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2006/07/14(金) 最悪の結果..
今朝も、5時半に目が覚めてしまった..既に、日差しが暑かった..もう、真夏なんだなと感じた。

7時前に、彼を迎えに行く為に、お散歩へ出かけた..日差しがきついので、遊歩道も暑かった。
あまり、お散歩をしてる人がいなかった..でも、朝の散歩はワンコ連れじゃない人とも挨拶を交わす。
朝の挨拶は、気分が良くなる..だんだん、顔見知りの人達が増えて来た..結構、楽しいかも..
遊歩道の端で、彼を待っていた..ジョギングをしてる女性が、元気の事で話しかけて来た..
「何故カートに乗せているの?」と聞くので、理由を話したら元気の足を撫でながら「頑張れ〜!」と..
昨年の12月に、愛犬を亡くして4ヶ月位落ち込んでいたそう..私は、立ち直る事が出来るのだろうか。

今日は、3時からルルメルままさんと、ルルちゃんが通院している病院へ向かう事になっていた。
家を出る前に、ルークママさんにメールを入れた..坂を下って行くと、ルークママさんの姿が見えた。
駐車場まで荷物を持ってくれ、私達が出発するのを見送ってくれた..「元気、行ってらっしゃい」と..
ルークママさんの、優しい気持ちが嬉しかった..心細くて泣き出しそうだった私の心を救ってくれた。

ルルちゃんとは、1月以来会ってなかった..大変な手術をしたのに、とっても元気そうだった。
ルルちゃんと元気は、仲良くもしないが喧嘩もしない..邪魔もしないし、邪魔にもされない..
同じ後部座席にいるのに、とても静かに過ごしていた..シニア同士、キャバ同士、いい感じだな。
常○台の病院へ着いた..1階が駐車場..2階が受け付け&診察室..エレベーターもついていた。
大きなカートで入って行っても、充分なスペースがある待合室だった..自動販売機も設置されていた。

ルルちゃんと同じ担当医に診て貰うはずだったが、急用で早退したので、別の女医さんに診て貰った。
元気は、いつもと違う病院なので、ちょっぴり緊張していたみたいだ..診察台で怯えた顔をしていた。
体重10.9Kg(腫れた部分の液体分増加)、平熱..体温を測ろうとして、お尻に体温計を入れたら、
「ギャン..ギャン」と泣きながら、「痛いよ、下手くそだよ」と言う顔をして、私に訴えかけて来た。
一瞬、この女医さんは大丈夫なのだろうかと、不安がよぎってしまった..まだ、とても若い感じだ。

レントゲン検査をするので、看護士が抱こうしたが、元気の不安な顔を見ていて、心配になってしまった。
抱き方がぎこちない..元気を抱くにはコツがいるのだ..抱き方を教えてから、検査室へ入って行った。
待つこと30分..診察室へ呼ばれた..そこに映し出されていたレントゲン写真を見て絶句した..
ある程度は予想していたが、予想をはるかに越えた写真だった..大腿部から下の骨がバラバラだった。
足首に繋がっていない..それなのに、足首を使って歩いているのだ..女医さんもびっくりしていた。
検査が終わった後、診察室をスタスタと歩いていたと..こんな足なのにそれが信じられないと..
腫れた部分に針を刺しても、平気な顔をしていたそうだ..何て強い子なんだろう..と感心していた。

レントゲン検査の結果..元気を救う為には、やはり断脚か放射線治療しか、選択肢がないそうだ。
今のところ、肺への転移は認められないので、転移を防ぐ為にも断脚か放射線治療を薦めるとの事..
但し、断脚の場合は、根本の深い部分までえぐり取る必要があるとの事..もう少し早かったら..
「ご家族で話し合って決めて下さい..後悔する事より、これからをどうするか一緒に考えましょう」と..
ショックだった..後悔するなと言っても、あの時こうしていれば、あの時あの病院へ行っていれば..
してこなかった事への後悔が、頭の中を駆けめぐって行った..私の判断ミスでこんな結果になった。
悔やんでも悔やんでも悔やみきれない..頑張って生きて来た元気に、申し訳ない気持ちで一杯だ。

ルルメルままさんが、我が家へ寄ってくれた..一人ぼっちじゃないので、どうにか平静でいられた。
ルルちゃんも元気も食欲旺盛..二匹でお菓子の争奪戦を繰り広げていた..元気な姿が嬉しかった。
ルルちゃんが、布団に寝ている元気の横に行っても、全く怒らなかった..こんな事は、とても珍しい。
二匹並んで寝てる姿は、何だかとても微笑ましかった..こんな時間が、とても貴重に思えた..
元気にお留守番をさせて、ルルメルままさんをご自宅へ送って行った..内心ドキドキしていた。

我が家へ戻って、ドアを開けると、そこに元気の姿があった..布団を下りて、お迎えに来てくれていた。


       「ここは、病院の駐車場だよ」          「ルルちゃんなら、横にいても平気だよ」


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