で取った..長〜い毛、短い毛、白い毛、茶色の毛、白と茶が混ざった毛..
涙で毛が見えなくなって来た..切った毛をちゃんと取っておけば、こんな思いをしなくて済んだのに..
死ぬ前日に梳いて貰った尻尾の毛も、何の考えもなしに捨ててしまった..美しかった耳の毛もない..
残っているのは、元気が自分で抜いてしまった毛、ほんの少しだけのお腹の毛、くしゃくしゃの耳の毛..
どうあがいても、もう二度と手に入らない..あの時、何故安易に捨ててしまったのか、切らなかったのか
後悔する事が多すぎて、気持ちは沈んで行くばかり..また、元気の祭壇の前から離れられない日々..

去年の今日は、関西旅行の支度をしていた..最初で最後の関西旅行になるだろうと覚悟していた..
7月に亡くなった異母兄弟のコロンちゃんのお墓参りと、和歌山のワン友さん達に会う為の旅行だった..
元気は、旅行の支度をする私の側で、大はしゃぎだった..自分のリュックが出ると、「お出かけだぁ〜」
自分達の物を忘れても、元気の物は忘れられない..薬を入れたり、サプリを入れたり、洋服を入れたり
そんな私を、「今度は何処へ行くのかなぁ〜」..そんな顔をしながら、私の側を離れようとしなかった..
ドライブが大好き、お出かけが大好き、旅行が大好き..元気な元気を連れて行ける幸せを感じていた

ペットロス..本気で、心療内科にでも行こうかと考えていた..このままでは、元の自分に戻れない..
ペットロスを検索していたら、あるサイトを見つけた..新潟にある小さなお寺のお坊さんのサイト..
色んなコーナーがあるが、メールでの質問に回答しているコーナーを、隅から隅まで読んでみる事にした。
質問には、懇切丁寧に回答していた..とても分かりやすかった..ペットロスに関しての回答もあった。
いつまでも泣いていると言う人への回答は、泣きたい時は泣きなさい..涙は心の想いを流してくれます。
飼い主が泣いていても、逝ってしまった者は悲しんではいません..自分を想って泣いているのですから
この回答を読みながら、大泣きしてしまった..泣いてもいいんだ..元気は悲しんでなんかいないんだ。

ペットロスが回復するまでには、平均で10ヶ月位かかるそうだ..自分のペースで回復すれば良い..
疎外感も孤独感も、ペットロスには付き物だって..私だけじゃなかったんだ..少し気持ちが楽になった
「頑張って!」と言う言葉をかけてくれるのは嬉しいけれど、自分がどんどん追い込まれて行く気がする。
彼の優しさに甘えて、もう少しこのままでいさせて貰おう..「ボケは困るよ〜」って言われたけれど..

サイトに供養の日が載っていた..忘れていた百か日..偶然、X'masバージョンの花が届く日だった..
あらっ!不思議..X'masバージョンの花を頼んだのは、先月の中旬..百か日の事など頭になかった。
忘れん坊の私の為に、元気が教えてくれたのだろうか..元気は、不思議なワンコ..不思議が一杯!

今日も、元気の祭壇の前から離れられなかった..「ママ、ここにいてね..ボクの側にいてね」そう感じた。


    「去年の12月12日 朝の縄張り点検」         「パパと一緒に、旅行前のお散歩へ」

2006/12/11(月) 重い心..
昨夜は、雲の合間に☆が見えた..「ねぇ〜元気☆だけが見えるよ〜」..「そう..」素っ気なかった..

今日は、のんびりした朝を迎えた..遅く起きたのに、彼はまだ眠っていた..寝不足だから仕方がない。
そーっと起きて、そーっと珈琲をたてて、そーっと飲んだ..元気がいれば、パパを起こして貰えたのに..
「パパを起こして来て〜」と言うと、パパの所へ走って行って、背中や頭をガリガリしながら起こしていた。
何度やっても起きないと、顔や頭をガリガリしていた..それでも起きないと、顔舐め作戦を決行していた
元気な頃は、そんな姿が当たり前だった..病気になってからは、そんな姿も見られなくなってしまった..

