独りごちる。
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2007/09/17(月) 色即是空
さて、いきなりだが写経などやってみた。

実は前々から本屋で『鉛筆ではじめる写経』等の本を見て、気になっていたのだった。

おばちゃんが亡くなって、おかんが寂しがるといけないので、霊を慰める意味でも、一冊買ったろか。と思い、昨日本屋に寄ったのだが、いまいちいいのがないのでやめておいた。

今日は、形見となってしまった、戴いた反物を、着物に仕立てておかなくては、と、おかんを誘って仕立て屋さんに出かけて行ったのだが、あいにく休みであった。

で、そのままunidy へ。犬だの熱帯魚だのを、おかんとブラブラ見て歩くうちに、写経セットを見つけた。すると、おかんが興味を持った。お手本入りの練習用紙20枚入りと、筆ペンを早速購入。その後、花などを見て歩いたのだが、なんとなくアタシも気になったので、同じセットを購入してみた。

そして今夜、風呂から上がるなり、写経開始。
下にお手本を敷くので、難しいもののそれなりに書けるのである。ただ、無茶苦茶肩が凝る。最初は正座して書いていたのだが、そのうちにおねえ座りになり、最後は胡坐をかいてしまった。

1/3程書いたところで、一文字書いては、『うーん。なかなか・・・』などと、いちいち悦に入った風に見入ったりしていたが、実は早くも飽きていたのである。

そのうちに、一文字ごとに悦に入ってたら、一生終わらない事に気付き、『忍耐、忍耐』と思いながら、なんとか書き進める。

ようやく1/2ほど進んだところで、『ところでどういう意味だ??』ということが気になり、頭から読んでみる。

『・・・・・・・わからん。まるでわからんが、とにかく"無"の字が多い。"無"になれって意味かもしれん』と、今の己に対する戒めも込めて勝手に解釈し、再び書き進める。

ようやく書き終わったときは、『ウギーッ』と、思わず叫びたくなるほどイライラと肩こりの限界であった。
全然、無になれないオレ。

で、最後に、願い事を書く欄がある。どうしようかと思いつつ、お手本を見てみると、無病息災とか、家内安全とかの例が書いてある。『痩せますように』とか、そんなことを考えていたのだが、どうやら漢字じゃなきゃ、いけないらしい。と思い直した。
で、考えに考えた挙句、『安眠』と書いた。とにかく、寝つきが悪いからである。

お経までは下にお手本を敷いて、それをなぞるだけだから、あたかも字が上手いかのように書けるのだが、願い事は自分で書かなくてはならない。
ものすごく慎重に書いたつもりだったのだが、いきなりそこから小学生並の字になってしまった。

この小学生並の『安眠』では、とうてい効果が得られようはずもなし。と思ったアタシは、ついでにその筆ペンで、宝船の絵を描いてみた。これを枕の下に入れれば、W効果で熟睡間違いなしである。

・・・って。何やってんだ、オレは。爺さんか!
ていうか、写経とかやっちゃって、どこに行こうとしてるのか、オレは。

姉ちゃんに写経と宝船の絵を写メールで送ったら、お手本無しの宝船の絵の方が、上手いと言われた。同感である。

しかし、何だかんだ言っても、虫の声を聞きながら、静かにお経を写すというのも、なかなか良いもんである。特に忍耐力のないアタシには、丁度いい修行かも。
無の境地には、程遠いけど。 ↓できあがり


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