ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2006年7月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新の絵日記ダイジェスト
2008/11/16 二十六回目の月命日
2008/10/16 二十五回目の月命日..
2008/09/16 三回忌..
2008/08/16 二十三回目の月命日
2008/07/24 誕生日♪

直接移動: 200811 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 月 

2006/07/31(月) 今日も..
今日も、お客様がいらした..以前勤めていた、会社の同僚達が、元気の様子を見に来てくれた。

その中の一人..○○さんが大好き..尻尾をいっぱい振って、とても嬉しそうに迎えていた。
元気の頭を撫でながら、「顔を見てると、病気になんて見えないのに..」..誰もが、そう言う..
眠い時以外は、目がキラキラと輝いている..決して、しょぼくれた表情をしない..生きる目だ。
私は、元気のこの目に励まされながら、生きているのかもしれない..きっと最後まで変わらないだろう。

○○さん達が帰った後、ベランダにある大きな植木の移動を始めた..元気の介助の妨げなのだ。
本当は捨ててしまいたいのだけど、元気の成長と共に大きくなった植木なので、捨てるのは切ない。
この植木を捨てる事は、元気の命を捨てる事になるような気がした..だから、移動する事にした。
窓を塞いでいた大きな植木..それが移動した事で、急にベランダが広くなり動きやすくなった。

暗くなり始めた頃、お散歩へ出かける事にした..カートに乗った元気の目は、とても輝いていた。
歩く事が出来なくても、外の空気に触れるだけで、体がリフレッシュするのだろう..毎日出してあげたい。
でも、今の元気を抱いて、駐車場まで行くのは困難..カートをセットするまで待たせるのも困難..
毎日連れて行ってあげたいけど、それが出来ない..実は、私も外に出て人やワンコと触れ合いたい。

左前足の浮腫が取れた..左胸の浮腫も取れた..オチンチンの横の浮腫も取れた..これは奇跡?
左後ろ足の内側の熱が引いた..注射針の傷も治った..所々に出来ていた赤い湿疹も治った。
見事な回復力..リンパが圧迫してるはずなのに、オシッコもたくさん出る..ウンチもたくさん出る..
布団の上を歩いて、自ら向きを変える..ルークママさんを迎えに出る為に、玄関まで歩いて行った..
この生命力は、どこから湧いてくるのだろうか?生きたいと願う、気持ちがそうさせているのだろうか?

二日間、彼がいたので、体も気持ちもとても楽に過ごす事が出来た..やはり、介護は一人では辛い。


     「おじちゃんは、怖いけど優しいよ」           「今日も、ルーク君が来てくれたよ」

2006/07/30(日) 穏やかな日..
今日から、彼が二日間のお休み..少しは、心細さから解放される..それに手伝って貰える(^o^)

元気は、彼が帰って来たので、朝ご飯を大張り切りで食べた..彼がいると闘争心が芽生えるらしい。
元気も、彼が帰って来たのが嬉しいのか、とてもハイテンションだった..元気な顔は、やっぱり嬉しい。
元気の世話をしてる間に、昼食の下ごしらえをしてくれていた..久し振りでまともな食事が取れる。
一人で、何もかもやっていると、疲れ果てて自分の食事にまで手が回らない..だから、凄く痩せて来た。

お昼を食べ終わって、元気の側についていたら、お昼寝をしてしまった..お昼寝なんて久し振りだった。
やっぱり、心がゆったりするのだろうか..目を覚ましてからも、かなり長い間ボーッとしていた。
今日は、キーッとする事も、落ち込事もなく、穏やかな時間が流れて行った..いつもこうだと良いのに..

夕方、お散歩へ行く事にした..元気を抱いて駐車場へ行けないので、下までカートを運んで貰った。
外で転んで、足の傷が化膿したら困るので歩かせられないが、それでもカートの上で嬉しそうにしていた。
途中で、コナパパさんとコナちゃんに出会った..コナちゃんが挨拶したら、相変わらず「ウーッ」..
いつもの遊歩道の真ん中で、モモママさんとモモちゃんに出会った..モモちゃんは、超〜元気だった。
我が家の近くの道路で、オシッコをさせる為に、カートから下ろした..その途端こけそうになった。
慌てて、胴輪を引っ張り、大事には至らなかった..あのまま、こけていたらと思うとぞっとした..
ずっと歩いてないので、他の三本の足は筋肉が萎え、腫れている左後ろ足は、動かす事が出来ない..
右前足に、シコリを二つ発見した..お尻も浮腫始めてしまった..今度はどこが浮腫むのだろうか?

Pikoさんから、お誕生日のプレゼントが届いた..一度しか会った事がないのに..ありがとうございます。


        「Pikoさんからの贈り物」              「これから、お散歩へ出かけるんだ」

2006/07/29(土) お客様..
午前中、コナママさんから、元気の様子が見に行きたいと、メールが来た..いつも気にかけてくれる。

ついでに、何か買って行きましょうかと言われたので、厚かましくも、お弁当や飲み物を頼んでしまった。
コナちゃんは、お家でお留守..遊びに来ても、いつも元気に「ウーッ、ワン」とやられるから可哀想。
コナママさんから、元気のお誕生日プレゼントを頂いた..スリードックのクッキーとアロマスプレー。
クッキーをあげると「これ美味しいねぇ〜」と言う顔をしながら、嬉しそうにほおばっていた。
いつも、元気の事、私の事を気にかけてくれる..人の優しさに、こんなに甘えて良いのだろうか?

ラッキーかあちゃまとラッキー君が、遊びに来てくれた..電車を乗り継いで、遠くから来てくれた。
初めて顔を合わせた、元気とラッキー君..何だか、お互いにそっぽを向いてる感じだった。
ラッキー君は、元気の匂いを嗅いでから、少し離れた場所に座って、元気の側へ行こうとしなかった。
多分、動物の感で側に行ってはいけないと感じたのだろう..傷ついた者を庇うような感じだった。
元気が元気だったら、きっと仲良く遊んでいたに違いない..せっかく来てくれたのに、ごめんね。

ラッキーかあちゃまに、元気のお誕生日プレゼントを頂いた..たくさん頂いた中に、お守りが入っていた。
こんなに、心配してもらって、元気は本当に幸せだ..優しい心が、きっと元気に届いているだろう。
ラッキーかあちゃまとは、初めて会ったのに、初めて会った気がしなかった..自然に話す事が出来た。
とても気さくで、とても優しい方だった..元気がいたから、こうして、お会いする事が出来たんだ。
元気がいなければ、この出会いはなかった..今日の出会いをもたらしてくれた元気に感謝する。

ピカさんから、「マンゴー」が届いた..冷やして食べたら、とても美味しかった..いつもありがとう〜


「ラッキー君とご対面」「お菓子食べようよ」「ラッキーかあちゃまからの贈り物」「コナママさんからの贈り物」

2006/07/28(金) 病院へ..
昨夜の元気は、自分の布団の上でぐったりとしていた..大学病院へ行かなきゃ良かったと後悔した。

ご飯も食べられないほど衰弱しているのかと心配したが、口元へ持って行くと不思議な位良く食べた。
この食欲は、どこから来ているのだろうか..食べられるから、何とか生きて行けるのだろう..
無事に一夜を過ごし、朝ご飯もいつものようにきちんと食べてくれて、私の心に安堵感が広がった..

元気の体の異変に気がついた..左前足が浮腫んでいる..左胸の浮腫も酷くなっている..そして..
右前足に、シコリを発見..液体を抜いた、左後ろ足の変形が酷くなっている..液体を抜いたせい?
液体を抜く為に、針を刺した部分の絆創膏を剥がさなければならないのに、それがなかなか取れない。
ちょうど、ルークママさんが来てくれたので、一緒にやってみたが怖くて最後まで出来なかった。
消毒する為には、どうしても剥がさなくてはならない..自分では出来ないので病院へ行く事にした。

今日は、ルークママさんの車に乗せて貰い、病院へ向かった..夕方だったので、比較的空いていた。
医者は、あっけなく絆創膏を剥ぎ取った..そして、先日診た時よりも腫れが酷くなっていると言った。
液体を抜いたのに、腫れが酷くなっているなんて..刺激を与えて、癌細胞が活発になったのだろうか?
医者にそう問いかけてみた..針を刺したからと言って、癌細胞が増殖する事はないと断言した。
でも..シコリが増えたり、体の浮腫が酷くなったのは、明らかに針を刺してからの事だ..疑問が残った。

断脚の話しになった..今、断脚をしてもこの子の命が消える確立の方が多い..止めた方が良いと..
例え、手術が成功して生き残ったとしても、術後に死亡する確率が高い..そんなリスクは避けましょう。
そして、手術のタイムリミットは2、3日..それ以上は待てないと..私は、手術しない事にした。
手術をしなければ、やがて骨盤まで破壊されてしまうらしい..でも、今の命を捨てたくはない。
病院で、ルルメルままさんに偶然お会いした..診察室で、一緒に話を聞いてもらった..

病院から帰ってほっとした途端、元気の様子がおかしくなった..とても息が荒くなって来た。
しばらく様子を見ていたが、良くなる様子がなかった..顔が歪み、息はいよいよ荒くなって来た。
私は取り乱し、泣きながらクウカイママさんに電話を入れてしまった..しばらく振りに聞く懐かしい声..
何を言ったのか、何を話したのか、良く覚えてないが、声を聞いて心が静まって行ったのは確かだった。
話をしながら、元気の体をさすっていたら、荒かった息もどうにか正常に戻って、舌の色も良くなった。
そして、落ち着いた頃にご飯をあげたら、全て平らげた..連日の病院通いで、疲れたのだろうか..

リンパ肉腫と闘っていた「ビル君」が、23時49分に永眠した..頑張り屋のビル君、どうか安らかに..


       「ボク、もう疲れちっゃたよ」                 「ごめんね..元気」

2006/07/27(木) 大学病院へ..
今日は、○沢市の大学病院へ出かけた..放射線治療が有効か、検査をして貰う事になっていた。

昨夜の11時以降、水を飲んでないので、必死で「水くれ〜」とアピールしていた..可哀想だった。
7時30分に、ルークママさんの付き添いで、我が家を出発したが、道路はちょうどラッシュ時間帯..
やっとの思いで、第三京浜までたどり着き、横浜新道へ入ったら、案の定渋滞に巻き込まれた。
車の調子が悪くて、凄い音を奏でているので、後ろの車が遠く離れていたのには、笑ってしまった..

やっとの思いで、大学病院へ到着した..そこへ、左前足のない黒くて大きなワンコが歩いて来た。
骨肉腫で足を切断したが、もうすでにリンパに転移しているので、余命はあまり無いとの事だった。
まだ、5歳のワンコだった..でも、顔はとても幸せそうだった..きっと、痛みから解放されたのだろう。
退院する日に、飼い主さんが迎えに行くと、3本足で走って迎えに来たそうだ..私は、勇気を貰った。

あまり待つ事もなく、診察室に呼ばれた..インターンの女医さんだった..とても感じが良かった。
問診後、予定を聞かされた..レントゲン写真、全身麻酔をかけてCT撮影、腫瘍の病理検査等..
元気は、不安そうな顔をして私を見つめていた..心臓が悪いのに、全身麻酔..私も、不安だった。
麻酔をかける前に、心臓の検査と血液検査をするので大丈夫ですよと言われたので少し安心した。
元気は、麻酔をかける前に点滴をするからと、カートに乗ったまま、連れて行かれてしまった..