時間が経つ事に、益々心が落ち込んで来た..前に進もうとする意欲も気力も、全くなくなってしまった。
心が重い..体も重い..外に出たくない..何もしたくない..ただ、ひたすら元気の面影を追っている。
もう、戻らないのは分かっている..もう、触れる事が出来ないのは分かっている..全て分かっている..
分かっていても、未練がましく追い続けている..どうしたら、今の重い心の中を整理出来るのだろう..

彼を見送る為にベランダへ〜夜空に元気☆が輝いていた..「☆!」そう叫んだら、夜空を見上げていた


    「冬の空に不思議な雲が浮いていた」       「体の不自由な弟に贈るサンタさんの長靴」

2006/12/10(日) 枯れ葉..
黄色くなったイチョウの葉が、ひらひらと風に舞う..でも、冬を耐え春になれば、緑豊かな木々に蘇る。

植物は、手入れをすれば再生する..動物にも再生の力があったら、死に逝った者でも蘇れるのに..
元気のクローンが欲しかった..どんなにお金がかかっても、自分の全てを投げ打ってでも、欲しかった。
元気と同じ顔、元気と同じ瞳、元気と同じ体型、元気と同じ被毛、元気と同じ性格..蘇って欲しい。
蘇って、私の元に帰って来て欲しい..今の願いは、ただそれだけ..もう一度、元気を抱きしめたい..
こんな事を想っているから、立ち直れないんだ..そう自分に言い聞かせても、この想いが心を占める。

今日は、娘が遊びに来た..元気へのお花と、弟に贈るクリスマスサンタのプレゼントを持って来てくれた。
アレンジのお花をと希望していたのに、花束を買って来た..仕方がないので自己流のアレンジをしてみた
彼も娘も、アレンジの出来上がりを誉めてくれた..お花が足りないけれど、まあまあの出来上がりかな?

久し振りに集まった三人で元気の思い出話を..元気の顔が変わったのは、いつ頃からだったのだろう。
去勢するまでは、本当にやんちゃで威張りん坊な顔をしていた..去勢してから、その表情が消えた..
そして、穏和な顔になったのは、病気になってから..きつかった眼差しも、優しい眼差しに変化した..
病気が悪化してからは、その眼差しも性格も悟りを開いた仏様のようだった..顔もパピーのようだった..
自分の死期が近いのを知っていたのかもしれない..だから、あんなにも優しい顔になったのだろう..
いつも、優しい眼差しで私達を見つめてくれた..痛くても、苦しくても、辛くても、その瞳は輝いていた..

言葉などいらなかった..やっと、心から分かり合えた気がした..やっと、心から通じ合えた気がした..
11年の長い年月をかけて、信頼関係を築き上げて来た..元気を失った私達の心は、元には戻らない
彼は壁にもたれ、娘は祭壇の前、私は窓辺..それぞれが、それぞれの場所で、元気に語りかけていた

日曜日の夜に、三人が揃ったのは何ヶ月振りだろう..久し振りの一家団らんに、元気の姿はなかった。


    「去年の12月10日 パパに甘える元気」        「娘から貰った花束と自己流アレンジ」

2006/12/09(土) 雨..
目を覚ましたら雨が降っていた..あ〜ぁ、乾かないので出しっ放しにしておいた洗濯物が濡れちゃった。

あまりにも良いお天気だと心寂しくなるけれど、こんな雨の日はもっと心寂しい..心の中にも雨が降る。
いつもの事を、いつものように済ませてから、ずっと元気の祭壇がある部屋から離れられないでいる..
昼食も、この部屋で済ませた..そうだ..今日は、土曜日だった..元気が死んだ土曜日だった..
だから、この部屋に引き留められているんだ..久し振りに感じた..何かに心も体も引っ張られている。
元気..今日は、この部屋にず〜っと一緒にいるよ..ママは、どこにも行かないからね..寂しくないよ。

昨日、彼が2台目の携帯を契約して来てくれた..ソフトバンク専用の携帯..これで気兼ねなく使える
何にもしていない私が2台も持つなんて、ちょっと贅沢な気もするが、これの方がかえって安くつきそうだ。
Docomoの携帯より、使いやすいかも..Yahoo!の検索機能も付いているし、絵文字メールが面白い。
まだ、使い方が良く分からない..説明書を読むのも面倒だし、使いながら覚えて行くしかないなぁ〜
この携帯..なおたさんとお揃いだった!!あの夏の日に、コロンママさんから頂いたストラップを付けた..

