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2007/10/10(水)
new poor
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new poor という社会現象?があるらしい。今日、テレビでやっていた。派遣や契約社員で、極貧生活を送ってる人々のこととか。
確かに、このご時世、正社員として就職できるのは、ある意味奇跡なのかもしれない。
江戸時代で言えば、中間みたいな感じで、派遣社員や契約社員の人が遣われているのである。要するに、用があるときだけお願いして、あとはサヨナラ。みたいな感じである。
正社員による派遣、契約社員に対する見方にも、差別的なものがあるという。
が、どこも同じと考えるのはどうかと思う。 アタシの周りも、ほとんどが契約社員だが、アタシ自身、バイト生活も派遣生活も長かったせいか、この人は派遣だから、とか、この人は契約社員だから、と言った見方はしていない。
というのも、自分自身、派遣だろうがバイトだろうが、ガンガン意見もしたし、社員以上の働きをしてやるぜという気概があったからである。底辺から成り上がっていくのが大好きなのだ。 下克上、万歳だ。
ところが、今は逆に、派遣社員、契約社員自身が、自らを卑下してしまっているところがあるように思う。 もっとガンガンでしゃばって行けよー!と思うのだが、『自分は契約社員だから・・・』と遠慮してしまうらしい。
契約社員の方が圧倒的に数が多く、もしも彼らがごっそり辞めたら、たちまち会社は立ち行かなくなるわけで、『あんたらが作ってる会社なのに』と思うのだが、彼等の中の、正社員、契約社員 の意識はかなり強いみたいだ。
また、『契約社員』であることに、逆に甘えている面も見られなくはない。全員がそうとは言わないが、どうしても、意識の違いを感じざるを得ない。そこが非情に残念であり、勿体無いと思う。
でも、まあ、うちの会社の人々は、今日テレビで見た人たちに比べ、大分恵まれてるよな〜と思った。 しょっちゅう休んでても、仕事できなくても、クビにならないんだもの。海外旅行なんぞ行ったりして、アタシなんかより余程リッチに思えてしまうのだ。
で、見終わって決意したのだが、40のアタシがこのご時世に正社員でいられることは、まさに奇跡。だから、多少のことがあっても文句も言わず、目立たず大人しく、定年までしがみついておこう。
・・・・こうして、アタシもつまんない社員になっていくのだ。 日本を殺したな、小泉さんよ。
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