お昼をファミレスで食べてから、CT撮影、CTの写真焼き付け..長〜い時間を待合室で過ごした..
そのうち、麻酔の覚めた元気が戻って来た..まだ、顔がボーッとしていたが、その顔は怒っていた。
カートにペットシーツが敷いてあった..ふと見ると、血がにじんでいた..足から漏れた血のようだった。
いくら、麻酔がかかっていても、痛かっただろうな..こんな思いを今更させて本当に良かったのだろうか..

しばらくすると、診察室に呼ばれた..鮮明なCT写真..元気の病巣がはっきりと映し出されていた。
折れた足、腫れた部分..そこまでは、認識内..腫れた部分に繋がるようにもう一つ袋が見えた。
お腹のリンパが、液体に冒されていた..このリンパを取る事は、命が無くなるので不可能だそうだ..
最初、切断に積極的だった医者が、このリンパの腫れを見て、切断に消極的な態度に変わって行った。
もし、このリンパが破裂したら、元気の命は消えてしまう..何故、こんな場所に転移したのだろうか。
やがて、腫れが大きくなれば、便秘、排尿困難が確実にやって来る..毎日、カテーテルの世話になる。

血液検査の結果は、肝臓の数値が正常に戻っていた..だが、白血球の数は、三倍に増殖していた。
人間だったら、とても立っていられないそうだ..そして、食事も取れないほどの衰弱の数値だそうだ。
ところが、元気はご飯も食べるし、お菓子もモリモリ食べる..医者が不思議なワンコだと言っていた。
カルシウム含有量も素晴らしい..血小板も考えられない程の良い数値だそうだ..それなのに何故?
元気の病名は、骨肉腫ではなかった..滅多に見られない「リンパ管肉腫」..悪性腫瘍である。
腫瘍専門の獣医でも、お目にかかれない病気だそうだ..何で寄りによってそんな病気になったのだろう。
結局、断脚も、放射線も、抗ガン剤治療も選択出来なくなってしまった..病名と余命を知っただけ..

去年の今日、元気が玄関でキャンと鳴いた..そして、その日は軽いビッコを引いていた..
病院へ行こうと思い、医者へ電話をした..「そんなに酷いビッコでなければ、明日で良い」と言われた。
だから、一日待った..翌日、病院へ行ったが、足の検査はしてくれず、椎間板の治療のみだった。
あの時、強引に検査をして貰えば、こんな事にはならなかったかもしれない..検査をしてくれれば..
キャンと鳴いた日から丸一年..偶然、大学病院で迎えるとは思っていなかった..悲しい偶然だ。

10時過ぎに着いて、病院を出たのは20時半頃だった..体も心もくたくたになって、我が家へ戻った。


     「昨日のケーキ、美味しかったなぁ」            「何でこんな目に遭うのかな?」

2006/07/26(水) 二度目のお誕生日会
今日は彼が帰宅、娘も遊びに来る日..皆が顔を合わせたので、もう一度元気のお誕生日会をした。

買い物へ行けない私の替わりに、娘がたくさんの物を抱えてやって来た..勿論、ワンコ用ケーキも..
大きなワンコ用ケーキは食べきれないので、小さなケーキを二つ買って来てくれた..これで充分だ。
あまり、元気がない元気の側で、娘は元気の首をマッサージしていた..これが気持ちが良いらしい〜
私が、マッサージを施すと嫌がるが、娘が施すとそのまま身を任せている..力加減が程良いのだろう。

彼が出かける直前に、お誕生日会を始めた..お客様は、ルークママさんとルーク君..
美味しそうなケーキを目の前にして、二匹共ハイテンション..ルーク君は、初めてのワンコケーキだ!
ロウソクに火をつけて、ハッピーバースディを歌って..これが、本当に最後のお誕生日だろう..
元気も、ルーク君も美味しそうな顔をして、ケーキをほおばっていた..ちゃんと味わって食べてね〜
私達のケーキもあるので、一緒に頂いた..もう二度と来ないであろう、幸せな時間を噛みしめた。

彼が出かけ、ルークママさんも帰って、娘と二人で夕食を食べた..何だか、寂しい空気が流れていた。
元気は食べられないけど、ちらし寿司と唐揚げを作った..美味しいのか、美味しくないのか..?
元気は、私達の側で「食べたいよ〜」と言う顔をして、見つめていた..だから、ちょっとだけお裾分け〜
今日は、とても食欲があるなと感じた..食べられれば、体力が保てる..もっと、もっと食べろ!!

今日は、娘に当たってしまった..そして、ボロボロと涙がこぼれ落ちて来た..私は、泣き虫になった。


     「今日もケーキが食べられるぞー」            「初めてのワンコケーキだよ」

2006/07/25(火) 鍼治療..
今日は、鍼治療の予定だったが、事前に先生からの連絡が無かった..不安な気持ちで待っていた。

取りあえず掃除をして、昼食のトーストをほおばっていたら、約束の13時前に、先生がやって来た。
お土産にケーキを持って来てくれた..私が落ち込んでいるのではと、心配していたそうだ。
元気の腫れ上がった足を見て、とてもびっくりしていた..予想をはるかに越えた状態だったみたい..
足の骨が、バースしてしまったので、今まで持ちこたえていた癌細胞が全身に回ってしまったそうだ。
左の脇腹に大きなシコリ、右の脇腹にも小さなシコリ、尻尾の付け根も浮腫んで来てしまった。
そして、左の胸の辺りも浮腫んでだらんとして来た..いよいよ、全身に癌細胞が転移して来た。
先生に、「今年いっぱい持つでしょうか?」と聞いてみた..答えは、「う〜ん....」....

いつものように、鍼の袋を出すと一瞬逃げようとしたが、頭のてっぺんに一本打ったら、大人しくなった。
最初は、嫌な顔をしていたが、鍼の本数が増える事に、気持ちの良さそうな表情に変わっていった。
鍼をしていると、安らかな最後を迎えられるそうだ..せめて、苦しまないで最後を迎えて欲しい。
来月から、月に2度来て貰う事にした..15000円×2回=30000円..今でも破綻しそうな我が家..
医療費とサプリ代等が、家計を圧迫している..でも、最後まで出来る限りの事はしてあげたい..

寝たきりにしないで、外の空気を吸わせてあげなさい..緑の中へ連れて行ってあげなさい..
家の中に閉じこめておくと、血液の循環も、気の流も悪くなり、生きる気力さえ無くしてしまいます。
そう言われたので、夕方ルークママさんを誘って、久し振りに遊歩道へお散歩へ行く事にした..
元気も私も、4日振りの外..いつもの定位置で、オシッコとウンチを気持ち良さそうにしていた。
カートに乗せて、いざ遊歩道へ〜元気の顔が輝いていた..ベンチに着くと、お菓子を要求して来た。
お散歩中のビーグルに吠えられたが、それ以上の大きな声で吠えまくっていた..「元気、元気じゃん!」

これからの暑い日々をどう乗り切って行くのか..課題は多いが、出来る限りの事をして行こう〜


    「やっぱり、鍼治療は気持ちが良いよ」          「やっぱり、お外は気持ちが良いね」

2006/07/24(月) お誕生日(^o^)
今日は、元気のお誕生日..健康な体では迎えられなかったけれど、それでも生きている事が嬉しい。

元気と生きて来た11年間..あっと言う間に過ぎてしまった..あの日、私達の元へ走って来た元気..
私達が元気を選んだのではなく、元気が私達を選んでくれたのかもしれない..そんな出会いだった。
病気も色々したけど、その度に乗り越えて来た..去年の今日は、何事もなくお誕生日を迎えていた。
過ぎ去りし、一年..私達にとっても、元気にとっても、貴重な時間を過ごして来た気がする。
我が家へ来てからの10年間は、お留守番の日々..これほど密着した時間を過ごした事がなかった..
今でも思う..仕事を辞めさせたのは、元気ではなかったろうかと..私を必要としていたのだろうか..

今日は、ワンコ用のケーキがないので、取りあえず人間用のケーキで、お祝いをする事にした。
本当は、食べてはいけないけど、ちょっとだけ食べさせてあげた..残りは私の胃袋の中へ〜
後は、ヨーグルト&アメリカンチェリー、野菜&鶏肉..元気は、ロウソクの炎を見てきょとんとしていた。
泣いちゃいけないと分かっていても、美味しそうにケーキをほおばる元気を見ていると泣けて来た..
これが最後のお誕生日のような気がする..頑張って、頑張って、今日を迎えてくれた気がする。

午前中、宅急便が来た..送り主は、なおたさん..食べきれないほどの、沢山のお菓子が入っていた。
なおたさんと、ぎゅうちゃんからのメッセージ..「もっと、もっと一緒の思い出を作ろうね〜」
元気に頑張ってもらって、ぎゅうちゃんと走ったあの海に、もう一度連れて行ってあげたいなぁ〜
伊豆の動物園にも、もう一度連れて行きたいなぁ〜楽しかった思い出が、次から次へと蘇って来る..
ぎゅうちゃん..元気に渇を入れに来て下さい〜きっと、こいつには負けられないと元気になると思う。

夕方、ルークママさんとルーク君が来てくれた..お誕生日のお祝いのお花と、果物を頂いた。
ルーク君の顔を見て、元気の目が輝いた..お菓子の争奪戦を、期待してる目だった..
今日も、争いながらお菓子を食べて、山羊さんミルクを飲んで、とても満足そうな顔をしていた..

本当は、ルーク君とお散歩へ行く約束をしていたけど、あいにくの雨で中止となってしまったのだ。
歩けなくても、外の空気を吸わせてあげたかった..最近、ベランダで外を見たいとアピールする事がある。
きっと、お散歩へ行きたいんだ..そう感じたので、連れて行きたかったのに..実は、私も外に出たい。

今日、無事に誕生日を迎えられたのは、多くの人達の激励や助けがあったから..心から感謝します。


 「なおたさんからの贈り物」 「ボクのご馳走だよ」 「ケーキは美味しいね」 「ルークママに貰った花だよ」

2006/07/23(日) 美味しくない..
昨夜も、元気の側でうとうと..テレビを見ながら、うとうと..だから、今朝は起きられなかった。

元気が、「オシッコ、したいよ〜」ってアピールしてるのに、「ちょっと待ってて、もう少し」の繰り返し..
ここの処、熟睡体勢を取ってないから、ちょっと睡眠不足なのかもしれない..ゆっくり寝たいなぁ〜
今日の朝ご飯は、とても手こずった..嫌いなサプリを入れたので、匂いを嗅いで完全に拒否..
一つ一つ、指であげると食べるが、スプーンであげると顔を背ける..山羊さんミルクをかけても拒否..
大好きな玉子の黄身を、少しずつ垂らしても、気が向かないと食べない..悪戦苦闘の一時間..
口八丁手八丁?で、何とか全部食べさせる事に成功した..サプリや薬が入ってるから、不味いよね。

今日も宅急便が来た..HAC和歌山さんから、冷凍馬肉&アズミラ&ドライ納豆&煮干しが届いた。
冷凍馬肉は、最近発売されるようになったので、早速取り寄せてみた..見た目はハンバーグのようだ。
元気の嫌いなサプリ入りの馬肉みたい..食べてくれるかな?明日の朝食に玄米と一緒に与えてみよう。
HAC和歌山さんへ、注文のメールをする際に、「元気の介護に疲れた..」と愚痴を書いてしまった..
「してあげたい」と言う気持ちから、「しなくてはいけない」と言う気持ちに変わってしまう事があります。
そうなると、元気ちゃんにもその気持ちが伝わり、元気ちゃんに心配をかけてしまいます。
「してあげたい」事は、ドンドン惜しまずにしてあげて下さい..ですが、「しなくてはいけない」ことは、無理せずに出来る範囲で良いと思います..とにかく、元気ちゃんを安心させてあげる事を考えて下さい。
と言う、アドバイスが返って来た..この言葉を読んで、気張っていた気持ちがふっと楽になって来た..