また、何気なく替えたチャンネル..水戸の千波湖が映っていた..水戸には母方の先祖のお墓がある。
2年前の母の初盆..北海道へ帰省する為に、大洗へ向う途中で、千波湖に寄ってボートに乗った。
娘と異父姉妹の姉と私の3人..母の死が無ければ、会う事がなかった姉..母の死以来の再会だった
「これからフェリーに乗るのに、ボートに乗るんかい」..そんな事を言いながら、楽しい時間を過ごしたっけ

北海道の実家には、ずっと帰ってなかった..父の病気をきっかけに、3年連続でフェリーで帰省していた
その間の2週間は元気は彼とお留守番..元気の様子を知る為に、彼も私もカメラ付きの携帯に替えた
私がいない2週間..帰らぬ私を、毎日玄関で待っていたそうだ..連れて行きたかったが叶わぬ夢..
フェリー内での、ペットに対する劣悪な環境を見ていた私は、とても連れて行く気持ちになれなかった..
本当は、元気を連れて行きたかった..北海道の広い大地を、思い切り走らせてあげたかった..
今度行く時は、元気も一緒に連れて行ってあげよう..もう、フェリー内での環境を気にする必要もない。

元気が「思い出してよ」と、見せてくれたのだろうか..今日は、夕食も元気の側から離れられなかった。


    「去年の12月9日 ふてぶてしい寝姿」        「なおたさんとお揃いの携帯&ストラップ」

2006/12/08(金) 想う事..
今朝は、なかなか起きられなかった..彼が帰って来たのに布団の中..ショックが大きくて眠れなかった。

何気なく替えたチャンネル..そこには、足の不自由なキャバが、寂しそうにポツンと横になっていた..
右後ろ足を下にして横になっている姿は、正に元気そのものだったったが、その目には輝きが全くなかった
そのキャバと元気の違いは、その目の輝き..元気は、いつでも楽しそうに、嬉しそうに輝いていた..

生きる気力を無くしているようなキャバ..犬の気持ちを伝えられる人が、その犬の気持ちを聞いた。
歩けない自分は、家族のお荷物ではないのか..そう感じて、歩く事も、生きる事も諦めかけていた。
家族の諦めてないよ..何があってもあなたと一緒だよ..お荷物なんかじゃないよ..そう伝えると..
急に目に輝きが..歩けない足で必死に飼い主の元へ進んで行った..その目は歩きたいと言っていた。
自分が歩けなくなって、家族から笑顔が消えた..だから、自分はお荷物なんじゃないかと感じていた。

私は、元気に笑顔を見せていただろうか..最後の頃は介護に疲れ、泣いたり、わめいたり、怒ったり
そんな日々の繰り返しだった..それでも、私を見つめる元気の目は、いつも優しく穏やかに輝いていた。
言ってしまった言葉、やってしまった行動..元気は、そんな私をどう受け止めていたのだろうか..
自分がいたら、ママが大変だ..自分がいなければ、ママも楽になれる..そう受け止めていたのだろうか。
あんなに言葉や態度を理解出来る元気に対して、どうしてあんな風に接してしまったのだろうか..
急に天国へ逝ってしまった元気..私は心の準備が出来てなかった..やっぱり、私のせいなのかも..

今朝、彼に私が思っている事を話してみた..「君は、仕事を辞めてから、ずっと側にいてあげたでしょう」
お散歩へも毎日のように行ってあげてたでしょう..元気は、それで充分幸せを感じていたと思うよ」..
君に出来る精一杯の事をして来たんだよ..だから、元気はそんな事を思って死んだとは思わない」..
そう言いながら、目に涙を浮かべていた..彼は、元気の側にいられなかった思いを引きずっている..
元気の医療費を稼ぐ為に、今の会社に転職した..だから、元気と会う時間が極端に減ってしまった..
元気の最後にも立ち会えなかった..最後の姿を見られなかった..彼の気持ちが痛いほど伝わって来た

昨夜は、泣きじゃくりながら電話をした私を心配して、ルークママさんが飛んで来てくれた..ありがとう。


  「去年の12月8日 旅行前の健康チェックへ」     「ルーク君は元気を感じているのだろうか?」

2006/12/07(木) 夏の花..
今朝も底冷えがする寒さ..お日様も久し振りに雲の中..季節は、すっかり冬になってしまった..

