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2006/07/20(木)
久し振りに..
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今朝は、雨が止んでいた..そして、とても涼しかった..元気を、お散歩へ連れて行こうと思った。
コナママさんと、いつもの遊歩道で待ち合わせをした..元気は歩かないので、駐車場まで抱いて行った。 坂道を下りる時に、とても重いと感じたが、背骨を触るとゴツゴツしていた..やっぱり、痩せたようだ。 左後ろ足が、外側に向いてプラプラして来た..もう、筋肉もコラーゲンも役に立たなくなって来た。 それでもウンチの時は、大地にしっかり着けて気張っている..でも、その後ろ姿はとても辛そうに見える。
カートに乗せて、待ち合わせの場所へ向かった..元気の顔は、あまり嬉しそうではなかった。 縄張りに着いても、下りたい素振りも見せなかった..カートの上で、お人形さんのように動かなかった。 待ち合わせの場所に、ジョンちゃんのママがいた..手術が中止になった事と、その理由を伝えた。 手術の朝、手を合わせて祈ってくれていたとの事..無事に済んで、無事に帰れますように..と。 ハチちゃんのママも来た..みんな心配してくれていた..私は、元気から大事な宝物を授かった。
コナママさん、コナちゃんと、以前の病院へ向かった..アニコムに提出する書類を貰う為だ。 コナちゃんは、元気を気にしながら歩いていた..カートの横を歩いてみたり、時々振り返ったりしていた。 元気に怒られてばかりいるのに、心配そうにカートを覗く..やっぱり、ワンコは何かを感じ取るのだろう.. 病院までの道のり..良くなる事を信じて、元気と歩いた遊歩道..今日は、とっても遠く感じた。
院長が留守なのは知っていたので、助手の先生と話をした..もっと獣医の勉強をしたいと言っていた。 そう..学ぶ事はたくさんあるはず..このまま、この病院に埋もれてしまったら、もう先は見えてる。 院長と意見が違っても、それを患者に伝えられない..何度も、それは違うんじゃないかと思っていたと.. 元気の病気の始まりは、院長に勧められた「ヒルズのダイエットフード」..ここから全てが狂って来た。 それまで、それなりに健康だったのに..ストラバイト結晶から始まり、足の腫瘍までに至ってしまった。 もう何を言っても遅いけど、獣医としての責任だけは全うして欲しかった..本当に悔しい〜.....
カートの上の元気は、一度も体勢を替えなかった..オシッコの為に下ろすまで、ずっと同じ体勢だった。 もう、カートの上で、体勢を変える事も出来なくなってしまった..体力も気力も限界なのだろうか.. 我が家へ戻っても、自分の布団の上でずっと眠ったままだ..私の後ろから、寝息だけが聞こえて来る.. ベランダに座って煙草を吸っていたら、そこに元気な元気の姿が見えた..外の見張り番をしていた。 去年の今頃は、バリバリに元気だった..外を通るワンコ達を、じっと見つめ楽しそうにしていた。
泣くな、泣くなと言われても、今日は泣けてしまう..今まで我慢していた涙が、一気に溢れて来た。
「心配そうに覗き込むコナちゃん」 「ここは、元気とのお休み処」
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