彼が帰って来た..元気は布団の上から下りて、玄関へ彼を迎えに行った..よほど嬉しかったのかな。
彼の顔を見ると、尻尾フリフリでお出迎え..しばらく玄関の熊さんマットの上でくつろいでいた。
足の腫れは、元気の顔位の大きさになって来た..それでも、重い足を引きずりながら、迎えに行った。
元気の生きる力は、素晴らしいの一言..こんなに頑張っているのだから、私も頑張らなくちゃと思う。

夕方、散歩中のルーク君が遊びに来てくれた..元気は、布団の側へ来たルーク君に「ウーッ、ワン」
今の元気の縄張りは、この小さな布団なのだ..ルーク君は、元気の一喝でちょっぴりめげていた。
お菓子をあげたら、ルーク君と元気の争奪戦が始まった..これが、元気にとっては良い刺激となる。
ルーク君が来るまでは、輝きの無い目をしていたが、お菓子の争奪戦の後は、キラキラと輝く目になった。
お菓子を食べて、山羊さんミルクを飲んで、ルーク君も元気も大満足..ゆっくりお昼寝が出来るね。

お散歩友達のももママさんが、元気にお菓子を持って来てくれた..周りの人達の優しさが嬉しい。


      「ボクのご飯、美味しくないんだ」            「元気兄貴に、怒られちゃった」

2006/07/22(土) お届け物..
昨夜は、元気の見張り番をする為に、寝ないと決心した..それなのに、いつの間にか眠ってしまった。

うとうとしながら、テレビを見ていた..でも、ついに眠ってしまった..そして、目を覚ましたら4時だった。
案の定、元気は左足をカミカミしていた..お水を飲ませたら、口の中から、白い毛が出て来た..
左足を点検すると、内側の腫れた部分が赤くただれていた..ここから、グジュグジュしてくるのだ。
今日は眠い..眠いけど、極力眠らないでおこう..これ以上、赤くただれたら、足が腐ってしまう。

私は、看病疲れが出てきたようだ..イライラして、罪の無い元気への語気がきつくなっている..
元気が一生懸命頑張っているのに、何て言う事だろう..こうなった、全ての原因は私にあるのに..
体の右側にもシコリを見つけた..これは、体にへばりついている..多分、転移したのだろう。
肝臓も悪い、心臓の働きも悪い..もう、断脚手術には耐えられない体になってしまっただろう..
このまま、腫れ上がった左足を引きずったままの生活を余儀なくされるだろう..見てるのが辛い..

今日は、コナママさんとコナちゃんが遊びに来てくれた..コナちゃんは、相変わらずハイテンション。
元気の側へ行っては怒られているが、そんな事には全然めげない..疲れ知らずで暴れまくっていた。
元気は、怒りながらも楽しんでいるようだった..しょぽくれていた顔も、少し生気を取り戻した。
もしかしたら、私が寝たきり老人にしてるのかもしれない..家の中でさえ、歩かせていない。
元気が歩こうとしても、私が抱いて寝床へ連れて行ってしまう..もっと、元気の力に任せようかな。

コナママさんが、茹でたお蕎麦と蕎麦つゆを持って来てくれた..「ちゃんと、食べて下さい」って..
最近、自分の食事を作る余裕が無かった..今日は、久し振りに自分の為に食事を作った。
お蕎麦が大好きな元気..私が食べているのを目を輝かせて見ていた..少しだけ、分けてあげた。
「元気〜ルチンだよ」..美味しそうな顔をしながら、お蕎麦をツルツル..今日はたくさん食べたね。

午前中、ゆうパックが届いた..送り主は、ちーとすさん..元気のお誕生日プレゼントが入っていた。
元気が大好きなお菓子&元気の名前入りのステッカー&メッセージカード..また、一緒に遊ぼうね〜
そして午後、宅急便が届いた..ラム母さんから、山のような新鮮な野菜と、玄米が届けられた。
早速、きゅうりとトマトをあげてみた..「もっと、頂戴よ〜」って、何度も何度もねだって来た。
やっぱり、新鮮な野菜は美味しいと感じるんだなぁ〜トマトをかじってみたら、とっても美味しかった。

コナママさん、お蕎麦ありがとう..ちーとすさん、プレゼントありがとう..ラム母さん、野菜ありがとう。


     「コナちゃんが、トマトを狙ってます」            「ちーとすさんからのプレゼント」

2006/07/21(金) 病院へ..
最近、毎晩元気の横で、うたた寝をしてしまう..昨夜、彼からの電話に冷たい応対をしてしまった..

今日は、元気が点滴を受ける予定だった..出かける間際に帰宅した彼に、当たってしまった。
疲れて帰って来たのに、ねぎらいの言葉も言えなかった..私は、精神的に参っているのかも..
ルークママさんも一緒に病院へ行くので、ルークちゃんを連れて、私と元気を迎えに来てくれた..
彼の待つ車へ向かったが、坂の途中では乗せられない..私の腰が持たない..ここでも文句を言った。
平地へ移動して貰い、やっとの思いで、元気をケージの中へ入れた..これが本当に難しいのだ。

車のウィンカーが、点灯しない..さっき、ガソリンを入れに行ったのに、何で見て貰わないんだ。
ブツブツと文句だけが出る..仕事ばかりで、家の事など何もしてくれない..元気の事だって私任せ。
平日の10時半過ぎなのに、道路が変な混み方をしていた..もしや、踏切事故かなと言っていたら..
後で知った事だが、やっぱり踏切での人身事故だった..あの開かずの踏切で、親子が死傷した。

何とか、ウィンカーを誤魔化しながら、病院へ着いた..ケージから元気を出して、カートに乗せた。
雨のせいか、病院は空いていた..あまり待つ事もなく、名前を呼ばれた..そのままカートで診察室へ〜
体重が300g増えていた..加速度的に増加しているので、肺に水が溜まってるかもと検査を始めた。
超音波で調べた結果、肺に水は溜まってなかった..足の腫れが大きくなってるのでそのせいだろう。
ご飯をきちんと食べられているので、今日の点滴は中止になった..良かったのか、悪かったのか..

ルークちゃんは、体に気になる発疹が出来ているので、同じY医師に診て貰った..悪い物ではなかった。
Y医師は、じっくり丁寧に診てくれたとの事..とても、分かりやすく親切に応対してくれたようだ。
ルークママも、この病院がお気に召したようだ..早くから、病院を変えておけば、不幸は起きないだろう。
元気も、だいぶこの病院が慣れて来たようだ..最初の日のように、オドオドと怯える事が無くなった。
駐車場で一服して、元気達にご褒美のお菓子をあげて、途中で買い物をして、我が家の側へ着いた。

元気をケージから出そうとして、ふと左後ろ足を見たら、「どろーっ」とした血が流れ落ちていた。
病理検査の為に、針を刺した場所ではなかった..どこから出てるのかが分からない、探せない..
慌てて、病院へ電話をかけた..「ご心配なら、ご来院下さい」..心配だから、Uターンをした。
病院へ着いたが、ケージから出すのがもどかしい..ケージを椅子から外し、ケージごと運んで行った。

担当のY医師に呼ばれ、ケージごと診察室へ入った..ケージに入ったままで、診察をしてくれた。
血が出た場所が見つかった..皮膚が耐えられなくなって、中の血液や液体がにじみ出て来たそうだ。
出て来た物は、無理矢理止めようとせずに、出し切って下さいとの事..ガーゼなどで吸い取るように..
少しでも中身が出れば、それだけ本人も楽になるとの事..但し、化膿しないように消毒は怠らない事。
とうとう、消毒の日々が始まってしまった..一番避けたい事だった..本当に本当に、全てが遅かった..

自宅へも、ルークママさんに手伝って貰って、ケージに入れたまま上がって行った..結構重たかった。
ケージから、元気をどうやって出そうか悩んでいた時、突然お尻を着いたまま、バックを始めた..
私達が、引っ張りやすい場所まで、バックしてくれたのである..これには、飼い主の私もびっくり!
私達の会話を、常に聞いていたようだ..その時も、「どうやって出そうか、もう少し下がってくれたら」
そんな会話だったと思う..昔から、言っていた..元気の背中にはチャックがついているって..!

今日も、ルークママさんが一日付き合ってくれた..貴重なお休みなのに、本当に申し訳ない。


     「今日は、ルーク君と一緒なんだ」           「病院ばっかりで、疲れちゃった」

2006/07/20(木) 久し振りに..
今朝は、雨が止んでいた..そして、とても涼しかった..元気を、お散歩へ連れて行こうと思った。

コナママさんと、いつもの遊歩道で待ち合わせをした..元気は歩かないので、駐車場まで抱いて行った。
坂道を下りる時に、とても重いと感じたが、背骨を触るとゴツゴツしていた..やっぱり、痩せたようだ。
左後ろ足が、外側に向いてプラプラして来た..もう、筋肉もコラーゲンも役に立たなくなって来た。
それでもウンチの時は、大地にしっかり着けて気張っている..でも、その後ろ姿はとても辛そうに見える。

カートに乗せて、待ち合わせの場所へ向かった..元気の顔は、あまり嬉しそうではなかった。
縄張りに着いても、下りたい素振りも見せなかった..カートの上で、お人形さんのように動かなかった。
待ち合わせの場所に、ジョンちゃんのママがいた..手術が中止になった事と、その理由を伝えた。
手術の朝、手を合わせて祈ってくれていたとの事..無事に済んで、無事に帰れますように..と。
ハチちゃんのママも来た..みんな心配してくれていた..私は、元気から大事な宝物を授かった。

コナママさん、コナちゃんと、以前の病院へ向かった..アニコムに提出する書類を貰う為だ。
コナちゃんは、元気を気にしながら歩いていた..カートの横を歩いてみたり、時々振り返ったりしていた。
元気に怒られてばかりいるのに、心配そうにカートを覗く..やっぱり、ワンコは何かを感じ取るのだろう..
病院までの道のり..良くなる事を信じて、元気と歩いた遊歩道..今日は、とっても遠く感じた。

院長が留守なのは知っていたので、助手の先生と話をした..もっと獣医の勉強をしたいと言っていた。
そう..学ぶ事はたくさんあるはず..このまま、この病院に埋もれてしまったら、もう先は見えてる。
院長と意見が違っても、それを患者に伝えられない..何度も、それは違うんじゃないかと思っていたと..
元気の病気の始まりは、院長に勧められた「ヒルズのダイエットフード」..ここから全てが狂って来た。
それまで、それなりに健康だったのに..ストラバイト結晶から始まり、足の腫瘍までに至ってしまった。
もう何を言っても遅いけど、獣医としての責任だけは全うして欲しかった..本当に悔しい〜.....

