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2007/12/23(日)
椿三十郎
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さて、昨日は信濃屋に行って、着物仲間とその彼と会社の仲間など5人でワイワイと飲み、またしても終電を逃したので店を移って朝まで飲んでしまった。
そんなわけで今日は昼過ぎに起きたのだが、特に何をするでもないうちに、アッという間に夜になってしまい、何となく物足りなさを感じたアタシは、M-1を見た後、突然思い立ってレイトショーで椿三十郎を見てきたのである。
元の方はまだ見たことがないので、もしかしたらそれが幸いしてるのかもしれないが、なかなか面白かった。織田裕二、格好良かったなぁ〜。 しかし何といってもアタシは、押入れ侍の佐々木蔵之介が良かった。クールな役もやるかと思えば、あんなマヌケな役もはまってしまうし、なかなか凄い人なんだなぁと感心してしまった。
こうなると大元の椿三十郎が是非見てみたい。という気がしてきた。DVD買っちゃおうかなー。
ところで昨日は悪天候の中、アホみたいに着物で信濃屋に行ったのだが、始発で帰ってくるなり、エエイと脱いでしまったので、コーディネート写真を撮るのを忘れてしまった。 紫の縞の木綿に徳利の絵の墨色の半幅を締めて行ったんだけどな。
そして、ようやく亡き叔母の形見となった着物が仕立てあがってきた。昨日取りに行ったのだが、店で見るなり、何だか涙が出てきた。着物はもちろんだが、襦袢が目が覚めるような優しくて美しい色柄である。それがそのまま、亡き叔母を彷彿とさせて、泣かずにはいられなかったのだ。
反物のままだったら、眠ったままだったものも、お金をかけて仕立てをすれば、一生着られる着物になる。 叔母から受け継いだ反物を、アタシが着て、アタシが死んだら、きっとまた誰かが着てくれるだろう。 これまでに集めてきた古着の着物も、そんな風にして、アタシの手元にやってきたのである。
洋服では、こうはいかない。ちょっと色落ちしたり流行が終わったらポイ、だ。
今度、この着物を着て、お墓参りに行こうと思った。 本当は、生きてるうちに見せてあげるべきだったんだろうけれども。
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