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2007/05/16(水)
八回目の月命日..
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2時15分まで後2時間..元気の命が尽きるまでの2時間、私は何をしていたのか、ほとんど覚えていない
元気の、苦しそうな息使いが聞こえていた..ストローでお水をあげていたのは、確かに覚えている.. 口の横から、お水を入れてあげると、美味しそうに「ゴックン、ゴックン」..でも、お腹が膨れて来ていた.. 腫れ上がったお腹のリンパが破裂したら、もっと苦しい思いをする..どうすればよい?どうしたら良い? その時、ルークママさんは心の中で、「早く楽にしてあげて..最後の言葉を言ってあげて」そう思っていたと でも、私は苦しそうな元気を見ていても、死ぬなんて思ってもいなかった..元気は絶対に死なない.. あんなに、一生懸命頑張って生きて来た元気が、こんな簡単に死ぬわけがない..まだまだ生きてくれる やせ細った背中を撫でていたら、たくさんのしこりに触れた..こんな体になっても、生きようと闘っていた 元気は、薄れ行く意識の中で、いったい何を感じ、何を思い、私達に何を伝えたかったのだろうか?..
2時10分..勇気を抱いて、ベランダの窓辺に座った..元気☆は、建物と建物の間に移動していた。 夜空を見上げ、元気に話しかけていたら、涙が止めどなく溢れて来た..勇気が涙を必死で舐めていた そして、私に抱かれたまま、ベランダの一点を見つめていた..視線の先は、元気の縄張り見張り番処。 「そこに、元気兄さんがいるの?こんな夜中に、縄張り見張りしたって、ワンコは通らないのにねぇ〜」.. そこは、元気が転びそうになりながら、必死でオシッコをしていた場所..今でも、その姿が目に浮かぶ.. 元気へ..【元気ごめんね..もっと生きたかったよね..もっと一緒にいたかったよね..ママを許してね】
病院を変えなかった事..大学病院へ行ってしまった事..死なせてしまった事..悔しい..悔しい..
「この祭壇を、いつまで経っても片づけられない..片づけられる日は、やって来るのだろうか?」
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