|
2006/07/19(水)
一夜明けて..
|
|
|
昨夜は、元気に添い寝をしながら、眠ってしまった..切断をしなかった事で安心したのだろうか..
昨日、病院へ薬を貰いに行ったついでに、買い物をして来た..何を買って良いかも分からなかった。 カゴの中に入っているのは、元気の野菜ばかりだった..自分の物は、ほとんど買わなかった。 買い物の最中に、ふと店内の鏡に目を移すと、やつれた自分が映っていた..痩せたなぁと思った。 結局、夕食を食べたのは10時過ぎ..小さなフランスパンと野菜を食べただけ..これじゃ痩せるわ。
10時過ぎに、彼が帰って来た..豪雨の為、東名高速以外は通行止めで、大変だったと言っていた。 彼も、とても痩せた気がする..元気と私の為に必死で頑張っている..申し訳ない気持ちで一杯だ。 一睡もしていない彼が、娘を迎えに行ってくれた..娘は、両手一杯の食料を買って来てくれた。 栄養を取っていない私の為に、美味しそうな鰻を買って来てくれた..最近の娘は、とっても優しい。
今日の元気は、体に栄養が回って来たせいか、少し元気になって来た..ご飯もたくさん食べてくれた。 サプリの量を増やしたので、色んな匂いが鼻について、今まで以上に不味そうなご飯なのに.. オシッコも、足を引きずりながら、ベランダへ行ってくれる..ウンチも自分の定位置でしてくれる。 頑張ってる姿を見ていると、余計に辛くなる..骨が繋がってないのに、どうして左足が着くのだろう。
夕食を食べていて、ふと悲しくなって来た..春頃まで、食事の最中にも、隣に元気が座っていた。 何か、おこぼれを期待して、お座りをして待っていた..そして、催促のガリガリをしていた。 今は、隣の部屋の布団の上でじっとしているだけ..そして、おこぼれが運ばれて来るのを待っている。 鰻を食べながら、泣いている私を見て、娘が「泣くなぁ〜今を受け入れろ〜これが現実なんだよ」と.. 優しいんだか、ドライなんだか、良く分からない..でも、きっと娘も心の中で泣いているのかもしれない。
お世話になっているショップの店長さんに、手術中止の電話を入れた..声を聞くのは、春以来だった。 肝臓の数値を上げる為の、食事療法を教えて貰った..新しく入荷した馬肉を送って貰う事にした。 いつも、とても親切に応対してくれる..動物の健康を、本当に心から考えているのが伝わって来る。 店長さんのお陰で、何の治療も施されていない元気が、ここまで生きて来られたと思っている。
彼も仕事に出かけ、娘も帰ってしまった..元気と二人きりの静かな時間が流れて行く..寂しいな。
「あっ!パパが帰って来た」 「ご飯はママに食べさせて貰ってるんだ」
|
|
|
|