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2006/08/28(月)
奇跡の復活!
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昨日、夕方の4時にオシッコをしたきり、朝になっても立つ事が出来ないので、オシッコも出来ない..
このまま、オシッコが出来なければ、腎臓に負担がかかって、命に関わる..こんな事で死なせたくない。 何度か、ベランダへ出してみたが、やっぱり立てない..病院へ行ってカテーテルを入れて貰おう.. そう思ったが、カートに入れる事も出来ない..抱いて、連れて行く事も出来ない..考えたあげく、 往診が出来ないか、病院へ電話を入れてみた..だが、冷たい返事だった..往診はしていないと.. 昔から来てる患者で、近くに住んでいないと出来ないと..在宅医療は、受け入れていないと.. あげくに、近場の獣医さんに来て貰って、カテーテルだけの処置して貰えばと言われた..冷たいよ.. そして、腎臓の機能が正常に働いていれば、必ずオネショをします..それまで待っても遅くはないと.. 腎臓の機能が正常でなければ、そのうち口から泡を吹きます..そうなったら、命の保証はないです。 飼い主の不安な気持ちなど、これっぽっちも考えていない..それでも、この病院へ運ぶしかない.. りっぱな建物..大勢の獣医師達..大勢の看護士達..大学病院を小さくしたような組織なんだ.. 動物医療の在り方を、もっと心から考えて欲しいと思った..在宅医療を受けられれば助かる命はある。
カートに入れられないので、コナちゃんのベットを借りる事にした..あれなら、多少の時間は横になれる。 コナママさんが、ベットを運んで来てくれた..その時、元気は不味いご飯を、嫌々食べていた.. 完全拒否して、口を開けなかった元気が、コナママさんが来た途端、嫌々ながらも口を開けてくれた。 そして、ご飯を全部食べてくれた..きっと、コナちゃんのママに励まされて、力が湧いて来たのだろう.. コナちゃんのベットの匂いを嗅がせてみた..クンクン嗅ぎ回った直後、元気がオネショをした.. しかも、大量のオシッコだった..それまでの暗い気持ちが飛んで行った..してくれれば何でも良い。 ワンコのオネショを初めて体験した..キャパを越えればオシッコが出るんだ..腎臓の機能は正常だ。 嬉しくて、嬉しくて、元気の始末と、布団の始末と、洗濯物の始末をニコニコしながらしてる自分がいた。
本格的な介護が、スタートすると思っていた..今までの介護に、下の世話が増えると思っていた。 ところが、彼が出かけた直後..コナちゃんのベットに顔を埋めていた元気が、立つ素振りを見せた。 右後ろ足を踏ん張って、立とうとしていた..その姿を見て、抱き上げてベランダへ連れて行ってみた。 何と、何事もなかったように、普通に歩き出した..そして、その場でオシッコとウンチをした。 もう、立てないし歩けないと思っていたのに、見事に自分の力で復活したのである..コナちゃん効果? 元気を抱きしめ、頭を撫でながら一杯誉めてあげた..そんな私を、照れくさそうな顔をして見ていた。 うつぶせでしか寝られないのに、ひょいと横になって、目の前にあるお水を飲みに行く仕草も見せた。
元気の生命力は、飼い主の私にさえ理解出来ない事がままある..生きたいと思う力が強いのだろう。
「ボク、オシッコが出なくて疲れた」 「オネショしちゃったけど、すっきりした」
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