カートの上の元気は、一度も体勢を替えなかった..オシッコの為に下ろすまで、ずっと同じ体勢だった。
もう、カートの上で、体勢を変える事も出来なくなってしまった..体力も気力も限界なのだろうか..
我が家へ戻っても、自分の布団の上でずっと眠ったままだ..私の後ろから、寝息だけが聞こえて来る..
ベランダに座って煙草を吸っていたら、そこに元気な元気の姿が見えた..外の見張り番をしていた。
去年の今頃は、バリバリに元気だった..外を通るワンコ達を、じっと見つめ楽しそうにしていた。

泣くな、泣くなと言われても、今日は泣けてしまう..今まで我慢していた涙が、一気に溢れて来た。


      「心配そうに覗き込むコナちゃん」            「ここは、元気とのお休み処」

2006/07/19(水) 一夜明けて..
昨夜は、元気に添い寝をしながら、眠ってしまった..切断をしなかった事で安心したのだろうか..

昨日、病院へ薬を貰いに行ったついでに、買い物をして来た..何を買って良いかも分からなかった。
カゴの中に入っているのは、元気の野菜ばかりだった..自分の物は、ほとんど買わなかった。
買い物の最中に、ふと店内の鏡に目を移すと、やつれた自分が映っていた..痩せたなぁと思った。
結局、夕食を食べたのは10時過ぎ..小さなフランスパンと野菜を食べただけ..これじゃ痩せるわ。

10時過ぎに、彼が帰って来た..豪雨の為、東名高速以外は通行止めで、大変だったと言っていた。
彼も、とても痩せた気がする..元気と私の為に必死で頑張っている..申し訳ない気持ちで一杯だ。
一睡もしていない彼が、娘を迎えに行ってくれた..娘は、両手一杯の食料を買って来てくれた。
栄養を取っていない私の為に、美味しそうな鰻を買って来てくれた..最近の娘は、とっても優しい。

今日の元気は、体に栄養が回って来たせいか、少し元気になって来た..ご飯もたくさん食べてくれた。
サプリの量を増やしたので、色んな匂いが鼻について、今まで以上に不味そうなご飯なのに..
オシッコも、足を引きずりながら、ベランダへ行ってくれる..ウンチも自分の定位置でしてくれる。
頑張ってる姿を見ていると、余計に辛くなる..骨が繋がってないのに、どうして左足が着くのだろう。

夕食を食べていて、ふと悲しくなって来た..春頃まで、食事の最中にも、隣に元気が座っていた。
何か、おこぼれを期待して、お座りをして待っていた..そして、催促のガリガリをしていた。
今は、隣の部屋の布団の上でじっとしているだけ..そして、おこぼれが運ばれて来るのを待っている。
鰻を食べながら、泣いている私を見て、娘が「泣くなぁ〜今を受け入れろ〜これが現実なんだよ」と..
優しいんだか、ドライなんだか、良く分からない..でも、きっと娘も心の中で泣いているのかもしれない。

お世話になっているショップの店長さんに、手術中止の電話を入れた..声を聞くのは、春以来だった。
肝臓の数値を上げる為の、食事療法を教えて貰った..新しく入荷した馬肉を送って貰う事にした。
いつも、とても親切に応対してくれる..動物の健康を、本当に心から考えているのが伝わって来る。
店長さんのお陰で、何の治療も施されていない元気が、ここまで生きて来られたと思っている。

彼も仕事に出かけ、娘も帰ってしまった..元気と二人きりの静かな時間が流れて行く..寂しいな。


       「あっ!パパが帰って来た」            「ご飯はママに食べさせて貰ってるんだ」

2006/07/18(火) 手術中止..
元気は、昨夜20時以降、お水を飲んでいない..夜中に起きて、「お水くれ〜」と、私を見つめていた。

昨夜は、遅くまで娘が付き合ってくれた..食事以外は、元気の頭を撫でながら添い寝をしていた..
私は、全身の毛をブラッシングしてあげた..抜けた毛が、もしかしたら遺品になるかもと感じながら..
元気は、私達の様子がおかしい事に気づき始めていた..ワンコは、人間の行動を敏感に感じ取る。
普段来ない日に娘が来て、遅くまで自分の側にいる..私は、平静を装いながらもオロオロしている。
真夜中、「元気、じぁ〜ね」と言う言葉を残して、娘が帰って行った..一人の心細い時間を迎えた。

朝を迎えて、元気の「お水くれ〜」攻撃が始まった..可哀想だが、心を鬼にして無視を続けた。
準備が整い、ルークママさんが来たら出かけようと思った矢先、担当のY医師から電話がかかって来た。
血液検査の結果、肝臓の数値が低く、このまま手術に臨む事は、危険度がかなり増えてしまいます。
飼い主さんがどうしても手術を希望されるのであれば、このまま強行に手術を開始する事も可能です。
選択するのは、飼い主さんです..危険度4から危険度5へ..危険度5は、そのまま死を意味する。
まだ、元気にご飯を食べ、元気にお菓子を食べ、側で生きている元気を今日死なせる訳にはいかない。

手術中止を選択した..Y医師から、一つの選択肢として、放射線治療を受ける事を提案された。
大学病院を当たってくれるとの事なので、結果が出るまで待機する事になった..どこの大学なのだろう。
Y医師から連絡があり、東大病院は、8月10日まで予約が取れないとの事..それでは遅すぎる。
もう一度、違う病院を探してくれた..一番早く予約が取れる病院は、藤沢市の日大病院だった。
予約を取ったので、体調が良かったら行って下さいとの事..7月27日に放射線治療を実施予定。
我が家からは、かなり遠いがそれは仕方がない..放射線治療で、腫れた部分が小さくなる事を願う。

もっと早く、Y医師に巡り会っていたら、元気の足の状態は変わっていただろう..チャンスはあったのに..
飼い主からの質問には、的確に分かりやすく答えてくれる..今、何をすべきか明確にしてくれる。
同じ獣医なのに、何故こんなにも違うのだろうか..全ての獣医が、Y医師のようだったらと思ってしまう。
怠慢な獣医の診察で、命を失う動物達がいなくなるだろう..不幸な動物達が、いなくなって欲しい。

ご近所のルークママさんは、元気の手術が中止になっても、朝からずっと私達に付き合ってくれた..
貴重なご自分の時間を、元気と私の為に割いてくれた..昼食も一緒だったので、心細さが無かった。
そして、午後の仕事が終わると、また駆けつけてくれて、病院へ薬を貰いに行く間、元気を見ててくれた。
元気は私がいない間、とてもお利口に過ごしていたそうだ..私が帰ると、玄関へ迎えに来てくれた!

ご心配頂いた皆様..本当にありがとうございました..優しい気持ちを、一生心に刻んでおきます。


     「今日のママは、変だったんだ」             「この服を来てどこへ行くのかな?」

2006/07/17(月) 割と..
昨夜は、眠い目を擦りながら、彼がご飯を作ってくれた..私は、元気の傍らで寝てしまったのだ。

元気は、連日の病院通いで、疲れが出てしまったらしく、あまり具合が良くなかった..
それでも、ご飯だけはしっかり食べてくれた..と言うより、あの手この手で、強制的に食べさせた。
栄養をつけなければ、体力がつかない..いつもより、サプリの量を増やしたので、相当不味かったようだ。
今まで、サプリで自己免疫力はつけて来たつもり..だから、歳の割には体力は備わっていると思う。

今日の元気は、自分の元気さをアピールする為なのか、勝手に動き回っていてびっくりした。
自分の布団から自力で下りて、玄関にあるお気に入りの熊さんマットの上に横になっていた。
コナママさんが帰った後、ベランダへ行くとアピール..もう見えなくなったコナママさんを見送った。
出前が来ると、玄関まで迎えに行った..これには、娘も私もびっくり..最近、こんな事は滅多にない。
でも、何だか嫌な予感..最近やらなくなった事を一気にした..私の思い過ごしなら良いのだが..

彼が、名残惜しそうに、元気に別れの挨拶をした..ベランダから見送った私に「ファィト」のポーズ。
自分が、元気の手術につき添えないもどかしさ、寂しさ、辛さが、彼の仕草に現れていた..
彼が出かける間際に、娘が駆けつけて来た..今日は、どうしても休みが取れなかったのだ。
へばってる私の為に、美味しいお寿司の出前を取ってくれた..そして今も元気の側に付き添っている。

午後8時以降..お水も飲ませられない..ギリギリ8時に飲ませたが、体温が高いのですぐ飲みたがる。
さっきも、「お水をくれ〜」と言って、壁をガリガリしていた..飲ませたくても飲ませられない。
クーラーと扇風機をかけて、部屋の空気を循環させたら、爆睡状態に入ってくれた..朝まで寝てくれ〜

今日は、コロンちゃんの一周忌..お水とお線香をあげ、手を合わせながら、コロンちゃんにお願いをした。


   「ボクは元気です〜明日は頑張るぞ!」          「コナちゃんのママ、帰っちゃったね」

2006/07/16(日) 決断..
今朝も、5時頃目が覚めた..いつの間にか、パソコンのテレビを、つけっぱなしで眠ってしまったようだ。

今日は、少し涼しかったが、朝のお散歩へは行かなかった..彼が帰宅次第、病院へ行く予定だった。
時間になっても、なかなか帰って来なかったが、焦らせて事後を起こしたら大変なので気長に待った。
10時半頃、やっと帰って来た..疲れ切った彼を連れて行くのは、気の毒だったが仕方がない。
今日は、元気の手術をするかどうか、お医者さんと話し合って決断しなくてはならない..

病院は、日曜日なので混んでいたが、待つのは苦にならなかった..むしろ待っていたい心境だった。
元気は、大勢の飼い主達、大勢のワンコ達に、ちょっと怯えた様子で、落ち着きがなかった。
診察室に呼ばれ、再度レントゲン写真を見せられて、改めて元気の置かれている状況を認識した。
彼も、相当ショックだったと思う..口で説明しても、実際に見ないと事の重大さは認識出来ない。
バラバラになってしまった骨..大小様々に散らばっている..複雑骨折などはるかに越えている。
バラバラになった骨は、二度とくっつかない..そして、もう二度と左後ろ足は戻って来ない..

胸に出来たシコリを調べて貰った..やはり、悪性の疑いがあるとの事..転移かどうかは分からない。
主治医が、きちんと触診していてくれれば、もっと早い段階で発見出来ていたのに..本当に許せない。
足の手術の時に、一緒に取れるようだったら、取るとの事..転移でなければ良いのだが..
足の手術そのものは、体の内部の手術より簡単だとの事..むしろ術後の合併症が心配だそうだ。
手術中に血栓が起きると、血が止まらなくなる..そして、出血多量で命を落とす事があるそうだ。
元気は、心臓も肥大しているので、かなりのリスクを抱えて手術に臨まなくてはならない..危険度4。

手術の予定は、今週の火曜日..どうしても、心が揺らぐようだったら、当日キャンセルでも構わない。
彼は仕事を休めないし、娘も休めない..私一人で、病院へ行く事になる..心細いなと思っていたら、
ルークママさんからメールが来て、一緒に病院へ行ってくれるとの事..優しい気持ちに感謝します。
今、こうしていても、心は揺らいでいる..そして、主治医への憎悪と、して来なかった事への後悔。
馬鹿な飼い主のせいで、両親からもらった大切な足を失ってしまう..謝っても謝りきれない..
足だけではなく、命を落とす可能性もある..私の大事な宝物を、こんな形で失いたくない..

