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2006/12/01(金)
もう..
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12月..1年なんて、あっと言う間だ..元気は病気になってから、駆け足で生きて行った気がする..
我が家へ迎えてからの10年より、病気になってからの1年の方が、私の中の大事な元気として生きている 生きられないと分かった時から、最後に楽しい思い出をと、無理を承知で色んな場所へ連れて行った.. どんな長距離でも、弱音を吐かずに楽しそうにしていた..病気が悪くなるどころか元気になっていった。 元気の生命力は、びっくりするほど強かった..このまま、ずっと病気を跳ね返して生きてくれると思った..
それなのに最後はとても呆気なかった..自ら、抗ガン作用のあるハーブも濃縮野菜も全てを拒絶した。 命を繋いでいた漢方薬も吐き出してしまった..「もう、ボクには必要ないんだよ」と言ってるようだった.. 私を楽にしてあげようと思ったのだろうか?..私には、元気が必要だったのに..今でも必要なのに..
里親探しのサイトに、気になるキャバがいた..がっしりとした筋肉質で、少し大きめのキャバだった。 ずんぐり、むっくりで、太い足をしていた..お目目も大きくて、被毛は手入れをすれば良くなりそうだった。 毎日気になってサイトを覗いていた..昨日の朝は、まだ掲載されていた..でも、夜覗いたら消えていた 昨夜、元気☆に「あのキャバに会いに行ってみようかな..会って来ても良いかな..元気はどう思う?」 そう問いかけていた..一度、会ってみよう..そう決心してサイトを覗いた..決心するのが遅すぎた.. ワン友さんが、「元気が阻止したんだよ」..そうかもしれない..「ママが飼うのはそのワンコじゃないよ」
昼食後、ベランダに佇んでいたら、遠くにキャバの姿が見えた..どんどん、こちらへ近づいて来た.. 角を曲がると、元気がマーキングしていた電信柱の匂いを嗅ぎだした..元気の姿とダブって見えた.. その姿を見ていたら、涙が溢れて来た..泣きながら、そのキャバを目で追っていた..涙が止まらない.. 元気が歩いていた場所を、そのキャバが歩いて行った..横断歩道を渡り、猫のいる公園へ入って行った 元気の祭壇の前で、オイオイ泣き出してしまった..彼が、そっと私の側へ来て、優しく頭を撫でてくれた。 彼は立ったまま、キャバのいる公園をじっと見つめていた..悲しいのは、泣きたいのは私だけじゃない..
クリスマスオーナメントを少しだけ出した..元気の写真の前に天使を置いた..少しだけなら良いよね。
「去年の12月1日 フカフカ布団でまったり」 「古いお花を新しいお花へお取り替え」
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