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2007/09/15(土)
兄さん、喧嘩を売るときは(2)
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(つづきである) バカ従兄弟とは別のバスに乗ったので、姉ちゃんと『まだやっつけ足りないな』と話していると、前の方で何やらデカイ声で喋ってるおっさんがいる。
どうも妙な様子だと思って聞いていると、どうやらバスの運転手に、『もっとクーラーを効かせて冷やしておけ』とか何とか、ネチネチとでかい声で文句言ってるらしい。 別に暑くもなんともなかったのだが、そのオッサンは昼にマイクロバスに乗ったときに、突然『気分が悪い』と言い出し、降りたオッサンだった。どうやら、そのときの事をバスの運転手のせいにして、ネチネチやりだしたらしいのだ。
『こんな暑いときにクーラーを効かせておかなかったら、後ろの方にいる人が具合が悪くなるだろう!!いいか、××バス、燃料が高いとか、色々大変なことはあるだろうけど、それがサービスだろう。大体、勘違いしてるんだよ!ねえ、そうでしょう、皆さん!!』などと、何故か勝手にみんなを代表したヒーロー気取りになって、ガミガミネチネチ怒鳴りまくり。
あーあー、最悪。いるんだよねぇ、こういうバカ。 客だからって、明らかに強い自分の立場を利用して、弱い立場の人をイビる、チン○小さいやつ。サイテー。
シーンとするバスの中で、更にバカオヤジが運転手を責め始めたその時、ブチ切れた姉ちゃんがいきなりスックと立ち上がり、『ちょっと!!もういいでしょう!!いい加減にしなさいよ大人気ない!!こんなことして、(亡くなった)おばちゃんが可哀想!!』と、逆にバカオヤジを怒鳴りつけた。 『うっひょ〜!!姉ちゃん、やった〜っ』と思っていると、オヤジが小さい声で『スイマセン!!・・・オコラレチャッタ・・・』と、ショッボ-----ン となってしまった。
うーん。さすがアタシの姉ちゃんだ。普段は我慢に我慢を重ねる人で、アタシや母ちゃんの方が余程キレ易いのだが、本当にキレたときの姉ちゃんは、怖いもの知らずである。 ショボーンとなったバカオヤジが、それでも悔し紛れにまだ何か言おうとすると『まだ言うか!!』と更に一喝。むしろ母ちゃんが『お姉ちゃん!!』と小声で止める有様である。
『我慢できなかった』という姉ちゃんに、アタシは『いいよ。よくやった!!』と言った。たとえ他の誰にもわかってもらえなくても、ワシは姉ちゃんが正しいと思う!!姉ちゃんがやらなきゃ、ワシがやったとも。・・・いや、できないかも(笑)
ところが、バスを降りるときに、後ろにいた叔母さんが、『ありがとう。よく言ってくれたわ』と姉ちゃんに声をかけた。続いて別の叔父さんも。
そして、父ちゃんも、『いい事言ってくれるなぁ〜』と思って聞いていたら、『・・・ん??この声は??』と、後から姉ちゃんであることに気付いたのだという。 そんなわけで、色んな人に褒められて、無事、一日が終了したのだった。
しかし、よくよく考えてみると、バカ従兄弟に舐められた怒りが、そのままあのバカオヤジに向けられたような気がしてならない。多分、あんなことがなかったら、バカオヤジに対するお手厳しい一言も、もう少しお手柔らかになったのかも。 バカオヤジはとんだとばっちりを食ったのかもしれないのだ。 ま、結局オヤジが悪いんだけど。
兄さんがた、人に喧嘩を売るときは、相手をよーーく見てから売れや。でもって、周囲にどんな奴が居るか、も、よーーく確かめてからにしろ。 母ちゃんDNA を受け継いだ、うちら姉妹がいるところで、アホな喧嘩しかけてくると、痛い目見るゼ〜。
・・・・って。 いずれも自分や誰かに売られた喧嘩ではあるけれど 結局、騒動をおこして、おばちゃん泣かしてるのは、ワシら姉妹か?(笑)
でも、まあ、うちの親族が集まるときに、このような騒動はつきものなのである。 きっと、おばちゃんは、『またやってる(笑)』って、いつものように、静かに笑っているに違いない。
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