|
2007/04/19(木)
思い出のゼブラへ..
|
|
|
今朝も、冷たい雨が降っていた..この雨が止んでくれないと、ゼブラで遊べないな..そう思っていた..
「寒いから、ゼブラじゃなくてカフェに変更しようよ〜」と言うルークママさんに、「行くだけ、行ってみよう〜」 そう言って、ゼブラ方面に向けて走り出した..久し振りの運転、無事に着くかどうか自信がなかった.. 運転は5分もしないうちに感を取り戻したが、空は相変わらず低い雲に覆われていた..大丈夫かな? そう思いながら走っていたら、ゼブラが近づくに連れ、低い雲の合間からお日様が見え隠れして来た.. ゼブラに着く頃には、青空から暖かい陽射しが降り注いでいた..元気が空の上で雲を取り払ってくれた きっと、元気も一緒に走りたいんだろう..そんな思いで門を開け、懐かしいゼブラの中へ入って行った..
去年の7月初旬、最初で最後のゼブラ..そして、ここが元気とお出かけした最後の場所となってしまった やっと、この場所へ来る事が出来た..元気が、重い足を引きずりながら必死で歩いていた2番目のラン この場所でルーク君と勇気を遊ばせる事にした..ゼブラで撮った写真を持参して、ベンチに置いてあげた 暖かい陽射しの中で、ルーク君と勇気は飛んだり跳ねたり、ボールを追いかけたり、楽しそうに遊んでいた 暖かい陽射しが差し込むベンチに置いた元気の写真も、一緒に楽しみながら笑っているように見えた..
私達以外、誰もいないラン..貸し切り状態..少し寂しい気もしたが、心は開放感で一杯だった.. そろそろ、お腹が空いて来たので、カフェに移動する事にした..去年このカフェでアクシデントが発生した 元気が寝いた場所に、灰皿が倒れて来た..かろうじて、直撃は免れたが、心臓が止まる思いだった.. 元気の体に突っ伏して、泣き崩れてしまった..そこに居合わせた全員が、私達を心配そうに眺めていた その場所に立った時、その時の情景がはっきり浮かんで来た..ここに元気がいて確かに生きていたんだ
駐車場で帰り支度をしていたら、ゼブラの方に呼び止められた..そして、元気の安否を聞かれた.. たった一度しか来てないのに、元気の事を覚えていてくれた..あの後、どうしたのか気になっていたと.. あの時カフェに居合わせた人達の間で、元気の事が話題になっていたと言う..皆が心配していたそうだ 「ここへ来た2ヶ月後に、死んだんですよ」..「そうだったんですか..でも、きっと幸せだったと思いますよ」 「あんなに頑張って生きていたんだから」..元気は、見知らぬ人の記憶の中にも確かに生き続けていた
元気は、短い命を懸命に生きてくれた..幸せな生涯だったのだろうか..写真の中の元気に問いかけた
「暖かい陽射しを浴びて、写真の中の元気も気持ち良さそうだった..去年と同じ場所に写真を置いた」
|
|
|
|