何故か、ベランダの植木の手入れがしたくなった..ほとんど手入れをしていないので、植木は荒れ放題
黄ばんでいる葉っぱや、痛んでいる葉っぱを取り除き、未だに咲いている夏の花の冬越えの準備を..
元気が逝ってしまってから、狂い咲きしていた夏の花..未だに咲いているので、切りたくはなかった..
私が寂しくないようにと、元気が咲かせてくれた?夏の花..でも、冬を越す為には切らなくてならない..
「元気、ありがとう..来年も咲いて貰おうね」..来年と言う言葉を言った途端、胸が詰まる思いだった。
元気と共に育って来たベランダの植木達..元気の成長と共に、植木達も成長して来た..枯らせない

今日は、ルークママさんとルーク君が遊びに来てくれた..土曜日に会って以来、久し振りだった..
ルーク君は、大はしゃぎで私に挨拶してから、元気の祭壇の前に、すっ飛んで行った..お目当ては?
元気のお供え物..美味しそうに食べてくれるので嬉しい..誰も来ないと毎日捨ててしまうお菓子..
元気だって、食べて貰えた方が嬉しいよね..その後は、お決まりの山羊さんミルク..元気の分もね..
ルーク君が来ないと、元気も山羊さんミルクが貰えない..元気にあげても、ルーク君が飲んでしまうけど
ルーク君の姿が見えないと思ったら、元気の枕に頭を乗せて横になっていた..元気の側にいるようだった

志村動物園を見てしまった..何気なく替えたチャンネル..また、元気に「見て」と言われた気がした。


  「去年の12月7日 大好きなジョン君とジャムちゃんにご挨拶..暖かな陽ざし差し込む冬のひと時」

2006/12/06(水) 携帯..
昨夜の空は綺麗だった..☆より、月の方が輝いていた..月の隣の元気☆は、心なしか弱々しかった。

今日は、彼が帰って来る前に起きた..起きたと言っても、8時半位だけど..この時間で丁度良いかな
彼がお風呂に入った後、あり合わせの食材で朝ご飯を作って、少ない会話を交わしながら食べた..
その後、ソフトバンクの携帯の話で盛り上がり、結局私も2台目としてソフトバンクの携帯を持つ事にした
ソフトバンク同士なら、パケット代も、通話料も無料だ..Docomoの料金プランを、ワンランク下げた。

毎晩、☆を見ながら思っている事がある..西洋医学に見放されてから、東洋医学で静かに生きて来た
それなのに、最後に元気の体に西洋医学の手を入れてしまった..体のコントロールを崩してしまった..
切断手術が中止となったのは、ボクの体をいじらないでと言う元気からのメッセージではなかったのだろうか
メッセージを聞き逃し、元気の足に針を刺してしまった..それが、元気の命を縮めたのではないだろうか
元気の生命力を信じて、以前のままの静かな生活を送っていれば、もっと生きられたのではないだろうか
私の最大の後悔は、初期の段階で医者を替えなかった事と、大学病院へ連れて行ってしまった事..
この事が心の重荷になって、いつまでも立ち直れない..元気は、私を許してくれているのだろうか?

世間は年末だけど、私には何の関係もない..これから迎えるクリスマス、お正月..寂しいなぁ〜


  「去年の12月6日 自分のソファーでまったり」          「ムカツキ顔の元気サンタ」

2006/12/05(火) 虚ろな心..
目を覚ました時から、心の中に空虚さが漂う..また、始まっちゃった..他人を羨む卑しい気持ちが..

