|
2005/09/15(木)
国会議員になったら・・・・・
|
|
|
いつも購読している大阪の佐野屋さんというネットショップオンリーの酒屋(地酒のみ)があるのだが、こだわりの地酒を扱う一方で店主の話も面白いので今回は佐野屋さんのお話を抜粋してみました。
なかなか趣があるお話です --------------------ここから----------------------------------------------------------
●もし私が国会議員になったら。
日曜の選挙で自民党が圧勝した結果、比例区で「棚ぼた当選」者が現れるというニュースをテレビで見た。
安井純一郎氏は、西早稲田で食品スーパーを営む普通のおじさん。 大学の先輩である自民党の武部幹事長に頼まれて名簿に名前を載せたところ、今回の圧勝で当選してしまったとか。
もう一人の杉村太蔵氏は、自民党が行った緊急公募に会社からファクスで応募。比例南関東ブロックの35位に立候補する事になった。 通常なら当選はあり得ないのだが、名簿の上位にいた多くが小選挙区で勝つなどをした結果、繰り上がって当選してしまったとの事。
ひょっとしたら、何か1つのきっかけがあれば、私もあなたも国会議員になれていたかもしれない。
もし私が国会議員になったら。
取引先の蔵元から「先生」と呼ばれ、てちやほやされるに違いない。 外で人と会う毎に「国会議員」という肩書きで自分を紹介できる。 うーむ悪くない話しだ。
このメールマガジンで「棚ぼた当選しちゃいました」なんて書いてしまうとかもしれない。
そんな事より議員の給料がどれくらいもらえるのかが気になる。 早速ネットで調べたところ、国会法第35条にて「議員は、一般職の国家公務員の最高の給料額より少なくない歳費を受ける」と決められているらしく、無役の議員で月額137万5000円とか。これにボーナスにあたる期末手当てが718万円加わり、年収2400万円が保障されている。
更に文書交通費という名目で月に100万円が支給。JRのグリーン車、飛行機のビジネスクラスが乗り放題らしい。
どうせ私なんて棚ぼたで通ったゴースト議員だ。 国会に参加しても座っているだけなので、ボスが来いと言われたときだけ国会に出かけ、ボスに言われるとおり票を入れるだけ。 ゴースト議員なので秘書は一人でいいだろう。
一番、熱心になるのはテレビ出演だとおもう。 堂々とテレビに出られる機会などそうある訳ではない。マスコミには積極的に出て佐野屋の名前を全国に広め、良い顧客を沢山確保する。やっぱり佐野屋で日本酒を売ることが本業だ。
そうしてもし任期の4年まで解散しなければ、 2400万×4年=9600万円が手に入る。ますます悪くない話しだ。
しかし、気が付いたときには既に遅し。自民党の歴史的な圧勝は終わってしまった後だ。
もう、こんな事は100年先まで起こらないだろう。 100年先、私は生きていれば139歳。万が一生きていたとしても、 そんな年になって9600万が手に入れたとしても、医療費以外に使い道はないと思う。
以上で終わり。不謹慎な話しで申し訳御座いませんでした。 「もし」の話しですので大目に見て下さい。 ---------------------ここまで---------------------------------------------------- WebShop佐野屋 http://jizake.com/CorePage.html
|
|
|
|