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2007/08/12(日)
コツ
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昨日、今日と昼間に三味線の練習をした。 夜はコソコソと小さい音で練習をするので、でかい音で堂々と練習できるのは土日の昼間しかない。
木曜日に5回目のお稽古があったのだが、そのときに新曲『春風さん』を戴いた。 お師匠さんが唄ってくれるのを聴いて、『うっ。こりゃ手強い』と思ったのだが、二時間も練習すると、とりあえず三味線は弾けるようになった(唄は最初から諦めている感がある)。
ところが、アタシが弾くと、ギターの音色のようになってしまい、三味線らしさが全然出ないのである。 お師匠さんが弾くのを聞くと、音も全然でかいし、いかにも三味線の音になっている。こりゃ一体何が違うのか。
で、昨日、ライブに行って、閃いた。 お師匠さんの相方の人は、撥を使って三味線を弾いていたのだが、撥は、弦に叩きつけるようにして弾く。そういえば、お稽古のときに、お師匠さんが、三味線というのは形は弦楽器だけど、どちらかと言えば打楽器のようなもので、打つように弾くのだと言っていたのを思い出した。
アタシは弦をビョイーンとギターみたいにはじくようにして弾いていたので、こもって小さい音しか出なかったのではあるまいか。
で、早速、今日は意識して打つ感じで弾いてみた。 すると、『これだ!!』という音が出た。
前回、調律が上手くいかないことをお師匠さんに相談すると、テープの最初に、本調子と三下がりの調子を吹き込んでくれた。 その音合わせをするときも、同じ音が出せたので、ようやくへんてこな調子のまま練習しないですむようになった。
最初から最後まで、流して弾けるようになってはいたのだが、打つようにして三味線らしい音が出るようにと意識しながら弾くようにすると、ところどころつかえてしまい、なかなか上手くいかない。
やはり三味線、一筋縄ではいかない。 が、それだけに面白いのである。
それにしても、今年はよく浴衣を着たなぁ〜。 6月一杯で着物の会は解散したのだが、解散してからの方がむしろ浴衣だの着物だのを着て出かける機会が増えるというのは不思議だ。
ていうか、自分で着たいときに着てどこにでも出かければいいんだから、そりゃそうか。という気もするが。
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