コロンママさんから、元気のお誕生日プレゼントが届いた..いつまでも元気で側にいられますように..
元気パワーをこめて、byシェル&ピンク&コロンと言うメッセージが添えられていた..ありがとう!
夏らしい派手なアロハシャツ..手術の日に、願いをこめて着せて行こうと思っている..笑われるかな?
我が家で、お誕生日を迎えられないけど、元気に病院で迎える事が出来るように願っていよう..

明日は、娘が仕事を休んで、私と元気の側にいてくれる予定..どんな顔をしてやって来るのだろうか..


     「今日は、パパが隣にいるんだよ」            「コロンママさんからのプレゼント」

2006/07/15(土) シコリ発見..
今日は、朝から日差しが強いので、お散歩は中止した..久し振りに、8時過ぎまで布団の中にいた。

昨夜は、ショックが大きかったので、食欲も無くコンビニのおにぎりを2個、ほおばっただけだった。
元気が腫れた部分を、歯でカミカミするので、ずっと見張っていた..きっと、とても痒いのだろう..
見張っていた割には、パソコンのテレビを付けっぱなしで、いつの間にか眠ってしまった..
真夜中に目が覚めて、元気の足を点検したら、カミカミした後がついていたが、一晩中は見張れない。

昼間も、目を離した隙にカミカミしていたようだ..これじゃ何も出来ない..困ってしまった。
買い物にも行けない..シャワーも浴びられない..洗濯物も干せない..目を離す事が出来ない。
食事も元気の側で食べた..テレビもパソコンで見た..それなのに、豪雨の最中に昼寝をしてしまった。
幸い、元気も爆睡していたので、カミカミした後が無かった..昨日は、毛がごっそり抜けていたのだ。

元気がオシッコと言うので、ベランダへ連れて行った..やっぱり、左足をつけて歩いている。
ウンチをする時も、お尻を丸める際に、左足を使っている..骨が繋がっていないのに、不思議だ。
布団へ戻ると、右後ろ足でタイミングを取って横になっている..見ているのが、とても辛い。
自分の置かれている立場を、きちんと理解している..決して我がままを言わず、私を助けてくれる。
ご飯も、薬やサプリや漢方薬が入っていて、見るからに不味そうだ..でも、我慢をして食べてくれる。

元気を抱いた時、左の胸に違和感を覚えた..床に下ろして、確かめてみた..固いしこりだった。
しばし絶句..そのしこりは、とても固くて肌にへばりついている..多分、転移したのであろう..
とうとう、恐れていた事が..去年の10月に病気が発覚してから、9ヶ月..現実の物になってしまった。
バラバラの骨..胸の皮膚への転移..宣告された余命は、確かに迫って来ているのかもしれない。

鍼の先生から、メールが来た..断脚も放射線治療も、シニアのワンコにはお薦め出来ないと..
生活の質が悪くなり、体力の回復に相当の時間を要する..アメリカでは、その世代には断脚をしない。
今まで、断脚をしないと言う考えで来たのだから、それを貫きなさい..東洋医学でも充分効果がある。
また、気持ちがふらつき始めた..元気の顔位に腫れ上がった足を引きずって、この先を生きて行くのか.
転移したであろう胸のしこりをどうするのか..答えが出なくなってしまったが、もう時間の余裕はない。

ショップの店長さんからもメールが来た..足が動くのは、しっかりした筋肉とコラーゲンの作用だと..
ビタミンCを多量に与えていた成果..そして元気には、自己免疫力が充分に備わっている..
発病してから、10ヶ月も経つのに転移をしてなかったのも、元気の自己免疫力が備わっているから..
ここまで頑張って来た元気を、一杯誉めてあげる事..私がして来た事は間違いではなかった事..
もっと早く対処していたとしても、現状の獣医学では、骨肉腫に関しては、同じ結果になっていた。
むしろ、食事療法や、鍼治療、何よりも私の愛情がなければ、今よりもっと悪い結果になっていた。
後悔よりも、今までの対処が正しかったことに誇りを持ってください..と、私を励ましてくれた。

娘から、元気のお誕生日プレゼントが届いた..気持ちは嬉しかったが、心が寂しくなってしまった。


   「今日は、ママの布団を取ってやった」            「娘からのお誕生日プレゼント」

2006/07/14(金) 最悪の結果..
今朝も、5時半に目が覚めてしまった..既に、日差しが暑かった..もう、真夏なんだなと感じた。

7時前に、彼を迎えに行く為に、お散歩へ出かけた..日差しがきついので、遊歩道も暑かった。
あまり、お散歩をしてる人がいなかった..でも、朝の散歩はワンコ連れじゃない人とも挨拶を交わす。
朝の挨拶は、気分が良くなる..だんだん、顔見知りの人達が増えて来た..結構、楽しいかも..
遊歩道の端で、彼を待っていた..ジョギングをしてる女性が、元気の事で話しかけて来た..
「何故カートに乗せているの?」と聞くので、理由を話したら元気の足を撫でながら「頑張れ〜!」と..
昨年の12月に、愛犬を亡くして4ヶ月位落ち込んでいたそう..私は、立ち直る事が出来るのだろうか。

今日は、3時からルルメルままさんと、ルルちゃんが通院している病院へ向かう事になっていた。
家を出る前に、ルークママさんにメールを入れた..坂を下って行くと、ルークママさんの姿が見えた。
駐車場まで荷物を持ってくれ、私達が出発するのを見送ってくれた..「元気、行ってらっしゃい」と..
ルークママさんの、優しい気持ちが嬉しかった..心細くて泣き出しそうだった私の心を救ってくれた。

ルルちゃんとは、1月以来会ってなかった..大変な手術をしたのに、とっても元気そうだった。
ルルちゃんと元気は、仲良くもしないが喧嘩もしない..邪魔もしないし、邪魔にもされない..
同じ後部座席にいるのに、とても静かに過ごしていた..シニア同士、キャバ同士、いい感じだな。
常○台の病院へ着いた..1階が駐車場..2階が受け付け&診察室..エレベーターもついていた。
大きなカートで入って行っても、充分なスペースがある待合室だった..自動販売機も設置されていた。

ルルちゃんと同じ担当医に診て貰うはずだったが、急用で早退したので、別の女医さんに診て貰った。
元気は、いつもと違う病院なので、ちょっぴり緊張していたみたいだ..診察台で怯えた顔をしていた。
体重10.9Kg(腫れた部分の液体分増加)、平熱..体温を測ろうとして、お尻に体温計を入れたら、
「ギャン..ギャン」と泣きながら、「痛いよ、下手くそだよ」と言う顔をして、私に訴えかけて来た。
一瞬、この女医さんは大丈夫なのだろうかと、不安がよぎってしまった..まだ、とても若い感じだ。

レントゲン検査をするので、看護士が抱こうしたが、元気の不安な顔を見ていて、心配になってしまった。
抱き方がぎこちない..元気を抱くにはコツがいるのだ..抱き方を教えてから、検査室へ入って行った。
待つこと30分..診察室へ呼ばれた..そこに映し出されていたレントゲン写真を見て絶句した..
ある程度は予想していたが、予想をはるかに越えた写真だった..大腿部から下の骨がバラバラだった。
足首に繋がっていない..それなのに、足首を使って歩いているのだ..女医さんもびっくりしていた。
検査が終わった後、診察室をスタスタと歩いていたと..こんな足なのにそれが信じられないと..
腫れた部分に針を刺しても、平気な顔をしていたそうだ..何て強い子なんだろう..と感心していた。

レントゲン検査の結果..元気を救う為には、やはり断脚か放射線治療しか、選択肢がないそうだ。
今のところ、肺への転移は認められないので、転移を防ぐ為にも断脚か放射線治療を薦めるとの事..
但し、断脚の場合は、根本の深い部分までえぐり取る必要があるとの事..もう少し早かったら..
「ご家族で話し合って決めて下さい..後悔する事より、これからをどうするか一緒に考えましょう」と..
ショックだった..後悔するなと言っても、あの時こうしていれば、あの時あの病院へ行っていれば..
してこなかった事への後悔が、頭の中を駆けめぐって行った..私の判断ミスでこんな結果になった。
悔やんでも悔やんでも悔やみきれない..頑張って生きて来た元気に、申し訳ない気持ちで一杯だ。

ルルメルままさんが、我が家へ寄ってくれた..一人ぼっちじゃないので、どうにか平静でいられた。
ルルちゃんも元気も食欲旺盛..二匹でお菓子の争奪戦を繰り広げていた..元気な姿が嬉しかった。
ルルちゃんが、布団に寝ている元気の横に行っても、全く怒らなかった..こんな事は、とても珍しい。
二匹並んで寝てる姿は、何だかとても微笑ましかった..こんな時間が、とても貴重に思えた..
元気にお留守番をさせて、ルルメルままさんをご自宅へ送って行った..内心ドキドキしていた。

我が家へ戻って、ドアを開けると、そこに元気の姿があった..布団を下りて、お迎えに来てくれていた。


       「ここは、病院の駐車場だよ」          「ルルちゃんなら、横にいても平気だよ」

2006/07/13(木) 病院へ..
昨夜は、眠れなかった..昼間の出来事もそうだが、パソコンで病院を検索していて、ショックだった。

光が丘動物病院のサイトを見ていたら、我が家からそう遠くない場所に、高度医療センターがあった。
地域の動物病院と提携して、MRI、CT等の高度な検査を行っているセンターだ..こんな近くにあった..
夜間救急センターも、近くに見つけた..専門の車で往診に来てくれる..勿論、病院へも搬送する。
どうして、もっと早い時期に調べようとしなかったのか..どうして、もっと真剣にならなかったのか..
元気の病気を甘く見ていたのかもしれない..獣医だけでなく、飼い主の私も怠慢だった..

今日は、心臓の薬を貰いに病院へ行った..院長は出張だったので、正面からぶつからなくて済んだ。
心電図..前回より波長が良好..血液検査..ほとんど正常値..足に関しては、検査をしない。
腫れている原因を検査する事なく、血液検査の結果を待っていた..何故か、暗い待合室だった。
ニャンコが二匹..とても具合が悪そうだった..そのうちの一匹が急に吐きだし、断末魔の声をあげた。
飼い主が診察室の医者を呼んだ..慌てる医者と看護士達..きっと、駄目だろうと思っていた。
診察室を覗くと、飼い主がうなだれていた..やはり、駄目だった..目の前で死を見てしまった。

元気を抱きしめ、必死で涙をこらえていた..ふと、外を見るとそこにルルメルままさんが立っていた。
ルルメルままさんが入って来た瞬間、こらえていた涙が溢れて来た..きっと、面食らっただろう。
ルルメルままさんは、ちぃ君を連れていた..元気は、ケージの中に入っているちぃ君を捜していた。
ケージの上から、必死で覗き込んでいたけれど、分かったのか分からないのか..私には分からない。
明日、ルルちゃんが通ってる病院へ連れて行ってもらう約束をして、病院の駐車場で別れた。

外に出ると、もの凄く暑くなっていた..病院が終わったら、コナママさんとカフェに行く約束をしていた。
家の近くまで迎えに行ったが、あまりに暑いのでカフェは止めにして、我が家でランチを取る事にした。
コナちゃんは、あまり元気の側へ行かなくなった..元気に怒られて、自分なりに学習したようだ。
でも、たまに側へ行っては怒られ、それでもコナちゃんはめげない..元気の事が好きなのかな?

