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2005/07/10(日) 最愛の生産者死去・・
今日は11日ですが10日が開いていたのでここに書き留めます。

私をローヌワインの虜に引き入れた凄いワインの生産者であるエドモンド・ビュルル氏が死んでしまった・・。
もうあのワインが飲めないのだと思うと・・宝物のひとつを失ってしまいました。

丁字屋の取り扱いローヌワインの生産者としては、一番人気のエドモンド・ビュルル氏。

数年前まではビュルル氏の名前は地元でこそ知られていましたが、世界はもとよりフランス国内でもあまり有名ではありませんでした。

しかし、今では世界から注文が殺到するほどの有名生産者の仲間入りを果たし、パーカー氏も4ツ星にランク付けしている程。
毎日のようにワインを買い付けに蔵元に訪れる人々や問い合わせの対応に追われていたそうです。

素晴らしいワインを造ることしか頭に無いビュルル氏は、人と会うのが大変苦手で、破れかかったズボンに今にも切れてしまいそうなベルトという姿で現われ、オシャレとは縁遠い農家のオジさんそのものでした。

農家の納戸と言っても良いようなワイナリーでは、100年前から時間が止まってしまったような雰囲気があり、近代化という言葉と全く縁の無いワインプレスや大樽、発酵槽などが今でも現役で使われていました。

暗く湿った室内は重々しささえ漂っているのです。

エドモンは片目を失い、片手も自由に動かなくなってからも美味しいワインを造りつづける事だけを考えていた..。
もちろんそのワインの味はあの低価格からは考えられないほどの素晴らしいワインだった。

私はエドモンの作ったワインでこちらの世界に魅了されました。

エドモンド・ビュルルは天国に行った今も素晴らしいワイン造りに励んでいるのだと思います。

今日からエドモンのワインは全て売り場から撤去致します。

お祝い事や考え事があるときにだけの自分用にさせて頂きます。


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