今の私には、癒してくれる物など何も無い..支えの無い今、病気にでもなったらイチコロだろうな..
癒してくれるワンコ達がいるワン友さん達が羨ましい..見つめてくれる眼差し、生きている温もり..
私の目の前にあるのは、お骨になってしまった元気..抱きしめたくても抱きしめられない..お骨の元気
どんなに想っていても、どんなに泣いても、答えてはくれない..写真の中の元気は、いつも同じ顔..
誰か助けて..そう叫びたい..今日の私は抜け殻..ショパンを聴きながら、泣いているだけの抜け殻。
朝ご飯も食べず、お昼ご飯も食べず、ひたすら泣き続けた..3時間ほど泣いたらやっと落ち着いて来た。

娘にメールを送信しようとしたら出来ない..電話をかけても呼び出さない..また、何かあったのだろうか
試しに、家の電話からかけてみた..ちゃんと呼び出していた..もしかして、おかしいのは私の携帯?
彼にメールを入れてみた..やっぱり送信出来ない..電話も呼び出さない..私の携帯が壊れたのか?
彼に連絡をしたら、彼からも送信も電話も繋がらないとの事..帰ったら、Docomoショップへ行こうねと
試しに、電源を切ってみた..暫くしてから電源を入れると、何事もなかったようにメールも電話も繋がった
SHから、SOへ替えようなんて言ったから、携帯がすねてしまったのだろうか..あ〜、直って良かったぁ〜

元気を立たせる時の言葉が蘇る..「行くじょ〜せーの」..そう言うと、私の言葉に合わせて立ってくれた


 「去年の12月5日 私を見上げる顔が愛おしい」         「昨日、購入して来たお香等」

2006/12/04(月) 彼と..
昨夜、元気☆におやすみを言って、布団に入ったが全然眠れなかった..久し振りで抱き枕を抱いた..

抱き枕は数年前、私用に買った物だが、結局元気に取られてしまった..最後まで元気が使っていた。
元気が死んでから、カエルのスヌードと洋服を着せた..温もりはないけれど、匂いが染みついている..
あれから一度も洗っていない..元気の匂いが無くなりそうで洗えない..洗える日はいつなのだろうか。

今日は、彼とサティへ買い物に出かけた..スタンドが壊れてしまったので、新しいスタンドを見つけに..
サティなので、あまり期待は出来なかったが、まあまあなスタンドがあった..でも、ピンと来なかった。
本屋さんで、世界の犬カタログを見つけた..表紙がキャバのパピーだった..「パピー、可愛いね」と..
そのパピーを見た彼が、「そうかな..可愛いとは思わないよ」..やっぱり、彼の心は元気で一杯だ..

東南アジアのお香を扱っているショップに入った..「心を癒してくれるお香はないですか」、そう尋ねた..
何故、癒しのお香が必要なのかを説明した..店員さんは話を聞いてくれて、親切に応対してくれた。
お香を半分に切れないかと尋ねたら、商品のお香をハサミで切ってくれた..「これなら、大丈夫ですね」
お香の匂いより、この店員さんに癒された..彼はと言うと、長々と話をしてる私をじっと待っててくれた。

アジア系ショップでお香を、輸入物ショップで石鹸置きを、本屋さんで家計簿を買って、1Fへ移動した。
食料品を買う前に、SO903iを見る為にドコモショップへ..今使っているSHは、やっぱり好きになれない。
初めての携帯の時から、SOばかりだったので、SHには愛着が湧かない..もう少ししたら取り替える予定
食料品売り場へ行ったが、何を買って良いのかさっぱり分からない..何しろずっと買い物をしてなかった。
彼の助けを借りながら、やっと何とか買い物が出来たが、途中でめまいがして来た..人酔いしたみたいだ
本当に情けない..彼がいなくちゃ何も出来ない..いつになったら、元の自分に戻れるのだろうか..

彼が出かけた後、ダスキンのお兄さんが、浄水器のカートリッジと換気扇のフィルターをを交換に来た。
いつも換気扇の掃除をしてくれる..「以前より、フィルターが汚れていますね..お料理してるんですね」
なかなか鋭い指摘..そう、確かに以前より料理をするようになった..これも一つの進歩かもしれない。
今日は元気の祭壇の前で、「この部屋にいると、元気君が生きているようです..呼んだら来そうですね」
「ボクには、まだ元気君が死んだ事が、信じられません..あんなに元気でお迎えしてくれていたのに」..
元気が元気だった頃を知ってる人は、元気の元気さを覚えている..だから尚更信じられないのだろう。

犬が出演しているドラマを見た..たとえ離ればなれになっても、生きていればいつかまた会える日が来る


         「去年の12月4日に撮影 去年のHPトップページ クリスマスバージョン用」

2006/12/03(日) 寒..
毎朝、朝方目を覚ます..寒いせいなのかな..布団を引いて寝てないから、そろそろ限界なのかも..

