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2006/12/15(金)
傷
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忘年会から一週間。 今日は、仕事が終わってから会社の仲間三人で飲みに行った。
職場では一週間、何ごとも無かったように過ごしてきたのだが、みんな、やっぱり心の中では常に考え続けてきたに違いない。 とても一人じゃ抱え切れん。という気持ちがあったのかもしれない。で、行きますか。ということになった。
結局、最後までその話は触れずじまいだったが、いよいよ店を出なくちゃならないというところで、その話が始まった。 やはり、みんな常に考えているという。そりゃ、そうだ。
昨日、忘年会のときの写真が出来たといって見せられた。 ニッコリと楽しそうに笑う奴の最後の姿が写っていた。 言葉が出なかったが、なんとなく、ホッとしたのも本当である。
ああ、そうか。楽しんでたんだよな。と。
どのような形にせよ、あれが奴の寿命だったのだとしたら その最後の日を、楽しく過ごせたのなら、それはそれで良かったのかもしれないな。と。
だが、そう考える一方で、いや。やはりそれはエゴなのではないか。自分を楽にするために、そんな風に思おうとしているだけでないのか。痛かったに違いない。苦しかったに違いない。怖かっただろう。悲しかっただろう。もっと生きたかっただろう。死にたくなんか、なかっただろう。死ぬ前のひととき、楽しく過ごしたからといって、それが何の慰めになろうか。
いや、でも。。。。
そんなことをグルグル考えてしまう。
本気で笑えるようになる日は来るのかな。
いつか、来るよな。
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