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2007/11/28(水)
やっぱり眠れない..
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胸が重苦しい..締め付けられる..寝ようとすると、余計に頭が冴えて来る..思う事は一つ..
勇気も私も、余命をはね除けたくて頑張って来た..生きていた半分の時間を、病院通いに費やした。 初めは抵抗していた点滴も、素直に受け入れるようになっていた..これが、自分に科せられた運命。 そんな思いが勇気の態度から、伺い知る事が出来た..本当に健気だった..痛々しいほど健気だった。 まだ、1歳にならないワンコが、どうしてこんなにお利口さんなんだろう..いつもいつもそう思っていた。 普通のワンコなら、到底生きられない尿素窒素の数値、105、99、150、180、270..主治医も奇跡だと..
いつも言われていた..「元気君を介護していたママだから、勇気君は生きていられるんですよ..」 「ママの看護が良いから、ここまで生きられたんですよ」..私だから生きられた?..そうは思わない。 もっと、優しい人はたくさんいるだろう..私なんか、疲れてくると小さな勇気にさえ当たり散らしていた。 元気は、また始まったか..で済んでいた..そして、おもむろに私の機嫌を取るように顔を舐め回した。 でも、勇気は違っていた..私が当たり散らし始めると、怯えた顔で部屋の隅に座りじっとしていた.. 元気にも勇気もフォローはしていた..でも、傷ついてしまった心は元には戻らない..同じ過ちを繰り返した。
集中点滴をする前に、主治医と良く相談すべきだった..後、どれくらいの時間が残っていたのか.. 短い時間なら、いつもの点滴に毎日通い、傍に置いておくべきだった..一緒にいてあげれば良かった。 どんなに寂しい思いで、病院のケージの中にいた事だろうか..勇気の心は、不安で一杯だったろうに.. 集中点滴を開始してから、しなくなっていた事をし始めた..私が、パソコンをしている時の膝乗り.. パソコンを始めると、すーっと膝の上に乗って来て、顔を左腕に乗せ、てこでも動こうとしなかった.. 「ボク、ママと離れていたから寂しかったんだよ〜」と、訴えていたのに、それに応えようとしなかった..
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