明日は、とても評判の良い病院へ行く..どんな結果が出るだろうか..最悪の結果かもしれないな。


      「ボクの順番は、まだかなぁ〜」           「ここにいるのは、ちぃ君なのかな?」

2006/07/12(水) キレた!
今朝は、コナママさんとお散歩で会う約束をしていたが、時間に遅れほんの少ししか会えなかった..

遊歩道の途中で、ジョンちゃんのママさんと立ち話..カートは週末に娘さんが引き取りに来るとの事。
そこで、知り合いのワンコが「東大病院」で、癌の治療をして何年も生きたと言う話しを聞いた。
治療費も、とても安いそうだ..今からでも、間に合うだろうか..紹介が無くても診てくれるのかな?
そんな事を考えながら、パパを迎えに遊歩道の端まで行った..そこで再び、お散歩仲間と立ち話..
しばらくして、彼が到着した..「パパだよ、帰って来たよ」と言うと、嬉しそうに吠えまくっていた。

主治医から連絡がないので、携帯にメールを入れた。先週の月曜日に、大学病院同伴をお願いした。
あれから、10日..何の連絡もなかった..長年診て来た患者の容態が、気にならないのだろうか..
買い物から戻ると、主治医から電話がかかって来た..やっと教授に連絡が取れたから行って来たと..
何故、途中経過を連絡してくれないのか..不安な気持ちを抱えて待っている私の気持ちも察しろ..
ぐだぐだと言い訳が続く..大学の教授の結論は、中の液体を抜くと炎症を起こす危険性がある。
一番良い方法は、断脚である..やっぱり、私が思っていた通りだ..他の方法など考えようとしない。
結局、診察したくないのだ..最初からの患者では無く、主治医がサジを投げた患者なのだから..
今更、断脚をする位なら、去年の段階でしていただろう..揃いもそろって、役立たずな獣医達だ。

色々と押し問答が続き、主治医の一言でプツンと切れてしまった..何を言われたかは覚えていない。
私は、切れると手が付けられない..それは、娘も知っている..脇で押さえて々と言う声が聞こえた。
病気が発覚してからも、何の治療も施さなかった..悪い病気ではないと、消炎剤を処方しただけ..
レントゲン検査も、血液検査も、私からお願いしなくちゃしようとしなかった..ただ、足を触るだけ..
早期発見が、どれほど大切な事か充分分かっていた..だから、キャンと泣いた翌日に病院へ行った。
その時に、四肢のレントゲンを撮ってくれていたら、もっと早く骨の異常を発見出来たかもしれない。
レントゲンを撮ってくれと頼んだのに、やっと撮ったのが8月..しかも、椎間板しか撮らなかった..
9月に入って、軽いビッコを引き出したのに、次にレントゲンを撮ったのは10月に入ってからだった。
この頃には、大腿部の辺りが腫れだして、膝も曲がらなくなった..それでも、骨腫瘍ではないと言った。
そして、12月の下旬..レントゲン検査をお願いした..大学病院の診断結果は、骨腫瘍だった..
その結果が分かっても、主治医は何の治療も施そうとしなかったので、民間療法に託すしかなかった。

何が早期発見が大切だ!..飼い主の怠慢が原因で発見が遅れたのなら、それは飼い主の責任だ。
でも、元気の場合は、キャンと泣いた翌日には、病院へ行ってるのだ..これは、怠慢な医者の責任だ。
もっと色んな事を、声を荒げて言ってやった..途中で、ひどい言い方をしますね〜とも言われた。
そして、セカンドビニオンは自分で探すものだと言われた..これが信頼して通っていた医者の言葉か..
大好きだった病院の診察室へ入るのを嫌がるようになった元気..そんな姿を見てどう思うのか。
明日、心臓の薬を貰いに行くと言ったら「ボクは出張でいないです」..「この状況から逃げるのか?」
こんな会話がしばらく続いたが、娘によると「ちゃんと、日本語になっていたから、大丈夫だよ」と..
久し振りに大キレたので、怒鳴りまくってる間に頭痛がして来た..あ〜あ、見事にやってしまった。
結局、元気の足の液体を抜く事は出来ないのだろうか..また、破裂との恐怖の日々が始まるのか..

今日の元気は、珍しく玄関とベランダから、彼を見送った..彼は、嬉しそうに手を振りながら出かけた。


  「今日ね、ママがお医者さんと喧嘩してたよ」       「パパ行ってらっしゃい〜気をつけてね」

2006/07/11(火) お客様..
元気は、今朝も早起き..私も早起きをして、お散歩へ連れて行く事にした..まだ、7時だった。

遊歩道は、朝のお散歩ラッシュだった..知らないワンコ達や、飼い主さん達と朝の挨拶を交わした。
元気と私は、定位置でのんびり休憩..そこへ、元気が大好きな「ジョンちゃんのママさん」が現れた。
「ジョンちゃんのママさんだよ」と言うと、尻尾フリフリしながら、「ピーピー」と甘えた声を出していた。
「元気君、おはよう〜元気でいてくれたんだね」と言いながら、元気の頭を何度も優しく撫でてくれた。
以前使っていたカートをジョンちゃんに..と提案したら、是非使わせてくれと言う返事だった。
ジョンちゃんに使って貰えるなら、元気も嬉しいだろう..カートの行き先が決まって良かった(^o^)

午後、「コナママさん&コナちゃん」が遊びに来てくれた..元気は、早くから玄関で到着を待っていた。
玄関のチャイムが鳴ると、尻尾を振りながらお迎えに行った..その時、足を滑らせてヒヤヒヤした。
コナママさんが、元気にお土産をくれた..このお土産の奪い合いで、コナちゃんと険悪ムード..
コナちゃんが近寄ると、「ウーッ、ガウガウ、ワンワン」..家の中で、こんなに吠えたのは久し振りだ。
コナちゃんが来るまで、布団の上で具合悪そうにしてたのに、舌の色も良くなり、目に輝きが出てきた。

家に居る時は、冷房の効いた部屋の布団の上で寝てるだけ..動くのは、トイレに行く時くらいだ。
きっと、毎日退屈なんだろうな..若いコナちゃんと遊びはしないが、適度な刺激を受けるのだろう。
コナちゃんは、元気に怒られても、全く動じず元気の寝床へ行っては、お腹を見せて服従姿勢を取る。
それでも元気は、「ウーッ、ガウガウ、ワンワン」..元気って、意外と根に持つタイプなのだ。
コナちゃんは、遊び相手がいないので欲求不満..元気が遊ばなくなったオモチャを与えてみたが、
やっぱりつまらなそうだった..ごめんね、コナちゃん..足が何でも無かったら、少しは遊べたのにね。

コナママさんとコナちゃんが帰った後..何だかとっても寂しそうだった..本当は遊びたかったのかな?


      「元気兄貴は、遊んでくれない」            「静かになったけど、寂しいな」

2006/07/10(月) 病院へ..
今朝も、6時前に元気のオシッコしたいコールで起こされた..とっても良い子だけど、早すぎるぞ..

無事にオシッコを済ませたので、もう一度眠る事にした..こんなに早く起きてもする事がない。
次に目を覚ましたのは7時..病院へ行かなくちゃいけない事を思い出し、慌てて布団を離れた。
昨日、噛まれた人差し指は、腫れて赤くなっている..傷が浅い、痛くなかった方が痛くなってしまった。
バンドエイドをはがすと、血がにじんで来た..もしかして、もしかして悪化してるのだろうか?

不安を抱きながら、彼と一緒に病院へ向かった..病院は月曜日のせいか、患者が溢れかえっていた。
外科の待合室の椅子に、9時50分に座った..外科の患者は。他の科に比べて患者が少なかった。
テレビの画面に、NHKの歌番組が映っていた..「クロ」と言う題名の歌だった..アニメーションが映った。
音が聞こえないので、歌詞を食い入るように見つめてしまった..いつも同じ場所で待っているクロ..
いつの間にか一緒に暮らし始めたクロ..青い風を運んでくれるクロ..一緒に過ごした大切な時間..
そして、ある日突然居なくなったクロ..お空のお星様になったクロ..こんな内容だったかな..?
涙が出そうになってしまった..詩の内容もそうだが、アニメーションに心が打たれた..誰か知ってる?

待つ事1時間..やっと名前が呼ばれた..今日の医者は、若くてハツラツとした綺麗な女医さんだった。
指を見て、「痛かったでしょう〜少し腫れてるけど、直に引きますから心配しないで下さい」と..
「洗い物をした時や、お風呂へ入った時は、とにかく流水で洗い流し、消毒を忘れないように」と..
薬の処方箋がカルテに入ってなかったので、薬局へ行って貰って来た..その分、時間をロスした。
精算を済ませ、病院を出たのが12時近くになってしまった..薬局に寄って、買い物を済ませ戻った。

ドアを開けると、待ちくたびれた元気が、下駄箱の角から顔を覗かせていた..その顔は嬉しそうだった。


    「こんな格好でお昼寝をしています」             「ピカさんからの頂き物」

2006/07/09(日) 痛いよ〜
今朝は、7時前に元気のオシッコしたいコールで起こされた..起こすのは良いけど、ちょっと早すぎ..

7時頃には、彼が帰って来るので、お散歩がてらお迎えに行く事にした..元気の朝食は後回しだ。
この時間帯のお散歩は、たくさんのワンコ達に会うが、どのワンコも飼い主も知らない顔だった。
遊歩道の端まで行って、しばらく待っていたら、単車に乗った彼が現れた..元気は全く気がつかず..
ヘルメットを外し、「元気、ただいま〜」と声をかけられて、やっと彼が側にいる事に気づいた。
それからの元気は、ルンルン気分..道路に下ろしてあげたら、彼の後を小走りについて行った..
遊歩道を半分位戻った所で、雨が降って来た..でも、木々の下を歩いていると、雨を感じなかった。

我が家へ戻って、朝食を終え、洗濯を済ませ、それぞれがのんびりとした時間を過ごしていた..
お昼寝でもしようかな..その前に、元気におやつをあげようと、ササミジャーキーを与えていた。
少し大きめのジャーキーだったので、私が手で持って与えていた..あっ!少し大きすぎるぞ〜と、
ササミジャーキーを口から抜こうとした瞬間..ジャーキーと間違えて、人差し指を噛まれてしまった..

