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2006/12/20(水)
こたつ..
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昨夜の空は、元気☆の周りにたくさんの☆が輝いていた..「元気はそこにはいないよね」そう呟いていた
今朝、目を覚ましたら、彼がホットカーペットの上で、自分のコートをかけて、丸くなって眠っていた.. その姿は、とても寒そうだった..徹夜明けで、疲れ切っていたのだろう..羽毛の布団をかけてあげた.. いよいよ、こたつ布団を出さなくちゃいけない..本当は出したくない..元気がいないから出したくない。 こたつ布団を出すと、テーブルの下に潜って来る元気がいない..足を伸ばすと、そこに元気の体が.. もう、その感触を味わう事が出来ない..私達が、小さくなって遠慮しながら入っていた..こたつ..
圧縮袋に入っていた布団を出した..その袋の中に元気用の毛布が..ここに入っている事を忘れていた 冬になると、フカフカ布団の上にその毛布をかけておいた..いつもその上に乗って、お昼寝をしていた.. 去年の今頃は、左後ろ足の膝が曲がらなくなっていたが、それでも布団の上にピョンと飛び乗っていた.. その度に、「元気、自分で乗っちゃ駄目だよ〜」..何度か注意をしたら、布団の前で待つようになった。 お座りをして、私をじっと見つめ「早く、布団に乗せて下さい」と要求していた..本当にお利口さんだった そんな事を思い出しながら、その毛布と羊さんのクッションを元の袋に戻した..もう、使う事はないだろう
去年の今日は、初めての鍼治療の日だった..以前から、鍼治療の事は知っていたが、ためらっていた。 元気の体に鍼を刺すなんて、何かあったらどうしよう..そう思っていたが、藁にもすがる思いだった.. 元気の体を触っていた先生が、「元気君の足は、変形が進んでいるので、鍼治療では治せません」と.. 「多分、骨肉腫でしょう」..そう告げられた..骨肉腫の最も有効な治療方法は、足を切断する事.. 10歳と言う年齢を考えると、切断と言う選択はしない方が良いと..だから、私は切断を選択しなかった この時の選択が良かったのか悪かったのか、今も分からない..元気の命を長らえたのか、縮めたのか.. 初めての鍼治療が不安な私をよそに、当の元気は全く恐れる事も逃げる事もなく、鍼治療を受けていた もしかしたら、この時点で自分の逝く末を感じ取っていたのかもしれない..素直過ぎるのが不自然だった
2日に一度作る2人分のお弁当..一人寂しく食べる..以前のような暖かい空間で、食事をしたい..
「去年の12月20日 初めての鍼治療、全く拒絶せず..こたつ布団と一緒に入っていた元気用毛布」
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