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2006/08/13(日)
ぶち切れ〜
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お盆の帰省ラッシュに巻き込まれ、疲れ切った彼が帰って来た..でも、何故か優しくなれない。
寝ていないのは、分かっていた..眠いのも、分かっていた..寝たいのも、分かっていた.. それでも、少しは甘えたかった..お昼ご飯を食べて、ウダウダしていたら、買い物へ行きそびれた。 晩ご飯を何にするかと聞いても、なかなか答えが返って来なかった..もう、いい..ぶち切れた!! 「買い物になんか、行ってくれなくて良い」..と捨てぜりふを言い残し、ベランダの片づけを始めた。
大きな植木の奥にある、ツル性の葉っぱを切ろうと腕を突っ込んだら、傷だらけになってしまった.. その傷を見ていたら、涙がこぼれてきた..腕の傷が痛い訳じゃない..心の傷が、痛み出したから.. 元気が少しでも歩きやすくする為に、思い出のある植木も捨てた..全部捨てれば事はたやすいが.. 捨てきれない物もある..毎年、手入れもしないのに、咲いてくれる花もある..その命は捨てられない。 そうして、ベランダで格闘している私を見ても、彼は何の手助けもしてくれない..また、ぶち切れた!!
部屋へ戻れば、元気のオシッコタイム..私のやっている事を見て、覚えて欲しいのにその態度は無し。 う〜〜っ!!..ついに、発狂した〜〜泣きながら、ドレッサーの椅子を足でガンガン蹴ってしまった。 その途端、元気が立ち上がり、私を止めようと歩き出した..そうだ、何時だって元気が止めに入った。 私が一人で発狂してる時も、彼と喧嘩をしてる時も、元気が止めに入って、事なきを得て来たんだ.. 我に返り、元気を寝かせて、頭を撫でながら謝り続けた..元気は、そんな私を見て安心したようだ。 結局、私はいつでも元気に癒されている..いなくなってしまったら、私はいったいどうなるのだろうか。
夕方、お散歩へ行く事になった..元気に、「お散歩へ行く?」って聞いたら、目が輝いて来た。 大学病院で、腫れた足に針を刺されるまでは、何のためらいも無く、駐車場まで抱いて連れて行った。 刺されてしまった足は、皮膚が露出して赤くただれてしまっている..そして、以前より腫れてしまった。 長い時間、抱かれているのも苦痛みたいだ..だから、人手がないとお散歩へ行けなくなってしまった。
縄張りの電信柱の前で、元気をカートに乗せたら、ピーピーと鳴いた..きっと、降りたかったのだろう。 降ろしてあげたいけど、万が一こけたら、腫れた足を損傷してしまう..可哀想だけど、降ろせない。 遊歩道に着いた時は、もう真っ暗になっていた..それでも、元気の瞳はキラキラと輝いていた。 歩けなくても、外にいる事が嬉しいんだ..そして、今日は彼が一緒だから、余計に嬉しそうだった。 出来る事なら、毎日外へ出してあげたい..キラキラ輝く瞳がみたい..自由を奪ってしまってごめんね。
夕食は、お弁当だった..お弁当を食べ、アイスクリームを食べたら、いつの間にか眠ってしまった..
「これから、お散歩へ行くんだ!」 「ママ〜ボクのお菓子も買ってくれた?」
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