元気が使っていたシングル布団..最後の頃、オネショをしていたから、今でも元気の匂いが残っている。
三つに折り重ね、その上に上半身だけ乗せて寝ている..布団を敷いて寝ると、腰が強烈に痛くなる。
何度か敷いて寝てみたが、同じ事の繰り返し..元気に敷くなと言われてるような気がして使えない..
「そろそろ使わせて貰えないかな..ママ、寒くて目が覚めちゃうよ..ママと一緒にお布団で寝ようよ」..

昨日のキャバリアの飼い主さんが..この子のパパは、最近亡くなったんですよ..パパの飼い主さんが..
寂しさに耐えかねて、新しいキャバを飼ったんだけど、前のキャバとは容姿も性格も似ても似つかない..
だから、愛情が全く注げない..どうしても前の可愛かったキャバと比較してしまう..そう言ってたそうだ。
もしかしたら、私達もそうなるかもしれない..私達は、好みがはっきりしてるから、その可能性は大きい。
彼なんて、気に入らないキャバだったら、可愛がらないし、散歩も行かないって..悩み深しキャバ選び。
何だか次のキャバの事を考えるのが嫌になって来た..次のキャバを元気と比較しながら飼うのも嫌だし
それに、元気と同じワンコには会えないし、また辛い思いもしたくないし、ワンコを飼うのを止めようかな..

元気☆が見える夜は、どんなに寒くても語りかけている..一度で良いから、流れ☆で返事をして欲しい


     「窓辺のオーナメントをドレッサーへ」        「去年の12月3日 このダンベルも天国へ」

2006/12/02(土) ラン..
今朝も、快晴の空だった..だけど、ワン友さんから来た朝一番のメールで、心の中はどんよりしていた。

元気が死んでから、周りの事が見えなくなっていた..ワン友さんに何かあったなんて、気がつかなかった。
メールの内容からでは、何があったのかは見当が付かない..でも、よっぽどの事があったに違いない..
他人に話して楽になるような事だったら話して下さいと返信した..でも、今の私じゃ頼りないだろうな。

どんよりとした心のまま、簡単な掃除と洗濯を済ませ、久し振りにお化粧を始めた..一週間振りかな。
鏡に映る私の顔は、心と同じようにどんよりしていた..目には輝きがなく、肌にも張りが感じられない..
産毛も、眉毛も、ぼうぼうだし、○毛も伸びていた..毎日、鏡を見ないと、こんな事になってしまうんだ。
産毛を剃り、眉毛を整え、○毛も抜いて、一応化粧が出来る準備をした..化粧をするのが面倒だった
足の爪も伸び放題..靴を履くと痛いので親指だけ切った..手の爪は、元気が死んでから切っていない

ルークママさんとルーク君が迎えに来た..ふさぎ込んで、ひきこもったままの私を外に連れ出そう作戦..
反対側の遊歩道へ誘われたが、あの道には○本堂があるし、テクテクと病院へ通った道なので拒絶した
結局、城北公園のランへ行く事にした..ルーク君は、車の中で私の足に乗って外の風に当たっていた。
元気もそうだった..調子に乗って来ると、私の肩の上に乗って、気持ち良さそうに風に当たっていた..

ルーク君は、城北公園に着くなり、「早く〜ランへ行こうよ〜」とばかりに、大張り切りで歩き始めた。
土曜日のランは、人間とワンコがひしめき合っていた..さすがに平日とは違う..取りあえず小型犬用へ
小型犬用のランは、やかましかった..あっちでワンワン、こっちでワンワン..う〜ん、ついて行けない。
ランの外で煙草を吸っていたら、喧嘩を始めたダックスの飼い主が、いきなり首輪を掴んで宙づり状態に
呆気に取られながら見ていると、宙づり状態のまま激しくダックスを叱り始めた..え〜っ!うそ!唖然..
あんな叱り方があるのだろうか..ダックスを宙づりのまま、飼い主の怒りの感情を露わにしている..
飼い主を殴りたくなった..飼い主に首輪をして宙づりにしたくなった..あんたは犬を飼う資格などない。
でも、あんな仕打ちを受けても、ワンコ達(3匹)に取っては、大事な飼い主なんだろうな..可哀想に..

