|
2007/02/21(水)
思い出3..
|
|
|
昨日、前の公園に、ジョン君のママの姿が〜慌てて、勇気を抱いて、ママが近くに来るのを待っていた。
私の姿に気がついて、「新しいワンちゃんが来たのね〜元気君に似てるよ〜これで心が癒されるね」.. 本当に嬉しそうな顔で、そう言ってくれた..ジョン君のママは、元気の事を心から心配してくれていた.. お散歩で会う度に、元気の体を撫でながら、優しく声をかけてくれた..元気は、いつも嬉しそうだった.. 元気が死んだと伝えた時も、体の調子が悪いのに、お線香をあげに来てくれて、祭壇の前で泣いていた 元気が6月まで使っていた小さい方のカートを、ジョン君が使っている..元気も、きっと喜んでいるだろう。
去年の今日..3日目の朝..いつものように朝食前のお散歩へ..これが10年来のチロルでの日課.. どんなに寒くても、どんなに雪が降っていても、どんなに雪が積もっていても、決して欠かした事がなかった 凍てつく寒さの中のお散歩は、心も体もシャッキとする..元気の、オシッコや、ウンPから湯気が上る.. 雪の上に出来た黄色いシミを見ながら笑う..そんな私達を見ながら、得意そうな顔でまたオシッコをする 左後ろ足が悪いのに、そんな事は少しも感じさせないほど、雪の上をしっかり踏みしめて歩いていた..
朝食を終えて、彼の友人が待っている峰の原スキー場へ向かった..元気は大人しく送り出してくれた。 妙に大人しかった..一昨年までは、私達が玄関を出るまで吠え続けていたのに、静まりかえっていた。 そんな静けさが寂しかった..元気は、今の自分をわきまえているんだ..そんな元気がとても愛しかった 友人の奥さんが、スキー場で怪我を負ったので、早めに切り上げ、元気を連れて雪原へ出かけた..
雪原の雪質が固かったので、元気は少し歩きづらそうだった..時々、滑って転びそうになっていた.. 元気は、あまり楽しそうではなかった..とぼとぼ歩く元気の背中が、「帰ろうよ」と言ってるような気がした 元気は、チロルへ帰りたくなると、自分で向きを変える..この時も、元気に促されてチロルへ戻った.. 10年間続いた雪原での遊びも、この日が最後になってしまった..生後半年の冬から、10歳の冬まで.. たくさんの事を学ばせてくれたダボスの雪原..私達にとっては、最も思い出深い場所となってしまった..
そして、今年も3月4日〜3月6日まで、思い出深いダボスの地へ出かける..元気の思い出と会う為に
「去年の2月21日 10年間続いていた早朝のお散歩も、夕方の雪原遊びも、これが最後の姿..」
|
|
|
|