痛い!痛い!痛い!..右手人差し指の爪の両端に激痛が走った..指を押さえたまま絶句した。
あまりの痛さに、大泣きしてしまった..元気は、びっくりしたのだろうか、私の腕をガリガリしていた。
でも、ガリガリしながらも、握ったままのジャーキーの匂いを嗅いでいた..元気も、やっぱり犬だった(^^;)
患部を見たくなかったが、彼が見せろと言うので、恐る恐る押さえていた指を離してみた..え〜!!
爪の両端から、血が滴り落ちていた..そして、傷口が見えた..これはヤバイかもしれない..
取りあえず、水で洗ってから、消毒をして、以前通っていた病院へ、電話を入れてみる事にした。

救急の処置をしてくれると言うので、彼と一緒に急いで病院へ向かった..当然、元気はお留守番。
患部を診た医者は、「傷口は塞がっているけど、骨まで達してる可能性有、レントゲンを撮りましょう」
レントゲン検査の結果、骨には異常なし..傷が深いので、炎症を起こす可能性があるとの事。
破傷風を予防する注射を打たれ、1日分の抗生物質と痛み止めを処方された..明日も行く予定..
人差し指の爪の両端が、ズキズキしている..痛み止めを飲んでも、冷やしても、痛みが取れない..

そして、ふと右奥歯を舌で触れたら、歯が欠けている..お腹も壊れてるし、踏んだり蹴ったりの一日だ。


       「ボクのカートと、パパの単車」            「お散歩の途中で雨が降っちゃった」

2006/07/08(土) 調子悪し..
何だか、早起きの癖がついてしまった..どんなに遅く寝ても、7時前に目が覚めてしまう..歳のせい?

早起きをしたついでに、8時半頃からお散歩へ出かけた..まだ、朝早いのに外はムシムシしていた。
元気は、何となく元気が無い..私も何だか足下がふらつく..でも、外に出たのだからと遊歩道へ
縄張り点検にも全く興味を示さないので、まっしぐらにベンチ近くの涼しい場所まで歩いて行った。
ここまで来ると、目を輝かせてクッキーくれコール..今日のウ○チは良好だったので、少しだけ与えた。
クッキーを食べ終えると、道路に下ろしてくれコール..冷たい煉瓦の上で気持ちよさそうにしていた。

遊歩道の端まで歩いて行ったが、体がフワフワして倒れそうになる..カートにしがみついて歩いた。
新しいカートは、重い分とてもしっかり出来ているので、私の体を預けても持ちこたえてくれる。
ベンチで一休みしてから、我が家まで戻ったが、最後の激坂と3階までの階段を上がるのが辛かった。
元気の体を拭いてから、少し寝ようかと思ったが、結局洗濯とフルコースの掃除を始めてしまった。

元気の左後ろ足内側の腫れが酷くなってる..赤黒い肌から血管が浮き出ている..もう限界かも..
足首から下も、浮腫が酷く肌の色も変わって来ている..暖かみがあるので、血は通っていると思う。
こんな足じゃ、歩くのが辛いだろう..でも、じっとしていると余計に血流が悪くなってしまう..
元気の主治医からは、あれから何の連絡もないし、いったいどうしたら良いのだろうか..?
全く、無責任な獣医だ..10年以上診察して来た患者の様態が気にならないのだろうか..?
患者の事を気にかける獣医なら、こんな事にはならなかったか..もっと違った結果になっていたか..?

今の救いは、トランスファーファクションプラスを飲ませてから、舌の色が綺麗なピンク色になった事。
肛門線の嫌な匂いも消え、包皮炎も治ってしまった..でも、肝心の左後ろ足の腫れが引かない..
飲ませ初めは、好転反応と言う症状が現れるとの事..ここで飲むのを止めてしまうと逆効果らしい。
一時的に症状が悪化しても、驚いたり悪い結果としてとらえないで欲しいと説明書に記載されていた。

今日は、ピカさんと彼が無事に会う事が出来た..彼に託した物が、無事にピカさんの元へ届いた。


     「煉瓦の上は冷たくて気持ちが良いよ」          「ママもお疲れみたいだよ」

2006/07/07(金) 優しさ..
昨夜は、寝不足と遊び疲れで、早々に布団の中へ入ってしまった..元気より早く寝てしまったかも..

朝7時前、彼が帰宅した..疲れ切った顔をしていたが、無事な顔を見られてほっとした。
朝ご飯を食べた後、死んだように眠ってしまったので、元気をお散歩へ連れ出す事にした。
時間は9時半になっていたが、日差しがなかったので、涼しく感じられた..でも、元気はお疲れ気味。
昨日、お菓子や氷を食べ過ぎたので、もしかしたらお腹を壊したのではと思っていたら、案の定だった。
一度に大量のウ○チをした..カフェに行くと、つい食べ物を与えすぎてしまう..反省しなくちゃ..

いつもの遊歩道へ行っても、カートの上から下りようとしなかった..縄張り点検にも全く興味なし..
風の吹き抜ける涼しい場所に座ったら、目が輝きだし舌なめずりが始まった..クッキーくれコールだ!
ここで、クッキーくれコールに負けたら、壊れたお腹が治らない..心を鬼にして無視を続けた。
コナママさんにメールを入れたら、「そこで待っててくれ」と言うので、一服しながら待つことにした。

コナママさん&コナちゃんと一緒に、少し遠くの遊歩道までお散歩をする事にした..
コナちゃんは、歩きながら元気を気にしている..昨日の出来事を、覚えているのだろうか?
お散歩の途中で、ワンコ連れの人達との触れ合いで、なかなか先へ進まない..でも、それも楽しい!
やっと、土の場所へ着いて、元気を歩かせた..あまり気が進まない様子だったが、それはそれなり..
歩き方を観察していると、右後ろ足の動きが鈍い..左足を庇う為に、相当の負担が来てるようだ。

遠回りをして、いつもの珈琲ショップへ行った..いつもの珈琲と、テイクアウトのアイスコーヒーを注文した。
ワンコは、入れない珈琲ショップなのに、オーナーさんが「暑いから、中へ入って飲んで下さい」と..
カートごと中へ入ったが、元気が床に下りると言うので、あつかましく床に寝かせて貰った。
椅子に座って飲むアイスコーヒーは、ことのほか美味しかった..にじんでいた汗も消えていた。

周りの人が、優しくしてくれる..元気や私を労ってくれる..優しさに甘えていて、いいのだろうか?


      「芝生の上は、気持ちが良いね」            「ボク、歩いたり走ったりしたよ」

2006/07/06(木) ドックランへ〜
今日は、近所のワン友さん達と、以前から約束していたドックラン「ZEBRA」へ出かける日..

昨日から降っていた雨も止み、まずまずのお天気..日差しがないので、過ごしやすそうだった。
9時にルークママさんの家の前に集合..暑さ対策のグッズを入れたバックが、とても重たかった..
我が家を出たら、コナママさんの姿が見えた..元気&ルーク君&コナちゃんを乗せて「ZEBRA」へ出発
「ZEBRA」へ着くまでの間、元気&ルーク君&コナちゃんは、車中でとてもお利口に過ごしてくれた。
「ZEBRA」は、かつて仕事で使っていた道に面しているので、何も迷う事もなく、10時過ぎに到着〜

平日なので、駐車場はガラガラだった..受付で手続きを済ませて、いざドックランへ〜
この場所は、以前は雑木林だったのだろう..右手に緑いっぱいの、雑木林が続いていた。
入口を入るとトイレ、次はバーベーキューが出来るラン、その次は、パラソルがはためくカフェがあった。
私達は、2番目の中型犬用のランへ入った..入口手前に、喫煙者の為の大きな灰皿が置いてあった。
中へ入ると、ウッドの上にベンチが置かれ、一面緑鮮やかな芝生が広がっていて、とっても美しかった。

ルーク君とコナちゃんのリードを外し、芝生に解き放してあげた..途端に、2匹の目が輝きだした。
ルーク君もコナちゃんも、嬉しそうに楽しそうに走り始めた..見ている私達まで、嬉しくなって来た。
やっぱり、ワンコが自由に走り回る姿は、生き生きとして素晴らしい..自由が一番の贈り物だ!
ルーク君とコナちゃんが大はしゃぎで走り回ってる間、元気は芝生の上で、のんびりお昼寝タイム..
それでも、「気持ちが良いから、歩こうよ〜」と促すと、とぼとぼ、ゆっくり、のんびり歩き始めた。
芝生は、足に負担がかからないので、元気は嫌がる事もなく歩いてくれ、少しだけど走ってくれた!

午前中、思い切り遊んだので、休憩と食事を取る為にカフェへ移動した..木陰の椅子に座った。
大きな扇風機が回っていて、まるで高原にいるような涼しさだった..ワンコ達は、煉瓦の床に寝た。
ランのカフェなので、メニューは期待してなかった..でも、思いも寄らないほど、充実していた。
そして何より、料理の量が多かった..ワンコメニューも充実しているし、ちょっと驚きだった..
私達も、ワンコ達も、美味しいお昼を食べて大満足..ここらで、一寝入りしたい心境だったが..

アクシデントが起きてしまった..私が使っていた灰皿が、元気目がけて倒れてしまったのだ..
何故、倒れてしまったのか理由は述べない..直撃は免れたが左足目がけて倒れてしまったのだ..
私は、吸っていた煙草を投げ、元気に突っ伏してしまった..元気の左足に煙草の灰が乗っかっていた。
あの重みが左足を直撃していたら、ひとたまりもなかった..恐怖と安堵感で涙が出て来てしまった。
元気は、そんな私を一生懸命慰めてくれた..それを見ていたルークママさんとコナママさんが泣いていた。
この出来事は、私の気の緩みから起きた..誰の事も責められない..左足が無事で本当に良かった。

帰る前にもう一度ランへ行った..でも、涼しいカフェに比べたら、ムシムシした暑さだった。
元気の足の具合を確認して、ルーク君とコナちゃんを少しだけ遊ばせてから、カフェへ戻る事にした。
またまた、冷たい飲み物を注文..ワンコ達には、氷を食べさせしばらく涼んでから帰る事にした。
そこへ、ボーダーコリーのオーナーさんが話しかけて来た..元気が歩けない理由を話すと..
腫れ上がった左足を優しく撫でながら、「可哀想に..痛いだろうね..辛いだろうね..」と..
泣きながら、いつまでも元気の左足を撫でていた..ついに、4人でボロボロと泣き出してしまった..
当の本人は、きょとんとした顔をして、私達を見つめていた..オーナーさんの優しさに感謝したい。

今日は、アクシデントがあったけど、思い切って行って良かった..今度は、バーベキューでもしよう。


     「今日は、ドックランへ来たんだ」          「サルーキーと遊ぶルーク君&コナちゃん」

2006/07/05(水) 横着者..
朝、とても涼しかったので、お散歩へ連れて行こうとしたら、雨が降って来てしまった..残念だな..

ちょうど、彼が帰って来たので、朝ご飯を食べさせてから、元気を任せ、買い物へ出かける事にした。
彼は爆睡してしまうので、不安と言えば不安..寝てしまうと、どんな事があっても起きない人なのだ。
元気に「会社へ行って来るね」と声をかけたら、彼の横で不安そうな顔をして私を見つめていた。

娘を迎えに行ってから、ケーヨーD2&東急へ向かった..ここに買い物へ行くのは、久し振りだった。
フローリングが滑る為、元気が怖がって家の中を歩かなくなってしまったので、犬用の絨毯が欲しかった。
アイリスオーヤマの、ワンコ用の絨毯があった..ちょっと高いけど仕方がない..手で擦っても滑らない。
人間用の安い物もあったけど、手で擦るとシュルシュル滑る..これでは、元気が滑って転んでしまう。
家の中を安心して歩けるように、もっと工夫をしてあげなくては..ちょっと遅すぎた気もするが..
東急へ寄って、ちょっとだけ買いだしをした..今日は野菜が安かったが、他の物は相変わらず高い..
生鮮食品も、あまりパッとしない..今日の収穫は、甘楽直送の野菜かな..甘楽のは安くて美味い!