小型犬用にいるのが嫌になって来たので、フリースペースに移った..大小様々なワンコが戯れていた。
喧嘩をしているワンコもいたけれど、それぞれが楽しく走り回っていた..ルーク君も楽しそうに走っていた。
自分のワンコがいない私は孤独だった..ワンコはたくさん寄って来てくれるけれど、満たしてはくれない。
元気が元気だった頃に、このランが出来ていたら、歩いて連れて来ただろうな..元気と走りたかった..

2匹のキャバリアが来た..1匹は、今時の小さなキャバリア..1匹は、元気と同タイプのキャバリア..
小さなキャバは、他のワンコを怖がり、飼い主から離れなかったが、私達には愛想を振りまいてくれた。
同タイプのキャバは、近くに寄って行ったら、顔が全然違っていた..そして、愛想悪く遠ざかって行った。
小さなキャバの飼い主さんと、キャバ談義をして盛り上がった..そして、元気の写真を見てもらった..

ルークママさん、今日は外へ連れ出してくれてありがとう..いつも気にかけてくれて、ありがとうm(_ _)m


 「我が家の駐車場入口 元気の大事な縄張り」       「枯れ葉舞うベンチ 体も心も寒い」

2006/12/01(金) もう..
12月..1年なんて、あっと言う間だ..元気は病気になってから、駆け足で生きて行った気がする..

我が家へ迎えてからの10年より、病気になってからの1年の方が、私の中の大事な元気として生きている
生きられないと分かった時から、最後に楽しい思い出をと、無理を承知で色んな場所へ連れて行った..
どんな長距離でも、弱音を吐かずに楽しそうにしていた..病気が悪くなるどころか元気になっていった。
元気の生命力は、びっくりするほど強かった..このまま、ずっと病気を跳ね返して生きてくれると思った..

それなのに最後はとても呆気なかった..自ら、抗ガン作用のあるハーブも濃縮野菜も全てを拒絶した。
命を繋いでいた漢方薬も吐き出してしまった..「もう、ボクには必要ないんだよ」と言ってるようだった..
私を楽にしてあげようと思ったのだろうか?..私には、元気が必要だったのに..今でも必要なのに..

里親探しのサイトに、気になるキャバがいた..がっしりとした筋肉質で、少し大きめのキャバだった。
ずんぐり、むっくりで、太い足をしていた..お目目も大きくて、被毛は手入れをすれば良くなりそうだった。
毎日気になってサイトを覗いていた..昨日の朝は、まだ掲載されていた..でも、夜覗いたら消えていた
昨夜、元気☆に「あのキャバに会いに行ってみようかな..会って来ても良いかな..元気はどう思う?」
そう問いかけていた..一度、会ってみよう..そう決心してサイトを覗いた..決心するのが遅すぎた..
ワン友さんが、「元気が阻止したんだよ」..そうかもしれない..「ママが飼うのはそのワンコじゃないよ」

昼食後、ベランダに佇んでいたら、遠くにキャバの姿が見えた..どんどん、こちらへ近づいて来た..
角を曲がると、元気がマーキングしていた電信柱の匂いを嗅ぎだした..元気の姿とダブって見えた..
その姿を見ていたら、涙が溢れて来た..泣きながら、そのキャバを目で追っていた..涙が止まらない..
元気が歩いていた場所を、そのキャバが歩いて行った..横断歩道を渡り、猫のいる公園へ入って行った
元気の祭壇の前で、オイオイ泣き出してしまった..彼が、そっと私の側へ来て、優しく頭を撫でてくれた。
彼は立ったまま、キャバのいる公園をじっと見つめていた..悲しいのは、泣きたいのは私だけじゃない..

クリスマスオーナメントを少しだけ出した..元気の写真の前に天使を置いた..少しだけなら良いよね。


   「去年の12月1日 フカフカ布団でまったり」       「古いお花を新しいお花へお取り替え」


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.