荷物を一杯抱えて、我が家の玄関の前へ〜ドアを開けると、尻尾フリフリの元気が迎えに来ていた。
飛び上がりたいけど、飛び上がれない..そんなもどかしい格好が可愛かったが、同時に寂しかった..
でも、玄関に迎えに来てくれただけで嬉しかった..今は、来客が来てもほとんど迎えに出る事がない。
案の定、彼は爆睡していた..元気は、自分の布団へ戻ってから、お水をくれと私に要求した。
最近、水も自分で飲みに行かなくなってしまった..布団の側に置いてあるのに、それでも飲まない。
隣の部屋にいる時は、布団の上から足だけ伸ばして、爪で床をカリカリする..横着者になってしまった。

「ラム母さん」から、たくさんのおやつが届いた..こんなに優しくされて、元気も私も幸せ者だ。


       「ラム母さんからの頂き物」               「ボクは横着者になっちゃった」

2006/07/04(火) 行っちゃった..
昨夜、彼が仕事に出かけ、一人の時間が始まった..でも、今回からは二日おきに帰って来てくれる。

やっと、助手としての見習いを終え、運転手としての仕事が始まった..大変だけど頑張って欲しい。
和歌山〜東京間の往復の日々..これから、益々忙しくなるので、健康に気を遣ってあげなくては..
以前勤めていた会社よりも働きやすいそうだ..運転手への労りも、忘れない会社だそうだ。
長く勤められれば、和歌山へ移転しても良いかなとも思う..彼は、東京を離れたくなそさうだが..

9時半頃、お散歩へ出かけた..少し暑いなと思ったが、遊歩道へ行くと風が吹き抜けて涼しかった..
今日の縄張り点検は、歩調が早かった..ベンチ目指して、まっしぐらと言う感じで歩いて行った..
風が吹き抜ける、日陰の涼しい場所でカートに乗せた..ご褒美のクッキーを美味しそうに食べていた。
クッキーを美味しそうに食べている姿を見ていると、このまま時間が止まってくれればいいなと思う。
遊歩道を出ると、凄く暑くなっていた..もう、道路は歩かせられなかった..抱いた元気は重かったぁ〜

「トランスファーファークタープラス」が到着した..これが上手く働いてくれれば希望が持てる。


      「今日のボクは、こんなんです」             「お菓子に吊られて起きちゃった」

2006/07/03(月) 病院へ..
今日も、7時前に目が覚めた..携帯のアラーム設定を直してない事に気がついた..もう一度寝よう。

1時間ほど、眠ってしまった..目が覚めたら、元気がお腹を空かした顔をして、私を見つめていた。
朝食をあげ、病院の診察開始前、院長に足の腫れた部分の中身を抜いて欲しいと電話を入れた。
「どの程度の腫れなのか、診察をしないと分からないので、連れて来て下さい」との返答だった。
病院へ行くと、診察室から溢れた患者が外で待っていたので、近場にドライブへ行く事にした。

一時間後に戻ったら、ちょうど順番が来た..院長に呼ばれたが、診察室へ入って行こうとしなかった。
この病院が嫌いになってしまったのだろうか..きっと元気は、私の心の中を読み取ってるに違いない。
体重10.4Kg(太った?それとも足の液体分の重みか?)..体温39.1度(足の熱のせいで少し高め?)
腫れた部分に、超音波を当てた..丸〜い中に液体がびっしり詰まっていたが、所々空洞が見られた。
まだ、破裂する段階ではないと言われた..そう説明されても、安堵感はちっとも湧いて来なかった。

液体を抜く時に、針が血管を傷つけて癌細胞が全身に回らないかと尋ねたら、理屈っぽい説明開始..
その説明を聞いてるうちに、ムカムカして来た..この人は、どうして単刀直入な説明が出来ないのか..
「大学病院へ行ってみますか?」..その言葉を聞いた瞬間に、私の心がプツンと切れてしまった。

その事を、どうして去年病気が発見された時に言ってくれなかったのか..言うのが遅すぎではないか..
去年の7月に、キャンと泣いたから足を調べてくれと言ったのに、何故その段階で検査をしなかったのか..
10月にレントゲンを撮った時、膝のお皿が外れているのが分かったのに、何故処置をしなかったのか..
疑わしい影と、骨の空洞化が見られたのに、どうして詳しい検査及び病理検査をしなかったのか..
初期の段階で、適切な検査と治療を施していれば、こんな足にはならなかったはずだ..どうして?
この足さえ治っていれば、心臓が少し悪いだけで、内臓等は健康なはずです..そうじゃないですか?
元気は、こんな足になっても、一生懸命に生きている..いや、生きようとしている..
大学病院へ行くのなら、先生も一緒に行って下さい..素人が説明するより、先生の方が確かです。
「それがあなたの義務及び責任です..」と言いたかったが、その言葉は口から出て来なかった..
院長は、しぶしぶ大学病院へ一緒に行く事を了承した..これだけの事を、去年言えたらと思った。

昨夜、ショップの店長さんにも、腫れた足の液体を抜く事を相談した..パソコンに返信が来ていた。
骨肉腫と言っても、必ず悪性という事はありませんが、状況から考えると、悪性の可能性もあります。
骨肉腫の場合は、進行がリンパ節のガンに比べると緩やかな事も多く、今のハーブや鍼、食事療法で、元気ちゃんの身体の力を高める事で、克服できる可能性もあります。
元気ちゃんが、血液検査の結果も悪くなっていないのは、まさしく、元気ちゃんの身体の力です。

足の腫れは、難しいところです..ガン細胞が、血液を介してリンパ節に転移してしまうと、今度は進行が早くなって、今の食事療法や、鍼、ハーブでは、間に合わなくなってしまう事もあります。
それでも、元気ちゃんが楽になるのは間違いないです..足の水を抜く時は、その前に活性酸素の発生や、ガン細胞の増殖を抑えられるような対処をする事で、多少はリスクも抑えられるかもしれませんので、今お使いのサプリメントは、増量して下さい。また炭水化物は、ガン細胞の栄養になりますので、しばらく与えないようにして下さい..との回答だった..いつでも、親切に適切に応えてくれる。

ワン友さんに教えて貰った、自己免疫力を高める「トランスファーファクタープラス」を頼んでみた..


      「これから、病院へ行くんだって!」           「ボクにも美味しい物下さいな」

2006/07/02(日) お帰り〜
朝7時頃、玄関のドアが開く音で目が覚めた..彼が帰って来た..一週間振りの帰宅だ!

彼は、元気にただいまの挨拶をしていた..私はまだ目が覚めきってなかったので、布団の中にいた。
元気は、きっと尻尾フリフリで、喜んでいただろうなぁ〜私にも尻尾があったら、同じだったろう!?
久し振りに二人で昼食を食べた後、一睡もしていなかった彼と一緒に、お昼寝をしてしまった。
元気も傍らで一緒に眠っていた..二人一緒で嬉しかったかな?久し振りに、ゆったりとお昼寝をした。

眠ってる間に、結構な雨が降ったようだ..少し涼しくなったので、お散歩へ出かける事にした。
元気は、パパが一緒なのでドライブに出かけると勘違いしたらしく、後部ドアの前で開くのを待っていた。
カートを出すと、少しがっかりした顔をしていたが、歩き出すとその目は楽しそうに輝いていた。
何度も何度も、後ろを振り向いて、彼がいるのを確かめていた..いなくなると思っているのだろうか?

遊歩道を歩かせていたら、お婆ちゃんが「足の悪いワンコちゃんよね..少しは良くなったの?」と、
心配そうに話しかけて来た..「以前より悪化したんですよ」と言うと、「頑張って欲しいね」と..
お散歩で会う人が、時々話しかけてくれる..びっこの理由は、正直に話す事にしている..
だから、顔を覚えてくれている人は、その次に会うと必ず「どうですか?」と心配そうに聞いて来る。
見ず知らずの人達も、元気の事を心配してくれる..そしてたまには、私の事も心配してくれる人がいる。

元気の足の腫れが、破裂しないうちに中の液体を抜いてしまおうかと思っている..これは賭けだ!
鍼の先生に相談したが、選ぶのは飼い主だと言う答えが返って来た..だから、抜く事を選択する..
液体を抜く際に、血管を傷つけガン細胞が全身に回ってしまう危険性を伴うけど、リスクは仕方がない。
このまま放っておいたら、必ず破裂する日が来る..そうなったら、もう手の施しようがない。
腫れてる部分が無くなったら、左足が軽くなって動きやすくなるだろう..一時的な事でも構わない。

明日、主治医に相談してみる..自分で抜く自信がないなら、他の獣医を紹介して貰おう..


       「ボク、ママに吊られてます」             「今日は、パパが一緒なんだよ」

2006/07/01(土) お留守番..
今日も、早起きをした..連日、7時前に起きているので、ちょっと寝不足気味で、だるさも増して来た。

10時までに、サティー1階のイタトマへ行かなくてはならないのに、元気がご飯を食べてくれない。
手で一つずつあげれば口にするのだが、スプーンであげると拒絶する..勿論、自分からは食べない。
ご飯を作って、食べ終わるまでに最低30分はかかる..食べてくれないとそれ以上の時間を要する。
仕方がないので、とっておきの物をトッピングする事にした..山羊のミルクをかければ食べてくれる。
そう思ってかけてみたが、口にしたのは最初だけで、途中で拒絶し始めた..山羊ミルクを追加してみた。
やっと、全部食べてくれた..どこか具合でも悪いのだろうか?足の腫れがかなり酷くなってきたせいか?

元気の事が気がかりだが、約束の時間に間に合うように、サティーへ向かった..イタトマへ入る直前、
スタバのテラスに、キャバリアの姿を見つけた..思わず駆け寄ってしまい、頭を撫でさせてもらった。
女の子だけど、骨格がしっかりしていて、体の均整がとれていた..顔もとっても可愛らしかった。
「犬を飼っているのですか?」と聞かれたので、思わず携帯の待ち受け画面を見せてしまった..
「何て素敵なキャバなんでしょう〜耳の毛が長い〜こんなキャバに会うのは初めてです」と言われた。
ちょっと照れてしまったが、誉められるのは嬉しい♪キャバちゃんに「元気でね」と言って別れを告げた。

イタトマで、マンションの管理組合の理事会を済ませ、サティーで買い物をしてから我が家へ戻った。
重い荷物と、重い心を引きずりながら、我が家へたどり着いた..ドアを開けるとそこに元気がいた。
お迎えに来てくれたのだ..以前のように、嬉しくても飛び上がる事が出来ないので静かなお迎えだ。
それでも、尻尾だけは嬉しそうに振ってくれる..「良い子だったね〜」と頭を撫でると嬉しそうだった。
ご褒美に、大好きなクッキーをあげると、美味しそうに平らげた..こんな時間が、大切に思えた。

左後ろ足の腫れが酷くなって来て、皮膚の色も黒ずんでいる..破裂するのは時間の問題かも..


      「コナちゃんとのツーショット」             「ここは、風が吹いて気持ちが良いね」


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.